海の貴婦人 海王丸

門司港に白い帆船「海王丸」が寄港したとのニュースを新聞で発見。
早速、都市高速を飛ばして門司港レトロパークに出かけた。

レトロパークを抜けると、海王丸が白く優美な船体を岸壁に寄せて投錨していた。
４本の大きなマストがあり、最も高いのは５０メートルを越えるのだとか・・・・。


海王丸は航海訓練所に所属する、船員を養成するための練習船。
この船は、戦前から５９年間に渡って多くの船乗りを育てた初代海王丸の退役に伴って、
１９８９年に建造された二代目海王丸だそう。日本丸とは姉妹船の関係。
この日は、船内が一般公開されていたので、私も乗船させていただくことに・・・・。


デッキから見上げると、無数のロープが張られている。
海賊映画に出てきそうな格子状に組まれたロープ、
あれを伝ってマストに上ったりするんだろうか。


岸壁の傍にある海峡ドラマシップの展望テラスから海王丸を見下ろすと、
白く華奢な船体が一望できる。


この日は、午前午後と２回の船内公開が行われた。
これは、門司港レトロパークで見つけた海王丸寄港のポスター。


真っ白なセイルをあげた勇姿を見られなかったのが残念でしたが、
海王丸は、船体と大きなマストだけでも十分に優美で、
「海の貴婦人」という愛称で呼ばれるのも納得できました。