Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

PEN LIFE1529.  標準レンズ・広角レンズ風に 

2018年05月29日 | Kyoto city

 京都の街では何かしらの用事をつくり、バスに乗るのではなく歩いて街を撮影しながら目的地へ行くことが最近の傾向。4月の連休前も足指骨折を引きずりながら久しぶりの街歩きだったし、二条の現像所へリバーサルフィルムを出しにゆく目的で、道すがらを撮影していた。少し肌寒い晴天下ではあったが、歩いた事がない道もあり、久しぶりに標準レンズだけをもってゆく楽しさを感じていた。

 昭和の末頃まで一眼レフとセットで標準レンズがついてきた。それぐらい基本的なレンズであり、今でも写真学校で生徒に買わせる機材が標準レンズではなかろうか。歪曲収差はほとんどないし解像度も高くそして安い。写真の勉強の最初は標準レンズに始まり、そのまま他のレンズを買い足すこともなく標準レンズだけで終わった人もいただろう。

 標準レンズは、広角レンズ風にも望遠レンズ風にも撮れる。それに明るいので露出に気をつかうことがない。だからAモードにして絞りを変え写り方や背後のボケ方を楽しんでいた。しかし使い込んでゆくと、広角でも望遠でない中庸的な性格に飽きることもある。

 アンリ・カルティエ・ブレッソンのようにパリのほとんどの写真を標準レンズだけて撮影したという逸話もあるぐらいだから標準レンズの格があがる。

  まあそれぐらい蘊蓄もあり面白いレンズではあると思われる。

 

2018年4月28日、京都市中京区因幡町、OLYMPUS E-M1Mark2、LEICA DG SUMMILUX 25mm/F1.4、ISO200,露出補正-0.3,f/11,1/125

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする