モノレールに乗って牧志駅で降りて、まず楽器屋に直行しました。“のんびり倶楽部”氏から指笛とサンバを買ってきてくれないかと依頼されていたからです。“のんびり倶楽部”氏は昨日飲み会に行くときにこの楽器店に立ち寄って三線を購入していたのです。
牧志の駅から国際通りを歩いていくとすぐにその楽器店が見つかりました。…ということは、昨日の飲み会は、国際通りをほとんど歩いてきたということだったんだ…と今さらながら驚いてしまいました。国際通りはにぎやかだけど、夜と昼の顔はずいぶん違うんだということを実感しました。
楽器屋に立ち寄って、“のんびり倶楽部”氏の依頼のものを探しました。指笛はすぐに見つかったのですが、サンバの名前をど忘れしてしまって「これでいいんだっけ」とうろうろしていました。三線もいろいろ置いてあるのでじろじろ見ていました。おばさんが近づいてきて「触ってみられますか?」と聞いてきたのですが、ペンションでの苦い経験もあるので、触ることは断りました。
店頭ではお兄さんが、一期一会の廉価版の音来(ニライ)という楽器を弾いています。「ハイサイおじさん」を見事に弾きこなしています。しばらく立って聞き惚れていました。実にいい音なのです。気づいた店員さんが、楽器の説明をしてくれました。ニライという楽器だそうで、少し弾いてみますか?と手渡してくれました。少し弾いてみたのですが、何とも言えない音色に変な感じでした。持った感じもなんか今ひとつしっくりこないので長く弾けそうにないな…という感じでいたら、「ギターを弾かれているならこんなのもありますよ」と取り出してきたのは何と4弦のギターです。「当店のオリジナルのギターなのですが、構造は全て一緒です。ギターを弾かれるのであればこっちの方がしっくりいきますよ」と言われて手にしてみると、これがすんなり弾けるのです。だんだん購買欲がムクムクと沸いてきます。すぐに衝動買いをするので家からは楽器の購入は止められていたのですが、30分もしない間に購入を決定していました。さすがにこれから下げて帰るわけにもいかないので宅配便で送ってもらうことにしました。配達されてからの家庭争議はちょっと気になりましたが、「なんくるないさー」と店を後にしました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/fd/b1ca09cec7f4c1426f09575e64cd3e98.jpg)
次に向かったのが今回の目玉である牧志公設市場です。にぎやかな雰囲気を感じ取ろうと思い、楽しみにしていました。ところが今日は12月30日。とんでもない賑わいです。世の中は正月前なのです。正月用の買い物でごった返していました。のんびりした観光客など立ち入る隙間はありません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/ca/cae2543013f18e299cb0795955cd64ed.jpg)
カメラを持ったおじさんなんか「ちょっと邪魔だよ。ひやかしはあっち行っておくれ!」という感じでしたが、恐る恐る奥へ奥へと向かいました。まず驚いたのは肉屋さんです。豚肉の売り方が半端じゃありません。豚足は山のように積み上げてあるし、三枚肉などブロックでどーんと置いてあります。ラフティーは正月にはやっぱり欠かせないのかもしれません。これをたっぷり作るのかなと思いながら豚の前でちょっとだけパチリ。
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次に魚屋さんのコーナーに向かいました。魚介類がまたすごいことになっています。これでもかというほど、あちらこちらに新鮮な魚貝があふれています。伊勢エビには少し触手が動きかけましたが、新鮮なうちに食べないとダメで、送るか冷凍ということだったのでちょっとあきらめました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/c3/e40abd7715f3d9e8b1b79e6140756813.jpg)
夜光貝もたくさんありました。この夜光貝の貝殻は蒔絵や螺鈿などたくさんの装飾品に用いられたことでしられています。黒潮と季節風に乗って奈良平安の文化を創り出していったものです。奥州藤原氏の平泉の金堂もこの貝を用いた螺鈿が使われています。そういう意味では、日本の文化を生み出した貝とも言えます。味はサザエに似ているそうです。
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市場では「にいにい!」とか「おばあ」とか言う声が聞こえてきて沖縄のドラマを見ているようなそんな感じがしてきました。
この市場の2階は食堂になっていて、下で買ったものがそのまま調理してもらって食べられることでも知られていますが、昼食を食べたばかりだったのでちょっと残念でした。
市場の中で行列をみました。何の行列かな?と見に行くと年越し蕎麦の行列でした。でもやっぱり沖縄の年越し蕎麦はいわゆる蕎麦ではなくて沖縄そばでした。やっぱり土地のものなんですね。
市場を奥へ奥へと進むといよいよ地元の人たちのための市場になってきます。こうなると、おばあの世界です。映画“涙そうそう”のにいにいがアルバイトしていたのもこのあたりかもしれません。さらに奥に進むと壺屋やちむん通りです。古い街並みを求めてこの壺屋やちむん通りをめざしました。このあたりは何と沖縄戦でも焼け残った地域ときいています。やちむんとは、焼き物を意味する沖縄の言葉です。やちむんの町らしく至る所に登り窯があります。
