活眼明察日記

物事の道理や本質を見分け、真相を明らかにする眼力を養いたい

国・厚労省が公認していたブラック「すき家」の違法労働

2014-08-02 15:51:48 | Weblog
牛丼チェーン「すき家」の労働環境改善のため、親会社ゼンショーHDが第三者委員会を立ち上げたが、7月31日、同委員会からの報告書が社長宛提出された。

報告書はすき家店舗内の過酷な労働実態を指摘し、長時間労働の禁止や1人勤務の廃止などを求めているという。

すき家の数え切れない違法労働の実態は、労働基準監督署が把握して度々指摘していたが、刑事事件として告発することはなかった。何しろ、警察当局が1人勤務をさせないよう、申し入れしても何の対策もとらない、「札付き」の経営者だから、労基署の指摘も受け流しされていたことは間違いのないことであろう。

指導に従わない経営者に完全にロックアウトされた国、厚生労働省の役人たち。これほど社会問題化していたのに指をくわえて傍観していたことは、経営者の違法行為に行政もまた積極的に加担していたことになる。

ゼンショーが「犯罪隠し」に設置した第三者委員会。その委員会に先手を打たれた国、厚労省とその役人たち。すっかり馬鹿にされていた役人が、どのような指導をしていたのか、直接、役人の口から説明を求めたい。