パラドクスの小匣

南原四郎、こと潮田文のブログです。

原監督に国民栄誉賞(東スポによると)

2009-03-26 21:10:38 | Weblog
 みのもんたが「朝ずば」で、小沢を攻撃していることについて。

 私は「朝ずば」見てないのでわからないのだが、かなり酷いらしい。

 いや別に小沢が酷いなら、酷く攻撃するのもわかるのだが、現段階ではとてもその理屈は通らない。

 で、その件について2chに次のような書き込みがあった。

 《政治献金とは、つまり全部賄賂ですと、みのもんたは言っている様な物だ。何か見返りがほしいから金を出すというのが政治献金だとしたら、政治資金という法律そのものの存在の意味すらない。 思想・信条・政治行動、それを応援したいというのが政治献金。「俺いくら出したから、上手く頼むぜ」それは、テレビ局内の常識ではあっても、政治献金というものの常識ではない。 何で小沢だけが大金なんだ。 つまり、それは、小沢に期待が大きいという事で、見返りというような発想はあほなマスコミの常套句なのだ。 法治国家としての危機。検察の特高化。これを平気で跨い行ったら、交代後の投手こそよりつまらぬ事件で狙い打たれる。 》

 2chは見ていてほとんどが不快なだけなのだが、時々、こういうまともな意見が載っている。(小沢に甘い、と言われるかも知れないが、大久保秘書の嫌疑が結局「虚偽記載」に止まっているのだったら、小沢に対する献金は、彼の政治家としての能力に期待したものと理解するしかないだろう)

 マスコミもこれくらいの見識はもっていて欲しいのだが。

 原監督に国民栄誉賞だって? よく見たら、東スポ。

 実は決勝戦当日、ちょうど岩隈がホームランを打たれて同点とされ、続く打者にもヒットを打たれたが、内川のファインプレーでことなきを得て、なんとか同点で終えた時点で、アパートを出たのだった。

 そしてその時、こう思ったのである。

 「岩隈はこれで交代すべきだ。」

 なぜかというと、岩隈は一点とってもらって、その後もチャンスはいくらでもあったのに、どうしても追加点がとってもらえていない状況だった。

 これは先発投手にとって最悪のパターンだろう。

 しかも、普通の試合じゃない。韓国では、「野球戦争」って報道しているそうじゃないか。

 岩隈がどんなに優れていても、絶対にもたない。そう思っていた矢先に同点ホームランを打たれ、さらにヒットを打たれた。

 岩隈に代るピッチャーがいないなら別だが、いくらでもいるのだから、次の回の先頭から変えるべきだ、さもないと、絶対にヤバいことになるにちがいない。

 斯く結論を出してから、TVのスイッチを切り、新宿の事務所に向かったのだが、事務所についてみたら、たしか、3対2で一点リードしている段階で九回裏。

 杉内がマウンドにのぼったが、左に代えて右が出てきたので、杉内は一球も投げずにダルビッシュが出てきた。

 そして、周知の通り、同点に追い付かれ、次の回でイチローが決勝打を打ったわけだが、前の書き込みで指摘した、原監督の「苦笑」は、ダルビッシュが打たれて同点になった時だった。(TVで確認した)

 おいおいである。もし、ダルビッシュ投入が原監督自身が決めていたなら、まさか「苦笑」なんかしないだろう。

 とまあ、それはそれとして、私が気になったのは、岩隈がいつまで投げたのかだったが、どうやら八回まで投げたらしい。

 つまり、ホームランを打たれて同点にされてから丸々2回か3回投げたのだ。

 そして、2点とられた。

 もちろん、岩隈であれ誰であれ、八回投げて2失点なら上々のできであって、誰も文句は言わない。

 でも、状況が状況だ。

 繰り返すが、岩隈に代る投手がいないのだったら、話は別だが、結局一球も投げずに退いてしまった、大リーグのスカウトに絶賛されたという、絶好調の杉内はじめ、いくらでもいる。

 すっかり逞しくなった田中のマー君だっているし、安定感抜群の西武の涌井だっているし、それこそ、ダルビッシュだっている。

 それでどんどん繋いで、最後に藤川でいいじゃないか。

 藤川って、私の印象では、あんまり信用できるように思えないのだけれど、でも、ストッパーとして選ばれたのは藤川だけでしょう。

 それを使わないなら、なんで選んだのか、ってことになる。

 まあ、調子が明らかに悪かったというのなら別だけど。

 今、改めてスコアを調べたら、岩隈がホームランを打たれたのは五回裏。六回は両チームゼロ。七回、八回に日本が一点ずつとったが、八回裏に韓国に一点とられる。とられたのは、なんと岩隈だった。

 つまり、原監督は八回まで岩隈を引っ張ったのだ。

 繰り返すが、がっぷり四つのままだったら、わかる。でも、むちゃくちゃ日本が押しまくっていて、それでも点差が最小のままだったのだ。

 つまり、むちゃくちゃピッチャーに精神的負担がかかっている状況だった。たしか、九回表も日本は絶好のチャンスを逃しているはずだ。

 つまり、これまで何回も韓国にやられたパターンを繰り返している。

 この最悪のパターンで杉内をだし、一球も投げずにダルビッシュに交代、そして同点。

 そりゃあ、原監督、苦笑いするわなあ……である。

 「どうなろうとオレ、しらねえよ。全部山田さんのせいだよ」と内心思っていたのではないか。

 まあ、私はそんなに野球好きってわけではないので、こんなに熱くなる必要もないのだが、マスコミこぞって、原采配を「絶賛」してるので、そんなわきゃないだろーと。