日本初の女性弁護士となり、民法の改正や家庭裁判所の設立に尽力した三淵嘉子(みぶちよしこ)。彼女がモデルとなった主人公、佐田寅子とその仲間たちが立ち向かった波乱万丈の物語を描いたNHKの朝ドラ、『虎に翼』がとうとう終了しましたね。この半年間、ずっと楽しみに観てきましたので、しばらくは「虎に翼」ロスが続きそうです(笑)
さて、そんな『虎に翼』に触発されたという訳でもないのですが、Amazon Primeで配信された『ビリーブ 未来への大逆転』を観ました。原題は『ON THE BASIS OF SEX』。米国史上初めて《男女平等》裁判に挑んだ女性、ルース・ギンズバーグの半生を描いた、実話を基にした映画です。
今でこそ私たちは、あたりまえのように自由や平等を謳歌していますが、そのいくつかは、ある裁判での勝利がなければ得られなかったものです。女性が希望する職に就くのは難しく、自分名義のクレジットカードさえ作れなかった1970年代のアメリカ。その時代に弁護士ルース・ギンズバーグが立ち向かったのが、当時専門家たちが100%勝ち目はないと断言した《男女平等》裁判です。立ちはだかる既成概念、既得権益や伝統の壁を打ち破るため、自らの信念に従って戦うルースの姿が心に残りました。とりわけ、建国百年で積み重ねた悪弊を未来のために断ち切ろうと訴える最終弁論は感動的かつ爽やかで、折しもその数日前に観た、『虎と翼』での尊属殺人をめぐる最高裁最終弁論を彷彿とさせるものがありました。
さて、そんな『虎に翼』に触発されたという訳でもないのですが、Amazon Primeで配信された『ビリーブ 未来への大逆転』を観ました。原題は『ON THE BASIS OF SEX』。米国史上初めて《男女平等》裁判に挑んだ女性、ルース・ギンズバーグの半生を描いた、実話を基にした映画です。
今でこそ私たちは、あたりまえのように自由や平等を謳歌していますが、そのいくつかは、ある裁判での勝利がなければ得られなかったものです。女性が希望する職に就くのは難しく、自分名義のクレジットカードさえ作れなかった1970年代のアメリカ。その時代に弁護士ルース・ギンズバーグが立ち向かったのが、当時専門家たちが100%勝ち目はないと断言した《男女平等》裁判です。立ちはだかる既成概念、既得権益や伝統の壁を打ち破るため、自らの信念に従って戦うルースの姿が心に残りました。とりわけ、建国百年で積み重ねた悪弊を未来のために断ち切ろうと訴える最終弁論は感動的かつ爽やかで、折しもその数日前に観た、『虎と翼』での尊属殺人をめぐる最高裁最終弁論を彷彿とさせるものがありました。
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