洗濯物干し場を作る

あーりーばーどの泊まってくれたお客さんには次回からのサービス向上のために必ず
要望・不満点・改善点を聞くようにしている。
その中で一番多いのが洗濯物を干す場所を作ってほしいというものだった。
手作りの、そしてぬくもりのあるサービスを旨とする我があーりーばーどである。
この洗濯干し場も自分で作ろうと決めた。
わかりやすい日本語で言えば、金はかけられないので業者には頼めない、という事である。

とは言っても自分ひとりで作ったものは台風どころか、ちょっと強い風が吹いただけで
吹き飛ばされてしまう程度で終わってしまうことは明らかだ。










そんな話を酒を飲みながらしていたら、シマの人たちが「よしっ！　俺達が手伝ってやる」という
ありがたい事を言ってくれた
この日はセイジさんとヒゴさんが仕事が終わった後手伝いに来てくれた
ヒゴさんは午前中の釣り指南に続いての指導である








みんな本職の大工ではない
しかしここの人は大抵この手の作業なら難なくこなしてしまうし、道具もプロ用のものを持っている
昔から何でも自分でやらざるを得なかったという事情もあるし、何でもできなければ仕事がないという
側面もあるのかもしれない
奄美に住む以上、自分もこの点は見習わなければならない

そんな中でだいたいの方針を話し合った後、支柱たてに入る










奄美で建物を作るときにまず最初に気にするのが台風対策である
基礎がしっかりしていないと吹き飛ばされてしまう
セメントを練る表情にも真剣さが漂う（ような気がする）









穴を掘って垂直に立てた支柱の根元に型を組んで、コンクリートを流し込み表面を平らにしていく
やり方はわかった
これから何でも自分でやっていくためには何事も経験して覚えていくしかない
実際に作業してみる












生まれて初めてセメントを塗って土台を固めた
我ながらすばらしい出来栄えだ
と、思ったのだが随分と手直しをされてしまった
そんなに簡単にうまくできるわけないか













最後にカドをななめに落として作業完了
このカドを落とす作業がきれいにできなかった
左官といのもなかなか難しいものだ














作業が終わった後は、北海道直送のジンギスカンとホルモンでビールをぐいぐい飲みながら疲れを癒す
奄美も毎日３０度超えが続いているので冷えたビールが実にうまい

テーブルが生まれ変わった

古いテーブルの表面を電動かんなで削りながらきれいにしていく。












初めて電動かんなというものを使ったのだが少し時間がたつと慣れて削るコツのようなものが
わかってくる
しかし刃のあとが小さな段差となって残ってしまう
段差なしで削ることは素人ではなかなか難しいことで、なかなかきれいにはできないそうだ









なんとか削り終える
木目が出てきて以前とは全く違う天板になった










ついてしまった段差をやすりで磨きながら平らにしていく
最後は細かな目のやすりで仕上げるとすべすべの手触りでつるつるの光沢を放つ天板へと生まれ変わる









ルーターで天板の縁を削り、丸みをおびさせる
とにかくいろんな工具があるものだ








残ったテーブルも削り並べて高さを調節する
削る前と同じ板とはとても思えないほどすっきりきれいになっている
杉の木材は木目がはっきりしている







防腐剤を塗る
前回作ったテーブルは色を薄めずに使ったためちょっと濃すぎる仕上がりになった
今回はシンナーで薄い色にして木目が見えるようにした












完成
修復前と較べてずいぶん印象がかわった
最近は暖かいので朝ごはんを外で食べているが、もっぱらこのテーブルを使っている

テーブルをリニューアルする

夏を迎えるにあたって今いろいろと家のまわりをきれいにしている。
花を植えたり畑の雑草を刈ったりしながら着々ときれいなペンションに様変わりしようとしているところだ







そんな中でテラスに置いてある古いテーブルが非常に気になりだしていた
足の部分の木材がぼろぼろになってしまいガタついているし、天板の表面も古ぼけてしまっていて
ここでご飯を食べてもいまいち雰囲気が盛り上がらない
そこでテーブルの足を切ってしっかり水平を保ち、天板も表面を削ってきれいにすることにした






今回も木工の腕も道具もピカイチの近所のＫさんに指導をお願いした
するとＫさんは車に電動工具を山ほど積んで手伝いに来てくれた
丸のこ・電動かんな・電動やすり・ルーターなどなど実にいろんな道具を用意してくれていた
大工もびっくり、素人の品揃えの域をこえている










まずはテーブルを起こして足のぼろぼろになった部分の修復をおこなう
ここが一番気になっていた部分だ










一気に丸のこで切り落としてしまう
先日作った新しいテーブルと高さを合わせなくてはならないのでレンガを敷いて調節することにする









足がしっかり固まったところでテーブルの天板部分を削ってきれいにしていく
ここで電動かんなの出番となる
工具を表面に当てるとどんどん削れて木屑が横から飛び出してくる
便利な道具を作ったものだ










黒くなった表面が削られてきれいな木目が顔を出してくる
手でかんながけをするよりはるかに短い時間できれいになっていく

あーりーばーどの部屋から外を眺める

奄美は冬だ。（別にどこでもそうだと思うけど）
外は寒々しい風景が広がっている。
我が家の窓を通して見える景色もさみしい。
特に最近は雨や曇りの日が多くモノクロームの世界が広がる






４部屋並んでいるうちの一番南端にあるＡ郷室の窓からは野菜を作っている南側畑が見える
こちらは野菜が育っているのが見えるので、まだ少しはカラフルさを感じる風景だ












反対側のＤ郷室は窓から北側の果樹畑が見えるのだが、こちらはまだほとんど何も植えていないので
殺風景な畑が広がるだけだ
ベランダから見える防風林の向こう側が畑だ











Ｃ号室のベランダから見えるのはさとうきび畑

どの部屋から見た風景もあまりぱっとしないのだが、これは木枯らしが吹きすさぶさびしい冬の夕暮れ
に撮った写真だからだろう
これが夏になると全然感じが変わってくるのだが・・














こんな寒い夕暮れは旧館にこもって電気ストーブで温まりながら一人寂しくインターネットで無料映画
でも見るしかない
奄美の冬は好かん
でも雨が多く畑仕事には一番いい時期なので、最も外で働かなくてはならない季節なのだ

お知らせ

ご心配おかけしております。

ニュース等で連日報道されておりますように
奄美豪雨で大変な被害がでておりますが
幸いあーりーばーどは少し小高い丘の上にありますので
被害はなく大丈夫です。

ただ停電は免れておりますが、携帯電話、ネット通信は寸断されて
おり　こちらから連絡ができない状態になっております。

開通しましたら、また　ここでお知らせしたいと思っております。


　　　　　　　　以上　　　埼玉からの代筆でございました