パラドクスの小匣

南原四郎、こと潮田文のブログです。

女性の歳

2007-08-20 20:30:09 | Weblog
 以下、日経新聞より。

《「28度では暑すぎるのですが」。環境省が提唱する温暖化防止活動「チームマイナス6%」 事務局に、クールビズ運動に困惑しているといった声が寄せられている。
 なぜ冷房で28度の設定温度を推奨するのか。同事務局は、「建築基準法などの法律で、 執務室の設定温度が28度以下に定められている。運動に取り組みやすいように、この 温度を掲げたにすぎない」と答える。
 省エネルギーセンターによると、ノーネクタイ・ノー上着の実践で、体感温度は2度 下がる2005年にクールビズ運動が始まる前、東京都のオフィスビル約1万6000棟の 平均室温が約25度であったことを考えると、2度上乗せした27度が適当ではないのだろうか。
 首都大学東京の石野久彌教授は、「27度までは、衣服の調整でも対応できるが、28度は
扇風機で気流を起こすなどの工夫が必要だ」と話す。 》

 28度プラス扇風機が最適という、私の書き込みの正しさが証明されて(というほどのことでもないが)、ちょっとうれしかったが、28度の根拠が、「建築基準法の設定温度を流用したに過ぎない」というのには、ちょっとがっくり。せっかく誉めたのに。

 しかし、この時期になると思いだすのが、黒澤明監督の『野良犬』とか『生きる』といった映画で、白ワイシャツの裾をまくった三船や志村が扇子で煽いでいる姿。何故か、夏が多いのだ。あと、群馬県の素人オーケストラの活躍を綴った映画の、これも、何故か、夏が舞台で、白ワイシャツ姿でさかんに汗を拭う岡田英次。事務所には常に扇風機が廻っている。共演が岸恵子で、彼女がまた、今でも当時と変わらない美人というのが驚きだ。

 そういえば、昨日、テレビ朝日で特効映画をやっていたが、これも「夏」が背景になっている。

 とか言って、「感動押しつけ」映画であることは、一目瞭然。そして、その「感動」のもとは、「反戦」なんだろう。全部わかっちゃうから、一分も見なかった。

 しかし、海老蔵はやはりかっこいい。熱気がある。この「熱気」を「特攻」と結び付けなければならない。そのための「夏」じゃないか、と思うのだが、日本にだって人材がないわけでないだろうに、なんで才能皆無の監督に撮らせるのか。ボロ脚本でも、監督に才能があれば、なんとか見れるようになるものだと思うのだが……。

 ところで、「美人」といえば、モデルの山口小夜子が死んだそうだ。享年57。
 
 歳を知って、「え?」と思った。私より若いじゃないか。イメージ的には、ひとまわり近く年上(小夜子様ごめんなさい)のような気がしていたのだが……。しかし、ということは山口小夜子は前田美波里より若いのかと思って、前田美波里の年齢を調べたら、たしかに彼女のほうが山口より四つほど年上だった。

 ところで、歳といえば、姪のシマ○マホが「来年30だよ~」と騒いでいたので、「まだ20代だったのか」と言うと、「今、28だよ」という。「え?」と言うと、「あと二ヶ月で29になるの。で、来年中には30になるの」とのこと。なるほど(笑)。