活眼明察日記

物事の道理や本質を見分け、真相を明らかにする眼力を養いたい

だましの手口

2007-10-01 21:07:22 | Weblog
ひどい話があったものです。第一生命保険会社が9月末日時点で、保険金不払い件数と総額が、5万件超、130億円前後に達することが報道されました。4月報告と比べて件数で7倍、額も6倍に達するとのことです。

不払いの内容は「3大疾病特約」や「通院保障特約」等の特約部分が支払われていなかったとのことです。診断書が提出されていながら、特約部分が支払われていなければ会社側が故意に不払をしていたことになります。何故なら会社側が契約内容と診断書の内容を照合する義務があるのに、それを怠っていたからです。

「特約の請求を契約者に促さなかった」と会社側が説明していますが、これも払いたくないからの言い訳でしかありません。なんという杜撰さでしょう。生命保険に限らず、損害保険も不払いが問題になっています。

正当な保険金を受け取れなかった人達は、ほとんどが個人客で泣き寝入りしていたのです。文句を言ってトラブルになることが怖かったからです。取り扱い金額の大きい法人客には、不払いはないはずです。

最初から、個人客は足許を見られて顧客として見られていなかったのです。その良い例が、契約してから自宅に、一度も会社や代理店から安否を尋ねる訪問や電話などはありません。せめて一年に一回くらいは、気を使うべきところ、なしのツブテが現状ではないでしょうか。

保険会社は、病気やケガをしてもサポートする気はありません。これが保険会社の実態なのです。そして、重要なことですが、この業界、真面目で責任感に富む職員が少ないのに給料はどこの保険会社も超一流です。だって、詐欺した保険金を山分けしているのですからボッタクり放題なのです。