パラドクスの小匣

南原四郎、こと潮田文のブログです。

引越し奮闘中です

2006-07-05 20:05:08 | Weblog
 引っ越しを機に、パソコンのモニターをブラウン管から液晶に変えた。最初の中古屋で、「マックなんですが、大丈夫ですか」と聞くと、「うちは、ドスブイの店なので、マックでも大丈夫とは言えない。メーカーに問い合わせて下さい」と正論だかなんだかしらないが、剣もホロロの応対。「コネクターがあっていれば、大丈夫なんでしょ?」と言うと、「機械は、大丈夫か大丈夫でないかのどっちか。大丈夫かもしれない、ということはあり得ない。したがって、“大丈夫でしょう”などと言えない。」と、理屈をこねる。量子力学の論争しようってんじゃないんだからさ、要は、口のききかただ。「大丈夫かもしれないけど、うちに文句を言われても困るのでね」とでも言えば、それでいいのに。
 嫌な感じを残し、近所の、これは新品のモニター専門店に入ったら、中古と値段が大して変わらない。モニターは消耗品なので、なるべく新品が良いと聞いたことを思い出し、姿勢が大分傾きつつ、念のために、先の中古屋と同じことを聞いた。すると、店員は親切に教えてくれた。
 「どこのメーカーさんも、マックでもOKとは言ってません。ただ、アイ・オー・データさんだけは、カタログにも、マック対応、って明記してます。だから、アイ・オー・データのを買えば絶対に安心ですよ」。
 「なるほど、でも、そうだとすると、マックのユーザーの周辺機器はアイ・オー・データ製品ばかりになっちゃうね」
 「まあ、そうですけど、アイ・オーさんの製品はしっかりしてますから」
 「他のは駄目……というのではないのでしょう?」
 「そ、それは私には何とも言えないのです」
 と、前と同じようなことを言い出した。
 「回りがアイ・オー・データばっかりになっても、別にいいんだけどね……」
 いや、本当に、そういうことなのだが、無用の選択をしいられているようで、なぁ~んか、釈然としない。しかし、結局、アイ・オー・データの液晶19インチを買った。三万円弱。安い。19インチですよ……。

 橋本龍太郎元首相、死去。。髪の毛真っ黒で、元気そうだったのに。
 しかし、マスコミの追悼記事、番組等で、橋本が大蔵大臣だった時、バブル退治のため、不動産取り引きの「総量規制」というとんでもない大失政をやらかしたことに、どこも一言も触れていないのは何故か。多分、意図的に外したのではなく、マスコミには、「バブル退治」は悪いことではなかったという思い込みがあるのだろう。そうじゃない。悪かったのは、「バブルを起こしたこと」ではなく、「バブルを適切に収束させることができなったこと」にあるのだ。
 それとも、バブルが起きなかったら、その崩壊による悲劇もなかったと言いたいのだろうか。私としては、そのような消極的精神こそが、世界を震撼させた10年以上のデフレをもたらしたのだと思うが、それはそれとして、論争ぐらいしたってよかろうに。(ネットでは盛んに論じられているのだけれど)

 フランスのジダンとブラジルのカカが、全身滝のように汗を流しながらボールを奪い合っている写真を新聞で見て、「このあと、ちゃんとシャワーで、汗をしっかり流し落とさないと風邪をひいちゃうよ~」と思ったら、実は、私自身が風邪ぎみだった故の感想であったことに後で気づいた。汗だくで荷物を運んで、その後、冷房にあたったのがよくなかった。夏風邪は私の年中行事みたいなものだが、なんでまたかかっちゃうかなー。とはいえ、今のところひきかけなので、適切に処置すれば、無事、「収束」させることができるだろう。