Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

PEN LEFE1232. 寒苦

2015年12月13日 | diving
 朝テーブルの上にイラストレーターでありエディターである堀内誠一さんの本が置いてあった。もう随分昔に出版されたものだけど、どういうわけか表に出てきた。しばらく彼のイラストを眺めながら、こういうイラストが描けるというのはすごい仕事量だと思っていた。空気のようにいつも絵筆が動いているのだろう。
 それにひきかえ文章の世界は、概念的ではあるが私には面白い世界ではない。よくもまあ執筆だけで作家は一生をすごせるよなと思っていた。
 ブログという形式も画像が付いていなければ、8年も書き続けることはなかったと思われる。といって論文や巷の原稿のようにその画像について論じているわけではない場合の方が圧倒的に多い。だからこのブログの画像と文章には脈絡がない。でも画像がないと前に進まないというのが私のブログ執筆スタイルなのだろう。
 今年の年末は、沖縄のフィールド調査のかたわら1日位はダイビングをしようと目論んでいる。だから万事早めに家の掃除をしたり年賀状を書いたりしたわけだ。あとは二つの原稿の目途を付けてしまえば休めるわけだとMacのカレンダーを見ながらため息。静かに師走がやってくるという感傷的なことより、風が冷たく寒い日々か続くことの方が難儀だ。寒苦といったらよいか。
 さて新国立競技場の応募2案が公開された。やはり泥縄プロジェクトも二人の日本人建築家を引きずり込み少し救われたのだろうか。考える時間も短く、ソフト・ハードに渡るプロジェクト全体を統括するプロデューサー的リーダーもおらず、全体のビジョンの共有もなく、迷走し続けているプロジェクトである。最近未知のことに挑戦しなくなったようにも思われるが。

沖縄県 本部
OLYMPUS EM-1,M.ZUIKO DG Fisheye ED8mm/F1.8
ISO320,露出補正-1,f5.6.1/160
コメント
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