1448をクリーニング

2009-01-03 00:10:37 | Dano Column
入手したばかりのSilvertone1448の弦交換とクリーニングをしました。今回手に入れたものもあまり状態のよいものではありませんでした。ブリッジを移動したのかビグスビータイプのアームをつけていたのか定かではありませんが、ボディに穴がいくつも開けられており、それを塞いだ痕が醜く残っています。購入を決めたときにはうかつにも気がつきませんでした。このモデルは多数出回っており、二アミントな個体はいくらでも見つかるので、しくじりましたですね。後で確認したところ、画像でも確認できましたし、コメントでも説明が加えられていました。たいしたことではないと思ってスルーしてしまったようです。実際はかなり目立っていますが。
ボディの穴のほか、ボディ全体に無数の磨きキズがあったのと、ボディの裏にある、ピックアップを固定するネジの穴が広がってバカになっていました。今回は磨きキズの除去とバカになったネジ穴の補修をすることにしました。このため、ボディからピックガードとピックアップをはずしました。画像を見ていただくと、電装部分が銅箔でシールドされているのが確認できると思います。

とりあえず塗装用のコンパウンドでボディ表面を磨きましたが、なかなか磨きキズは埋まりません。キズのない部分はかなり光沢が出て、なまめかしい感じになりました。塗装面なのであまり深追いして地肌が露出するのもよくないので、そこそこのところで妥協しました。少しはキズも目立たなくなったとは思います。

次にボディ裏のネジ穴の補修ですが、爪楊枝を短く切って木工用ボンドづけにして穴に埋めました。どうせネジの頭で隠れるので見た目はどうでもいいですしね。

木工用ボンドが乾くまでのあいだ、フレットや指板のクリーニングとその他の金属部分を磨いておきました。

ダンエレクトロのギターの場合、ピックアップはボディの裏からネジで固定するタイプとピックガードにマウントされたタイプがあります。ボディの裏からネジで固定するタイプの場合、ピックアップの高さ調整もそのネジでやるので、何度も調整しているとボディのネジ穴が広がってしまうのです。そうなるとピックアップがガタガタしますので、変に共鳴したりしますし、弾いていて気持ちが悪いですね。爪楊枝で穴を埋めてやればネジもしっかりと食いついて、ピックアップがしっかり固定されればやはり気分もいいわけです。

今回のギターはこうした問題点はあったものの、音そのものは言うことなしのヴィンテージ・ダンエレクトロ・サウンドです。オクターヴも3弦が若干シャープするくらいで、まあまあの感じになっています。



1448のチャームポイントだと私が感じるのは、コントロールノブのトライアングルですね。
コメント (4)
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