みことばざんまい

聖書を原典から読み解いていくことの醍醐味。この体験はまさに目からウロコ。

#24 信仰の防衛:パート1 私の思考パターン

2021年09月07日 | 信仰の防衛
第1章
キリスト教神学

p31~
Chapter 1
Christian Theology
Part One
The Structure of My Thought
The Defense Of The Faith
Cornelius Van Til

◇◇

神のご性質(attributes)は、ひとつの単純かつ根源的存在とする以外に考えようがない。

全体は部分部分と一致する。

他方、神のご性質は、神ご自身が次第に獲得してきた特質ではない。

そのご性質は、その存在を根本とする。

各部分が集まり、その全体を形成する。

その全体から、われわれは、神における単一性と多様性が等しく基本的であり、かつ互いに依存していることを知る。

弁証学に関するこの教理の重要性は、次のような事実から知ることができる。

(キリスト教)哲学における課題全体は、単一性と多様性の関係という疑問の中に要約しうる。

いわゆる「一つと多数」の問題は、神の単純性の教理から究極的な解答が得られる。

コメント:

ヴァンティルが言うところの「神における単一性と多様性」とは何か。

脚注を参照にすると、「三位一体」のことを指していることが分かる。

部分とは、聖霊、御子、御父という3位の部分。

神における単一性とは、先の記事にあるように、神は唯一お一人であるということ。

欄外注14(要点):

神の単純性に関する教理は、「神はどのようなお方か」という疑問に対する(改革派神学の)解釈の中心にある。神の単純性に関するヴァンティルの理解は、われわれが三位一体を理解する仕方と類似している。すなわち、神の単一性と多様性の等価の極限が存在する。神の単純性の教理に関する重要な点は、神におけるそのような特質が実際に存在するとは考えられない。以下省略。



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