パラドクスの小匣

南原四郎、こと潮田文のブログです。

聞いてないよ!

2011-09-06 09:35:15 | Weblog
 上島首相がそこそこイメージ的には評判がいいらしいが、「マニフェストを実現せよ」派の私としては、最悪なのだ。

 あと、マニフェスト以前に、「増税」については言いたいことがある。

 日本は消費税をはじめ、税率が低いと一般的にいわれている。

 それで、財政赤字を受けて、税率を上げようと財務省はたくらんでいるわけだが、実際には、財務省管轄以外の、特別会計に計上されている金額(100兆円以上!)の多くは、諸外国では「税金」として集められているものだ。

 たとえば、健康保険や年金の掛け金は直接厚生省に行くし、高速道路の料金にしても、今は民間企業ということになっているが、諸外国では高速道路は無料が原則だ。

 別途とられる、新幹線の「特別料金」だって、特別会計的に含めてもいいかもしれない。

 アメリカで新幹線の売り込みが失敗したのは、料金体系で納得させることができなかったためだそうだ。

 なるほどな、と思う。

 あと、最近知ったのだが、消費税は、諸外国では「消費の最終段階」で消費者が払うのだが、日本では、蔵出し税というか、たとえば本を例にとれば、紙を仕入れ、印刷をし、製本をし、といった各段階できっちり消費税を国にとられている。

 そのようなわけで、現状の五パーセントでも、実質的には、十数パーセントの諸外国とほぼ同じらしい。

 それに、諸外国では、食料品はゼロか、ゼロに近い。

 ただし、外食を除く。

 たとえばイギリスなんかでは、レストランで食事をすると17パーセントとられるが、食材そのものはゼロだそうだ。

 日本では、弁当屋が仕入れた米、肉、野菜等、全部5パーセントの消費税を払い、なおかつ消費者が5パーゼンとはらっているわけだ。

 すっかり自炊派になった私としては、「外食」のみにかかるというのは、いかにも合理的であり、また健康のためにもいいと思うのだが。

 上島首相はこのような実態を知っていて、なおかつ「増税」しようとしているのか?

 財務省の幹部に対し、帽子を投げ捨て、「聞いてないよ!」と言ってくれれば、上島首相を支持する。

 ところで、その「自炊」に欠かせぬ電磁調理器具(ガスではないのだ)の調子が悪く、近所のリサイクル屋に行ったら、電磁鍋があった。

 ちょっと大きすぎることと、お湯を沸かしたり、シチューを作ったりできなさそうなので、他を探してみようと思っているのだが、その時、リサイクル屋のおばさんが言っていた。

 「女子大生が一回使っただけよ」。

 おいおい、同じ台詞を冷蔵庫を買ったとき言ってたじゃないか。

 「女子大生が一回使っただけなんで、きれいでしょ」と。

 いやまあ、実際きれいだったし、今も故障なく使えているので、全然かまわないんだけどさ。

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