動画で楽しむDano(137)

2015-07-29 23:48:20 | Dano Movies(邦)
ORIGINAL LOVE - STARS (short ver)


その濃ゆい顔貌とねちっこいヴォーカルワークが与えるインパクトは、計り知れない強度を備えている、というわけで、メディアへの露出度が再び高まっている田島貴男である。若い頃はそんなにねちっこいというほどでもなかったはずだが、この曲あたりでは、もうだんだんとねちっこい方へ、不可逆的に向かっている。

この映像で田島氏はダンエレクトロのU-2をかき鳴らしているのだが、年代的には1999年の、ダンエレクトロが復活した直後ということで。
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素晴らしき日本のエレキ

2015-07-12 23:26:21 | Music Life


ギターに関する本を見つければ、とりあえず手に取ってみるくらいのことはしておきたい。それが日本製ギターの本となればなおさらだ。というわけで、今回入手したのは「The History of Japanese Guitars」という本で、著者はフランク・マイヤーズというアメリカ人。「だのじゃん」的には「Drowning in Guitars!」の人ということになるのだが、彼は15年の歳月をかけて、地方のギターショップやアンティーク・ショップを回って手に入れた400本ほどのギターについて研究を重ねたという。そのサイトからも溢れ出ていた彼の日本製ギターへの耽溺ぶりがこうして一冊の本にまとまったというわけだ。

歴史的記述としては、日本エレキギターの草創期に大きく関わった人物(森岡一夫、松田童龍、松木三男など)についてや、ハワイアンからロカビリー、ロックンロールへという音楽的流行の変遷についてや、エレキブーム時のデータ的なものなどがあるが、松本や名古屋、浜松といった生産地について言及されているところは面白いと思う。

そしてこの本の大半を占めるのが当時の主要メーカーごとにまとめられたギターとカタログの画像なのだが、巻頭の謝辞を見ると、このあたりの資料を提供したのが、ビザールギターファンならだれでも知っているあのサイト、このサイトの人たちだったりするのである。

例えばこのページには、フランク・マイヤーズがこの本の取材のため来日したときの様子が記されている。

そのほか、ピックアップの画像がこれもまたメーカーごとにまとめられて掲載されていたり、当時の日本のギター販売の会社のリストが掲載されていたりするが、このあたりについてはあまりにも混沌としていてなかなか全容がつかめないこともあり、それゆえに本書の資料的価値を高めているように思う。

ちなみに、河合楽器の項目のところに、Coralのロングホーンモデルの写真が掲載されているが、ここはやはり「だのじゃん」的にはずせないところ。
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過去と現在

2015-07-07 21:24:37 | Dano Column


在りし日のダンエレクトロの社屋の写真については以前記事にしたことがあるが、最近になって、その現在の姿をおさめた画像がフェイスブックのタイムラインに飛び込んできた。建物自体解体されて、すでにこの世には存在しないものと勝手に思っていたもので、意外にもほぼそのまま残っていることに驚く。

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