焼き物の店も通りに面して左右にあります。焼き物自体にはあまり興味がないのとお金がないのでそこらへんはさっとかわしながらでもちらちらとのぞき見しながら歩を進めます。
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歩いていると見事なお店を見つけました。古民家をそのままお店にしています。観光マップではかなり有名なお店のようで観光客が必ず立ち寄るようです。
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さらに歩を進めると今度こそ本物の古民家に巡り会いました。「すごい!」と思っていたら奥の方から例の画伯氏が出てきて「わしは、1時間くらい座ってスケッチしていたけどもう疲れたからこのアングルで写真を1枚撮っておいてくれ」と言われました。なかなかすごい人です。でも那覇も狭いですね。こんなところで再会するとは思いませんでした。この家はまだ人が住んでいるのです。「これ以上奥には入らないでください」の看板がありました。
カメラを持ってうろうろしていたら中からおばあが二人出てきました。「こんにちは」と声をかけるとやさしくにっこりしてくれたのでほっとしました。
さらに奥へと歩いていくと今度は立派な赤瓦の家がありました。この家はお店のようでした。でも瓦が立派だったのでパチリと1枚。
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さらに歩を進めると大きな通りに出てきました。ここはひめゆり通りです。この通りを歩きながら路地を見るとやっぱり撮りたくなる風景が広がってきます。歩きながら興味にまかせて写真を撮っていきました。
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空港に着いたのは集合時間の1時間前でした。でももうくたくたで何にもしたくないような状況でした。空港のレストランでやっぱりオリオンビールを注文して頭の中をクールダウンさせようとしますが、ジョッキのビールも飲み終えてもなかなか元には戻りません。もう1杯追加注文して時が過ぎるのを待ちました。
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みんな集合して搭乗口へ向かいました。少し時間があるので売店に行ってまた泡盛のロックを注文しました。飛行機の中で眠るためです。ところが飛行機の中ではなかなか眠れません。機内サービスでコーヒーをもらってそれを飲んだのですが、やっぱりまた最後にオリオンビールを注文して全ての沖縄旅行の日程を終了しました。帰りは一切車を運転していませんのでご安心を。
牧志の駅から国際通りを歩いていくとすぐにその楽器店が見つかりました。…ということは、昨日の飲み会は、国際通りをほとんど歩いてきたということだったんだ…と今さらながら驚いてしまいました。国際通りはにぎやかだけど、夜と昼の顔はずいぶん違うんだということを実感しました。
楽器屋に立ち寄って、“のんびり倶楽部”氏の依頼のものを探しました。指笛はすぐに見つかったのですが、サンバの名前をど忘れしてしまって「これでいいんだっけ」とうろうろしていました。三線もいろいろ置いてあるのでじろじろ見ていました。おばさんが近づいてきて「触ってみられますか?」と聞いてきたのですが、ペンションでの苦い経験もあるので、触ることは断りました。
店頭ではお兄さんが、一期一会の廉価版の音来(ニライ)という楽器を弾いています。「ハイサイおじさん」を見事に弾きこなしています。しばらく立って聞き惚れていました。実にいい音なのです。気づいた店員さんが、楽器の説明をしてくれました。ニライという楽器だそうで、少し弾いてみますか?と手渡してくれました。少し弾いてみたのですが、何とも言えない音色に変な感じでした。持った感じもなんか今ひとつしっくりこないので長く弾けそうにないな…という感じでいたら、「ギターを弾かれているならこんなのもありますよ」と取り出してきたのは何と4弦のギターです。「当店のオリジナルのギターなのですが、構造は全て一緒です。ギターを弾かれるのであればこっちの方がしっくりいきますよ」と言われて手にしてみると、これがすんなり弾けるのです。だんだん購買欲がムクムクと沸いてきます。すぐに衝動買いをするので家からは楽器の購入は止められていたのですが、30分もしない間に購入を決定していました。さすがにこれから下げて帰るわけにもいかないので宅配便で送ってもらうことにしました。配達されてからの家庭争議はちょっと気になりましたが、「なんくるないさー」と店を後にしました。
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次に向かったのが今回の目玉である牧志公設市場です。にぎやかな雰囲気を感じ取ろうと思い、楽しみにしていました。ところが今日は12月30日。とんでもない賑わいです。世の中は正月前なのです。正月用の買い物でごった返していました。のんびりした観光客など立ち入る隙間はありません。
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カメラを持ったおじさんなんか「ちょっと邪魔だよ。ひやかしはあっち行っておくれ!」という感じでしたが、恐る恐る奥へ奥へと向かいました。まず驚いたのは肉屋さんです。豚肉の売り方が半端じゃありません。豚足は山のように積み上げてあるし、三枚肉などブロックでどーんと置いてあります。ラフティーは正月にはやっぱり欠かせないのかもしれません。これをたっぷり作るのかなと思いながら豚の前でちょっとだけパチリ。
