パラドクスの小匣

南原四郎、こと潮田文のブログです。

「善意の独裁者」こそ恐ろしか~

2009-03-04 20:34:33 | Weblog
 ノートパソコンの内臓電池が切れたため、日付け表示がめちゃくちゃになってしまい、送付したメールが変なところにしまい込まれてしまったようで、慌てた。

 内臓電池が切れていることはわかっており、またそのために日付けがでたらめになっていることもわかっていたのだが、ノートパソコンの内臓電池というものは、通常、交換しないようにできているのだそうだ。

 つまり、パソコン自体の寿命以上に電池の寿命はあるという前提で作られている訳なんだろうが、ともかくそんなわけで、もし電池を交換しようとしたら、「修理扱い」になるんだそうだ。(ソフマップ店員談)

 7000円で買った中古ノートをン万円で修理したくないので、日付け以外には別に支障がないのでそのまま使っていたのだが、以後もこのままとする。チクショー。

 さて、小沢秘書逮捕。

 ニュースショーを見ていたら、コメンテイターたちの表情がいつになく緊張しているように見えた。(ただし、小杉隆とかいう政治ライターは別。えらく呑気な顔をしていた。)

 中でも、元検察の大沢弁護士はかなり緊張した面持ちで、「捕まった秘書の認識の問題。秘書が《認識していなかった》で通したら検察はアウトだ。」とむちゃくちゃ力を入れて強調していた。

 私が思うに、そもそも逮捕原因となった西松建設の「献金システム」は、2006年にやめているが、それでも逮捕したのは、「もうじき時効になるから、今捕まえなければならなかった」んだそうだが、なんか変だ。

 そもそも、大沢弁護士の話だと、今回の事件は、「逮捕された秘書が認識していたか否か」の問題なんだそうだが、だとしたら、検察は、「2006年に献金をやめた」ことをもって、「違法と認識していたんだろう」と考えているのだろう……か?

 ほんとか?

 だとしたら、「違法行為をやめたことで、違法行為であることが立件された!」ということになる。

 んなバカな。

 小沢は記者会見で、「西松建設の私への献金が違法だと認識していたら、民主党の党支部に献金するようにしていた」と言っていた。

 献金先が政治家個人ではなく、「政党」だったらオーケーらしいのだが、だとしたら、ここは誰が考えても小沢の方が筋が通っている。

 私が思うに、ホリエモン逮捕以来、日本はほとんど検察、警察のやりたいほうだいの独裁状態、司法ファッショになっている。

 凶悪殺人犯人はほとんど捕まえることができないくせに、路上喫煙、大麻取り締まり法違反、駐車違反に眼を光らせ、真っ昼間でも人のカバンの中を覗こうとする。

 断ると、「なんか、やましいところがあるんですか~? ないんだったら見せて下さいよ~」と下卑た笑いを浮かべる。

 マスコミは、ここ数年間、未解決の凶悪犯罪が余りに多いことを大々的に追求してもいいはずなのに、どこもしないのは、警察を恐れているからだ。

 国会が動かないのも同様。警察を恐れているのだ。

 三権分立とかで、「司法の独立」を言うが、「司法」は警察という実力組織を抱えており、「司法の独立」は実質上、「司法の独裁」に通じる恐れがあるのだ。

 かつての日本軍国主義がそうだったじゃないか。

 そのことを朝日新聞は忘れたのか? 

 軍人は嫌いだが、警察官は好きか?

 小沢頑張れ! 頑張って選挙に勝って、検察、警察の「善意の独裁者」たちを一掃しろ!

 と、これまで高速無料化一本で民主党支持だったのだが、それに加えて、「反検察」で支持しちゃうぞー。(今回の小沢の「反検察」はイデオロギーじゃない。自分の身の安全に直結しているだけに、「伊達じゃない」と思いたい)