パラドクスの小匣

南原四郎、こと潮田文のブログです。

なんじゃ、こりゃー!

2007-08-23 20:54:52 | Weblog
 経済産業省のHPを見たら、リサイクル法における「リサイクル」とは、中古販売ではなく、従来は「ゴミ」として破砕した上、埋め立てられていた家電類を、丁寧に分解し、アルミ、銅、ガラス等を資源として再利用すること、これがリサイクル法で言う「リサイクル」だった。そのリサイクル率は、現在、50%強だそうだ。つまり、1キロのアルミを原材料として使っていたとしたら、その半分強を再度抽出しているというわけである。

 もちろん、このような作業には、お金がかかる。だから、売った人、買った人がそれぞれ少しずつ負担しましょう、というわけだ。

 なるほど、ここまではわかった。

 しかし、問題は、まだまだ使える家電類はどうなるのか、ということだ。ホームページの解説をじっくり読んでいくと、リサイクル法に、次の項目があることがわかった。

 『引き取った家電類を中古品として再利用する場合、お金をとってはいけない』

 「なんじゃ、こりゃー!」である。「再利用可/不可」をどこで分けるのだ? 「これはまだ使えるので、お金はいりません」なんて正直な業者がどこにいる? 突っ込まれるとまずいので、「とりあえず、書いただけ」の酷いザル法だ。(実際、多くの回収業者は、有料で預かった家電類を分別して、使えるものは海外に売り払うことでぼろ儲けしているらしい。)

 安部首相をはじめ、麻生外相、小池防衛大臣、管総務大臣らが外遊中だが、「ニュースゼロ」のキャスターが、「国民の税金を使って、留任するかどうかわからない大臣たちが外遊している。費用対効果ということを考えると、首を傾げざるを得ない」なんてバカ言っていたが、「この3人は、何らかの形で次期内閣に留まる可能性が高い」とか何とか言ってみたらどうか。もちろん、「推測」ということだが、それがキャスターの役目だろうに。

 しかし、このバカはともかくとして、次期内閣メンバーに公明党が入るかどうかを問題にする向きが一切ないのはどういうわけか。今は、冬芝が国土建設大臣だが、もし、公明党からの入閣がゼロとなったら、明白に自公連立の解消を意味するだろう。もちろん、そこまで現段階ではっきりさせる必要はない、という理由による「入閣あり」、という予想も成り立つが。