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次に魚屋さんのコーナーに向かいました。魚介類がまたすごいことになっています。これでもかというほど、あちらこちらに新鮮な魚貝があふれています。伊勢エビには少し触手が動きかけましたが、新鮮なうちに食べないとダメで、送るか冷凍ということだったのでちょっとあきらめました。
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夜光貝もたくさんありました。この夜光貝の貝殻は蒔絵や螺鈿などたくさんの装飾品に用いられたことでしられています。黒潮と季節風に乗って奈良平安の文化を創り出していったものです。奥州藤原氏の平泉の金堂もこの貝を用いた螺鈿が使われています。そういう意味では、日本の文化を生み出した貝とも言えます。味はサザエに似ているそうです。
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市場では「にいにい!」とか「おばあ」とか言う声が聞こえてきて沖縄のドラマを見ているようなそんな感じがしてきました。
この市場の2階は食堂になっていて、下で買ったものがそのまま調理してもらって食べられることでも知られていますが、昼食を食べたばかりだったのでちょっと残念でした。
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市場の中で行列をみました。何の行列かな?と見に行くと年越し蕎麦の行列でした。でもやっぱり沖縄の年越し蕎麦はいわゆる蕎麦ではなくて沖縄そばでした。やっぱり土地のものなんですね。
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市場を奥へ奥へと進むといよいよ地元の人たちのための市場になってきます。こうなると、おばあの世界です。映画“涙そうそう”のにいにいがアルバイトしていたのもこのあたりかもしれません。さらに奥に進むと壺屋やちむん通りです。古い街並みを求めてこの壺屋やちむん通りをめざしました。このあたりは何と沖縄戦でも焼け残った地域ときいています。やちむんとは、焼き物を意味する沖縄の言葉です。やちむんの町らしく至る所に登り窯があります。
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焼き物の店も通りに面して左右にあります。焼き物自体にはあまり興味がないのとお金がないのでそこらへんはさっとかわしながらでもちらちらとのぞき見しながら歩を進めます。
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歩いていると見事なお店を見つけました。古民家をそのままお店にしています。観光マップではかなり有名なお店のようで観光客が必ず立ち寄るようです。
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さらに歩を進めると今度こそ本物の古民家に巡り会いました。「すごい!」と思っていたら奥の方から例の画伯氏が出てきて「わしは、1時間くらい座ってスケッチしていたけどもう疲れたからこのアングルで写真を1枚撮っておいてくれ」と言われました。なかなかすごい人です。でも那覇も狭いですね。こんなところで再会するとは思いませんでした。この家はまだ人が住んでいるのです。「これ以上奥には入らないでください」の看板がありました。
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カメラを持ってうろうろしていたら中からおばあが二人出てきました。「こんにちは」と声をかけるとやさしくにっこりしてくれたのでほっとしました。
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さらに奥へと歩いていくと今度は立派な赤瓦の家がありました。この家はお店のようでした。でも瓦が立派だったのでパチリと1枚。
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さらに歩を進めると大きな通りに出てきました。ここはひめゆり通りです。この通りを歩きながら路地を見るとやっぱり撮りたくなる風景が広がってきます。歩きながら興味にまかせて写真を撮っていきました。
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空港に着いたのは集合時間の1時間前でした。でももうくたくたで何にもしたくないような状況でした。空港のレストランでやっぱりオリオンビールを注文して頭の中をクールダウンさせようとしますが、ジョッキのビールも飲み終えてもなかなか元には戻りません。もう1杯追加注文して時が過ぎるのを待ちました。
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みんな集合して搭乗口へ向かいました。少し時間があるので売店に行ってまた泡盛のロックを注文しました。飛行機の中で眠るためです。ところが飛行機の中ではなかなか眠れません。機内サービスでコーヒーをもらってそれを飲んだのですが、やっぱりまた最後にオリオンビールを注文して全ての沖縄旅行の日程を終了しました。帰りは一切車を運転していませんのでご安心を。