Silvertone 1449

2011-03-10 22:29:34 | Dano Guitars


シルバートーンのアンプ・イン・ケースが登場したのは1962年のこと。その1年後くらいに仕様変更したモデルがこの1449となる。
18フレット、1ピックアップの1448に対し、1449は21フレット、2ピックアップとなっているが、黒にシルバースパークルが施されたボディやピックガードの形状は1448と同じまま。フレットが増えた分、1449のほうが背が高い。



仕様変更はアンプにもおよび、出力が3Wから5Wに増え、スピーカーが6インチから8インチ、そして新たにトレモロが加えられた。

この1449、実は1963年の1年間くらいしか製造されなかったモデルなのである。その後すぐにレッドサンバーストの1457がアンプ・イン・ケースの2ピックアップモデルとなる。
1年間しか製造されなかったといっても、1449はそれほどレアというわけではない。もちろん1448や1457に比べれば目にする機会は多くはないけれども全然見つからないということもない。

私が今回手に入れたものはピックアップを切り替えるトグルスイッチが交換されていたり、フロントピックアップがコイル断線しているかのように音が小さかったり、状態はあまりよろしくない。この機会にダンカンのリップスティックを試してみるのも面白いかもしれない。
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動画で楽しむDano(73)

2011-03-05 00:55:32 | Dano Movies(洋)
12 String Danelectro Sitar Guitar at Deke Dickerson's Geek Festival 2011


Guitar Geek Festivalというのがあるそうだ。NAMMショーが開催される時期に合わせてのイベントのようで、今年で8回目であるとのこと。

このイベントを主宰しているのがディーク・ディッカーソン。ミュージシャン、プロデューサーであり、ライターでもある。「ギター・プレイヤー・マガジン」や「ヴィンテージ・ギター・マガジン」などに連載コラムを持っていて、カントリーやロックンロールとそれらの音楽に使用されてきた楽器に造詣が深い人のようだ。年齢を調べてみたら1968年の1月生まれということで、私と同学年。

今回のフェスティバルではヴィニー・ベル・トリビュート的な企画があったようで、ディークがダンエレクトロの広告に登場したヴィニー・ベルのようにターバンを巻いてエレクトリック・シタールを演奏している。その背後にはベルズーキ、左側にはヴィニー・ベル・コンボ(テスコのミシェルと同じボディを使用したもの)というエレアコ、右側には変形ロングホーンの6弦ベースと、ヴィニー・ベルが開発に関わったダンエレクトロ、コーラルブランドのギターたちが使用されている。



ちなみに演奏されている曲はヤコペッティの映画「世界残酷物語」のテーマ曲「モア」。いわゆる「モンド」のルーツ。
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動画で楽しむDano(72)

2011-03-01 21:45:30 | Dano Movies(洋)
Pat Metheny group - last train home Vienna 1991


パット・メセニーがコーラルのエレクトリック・シタールを使っていることは知っていたが、フュージョンは聴かないのでスルーしてしまっていた。今回ようやく聴いてみたらいい曲ではないか。

シタールだからとついラーガっぽいフレーズを弾いてしまいがちになるわけだが、別にそうしなければいけないということはなくて、この曲のような使い方も面白い。シタールというよりはギターシンセみたいな音にきこえる。

しかし、メセニーのはピックアップを交換していて、リップスティックじゃなくなっているね。そこのところが減点1みたいな。
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