ブリッジがずれていた

2009-01-08 01:18:50 | Dano Column
私のPRO-1はオクターヴ・チューニングが全然合っていない。音は最高なだけにもったいないなと思っていて、どうにか合わせる方法はないかと考えているんだけど、今日は原点に戻って、12フレットからのナットとブリッジの距離を測ってみることにした。そうしたら、12フレットからブリッジまでの距離が短いことがわかった。そりゃあ合わないね。でも、なんでこんなに違うんだろう、当時はハイポジションを使うことがないから適当でいいや、って感じだったのかな、と思ったが、いくらなんでも、そこまで雑じゃないだろうとは思う。

今日、弦交換もしたのだが、そのときにようやく原因がわかった。12フレットからブリッジまでの距離が短くなったのは、弦の張力によってひっぱられることによってブリッジが前の方にずれてしまったからなのだ。ボディにはブリッジが当たって塗装のハゲた痕があるのだけど、弦を張る前はブリッジの先端はその痕よりも後ろだったのが、弦を張ったらその痕よりも前に来ているではないか。

以前にも書いたが、PRO-1のブリッジは鉄板を三角に折り曲げただけのもので、それを2本のネジでボディに直付けしている。40年以上も弦の張力でネック側に引っぱられているわけだから、ネジ穴も広がってしまうだろう。このブリッジは高さの調整もできないし、サドルというものがないからオクターヴの調整もできない。そのため、最初の組み立ての段階ですべてが決まってしまう。こういうものだから、オクターヴ・チューニングをきちんとすることについては最初から諦めていたのだったが、ブリッジを少し後ろに下げてやれば、とりあえず妥協できるところまでは持っていけるのではないか、ということで、方向性は出たので、近いうちにやってみたいと思う。
コメント (2)
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