スピーカーを交換

2009-03-28 23:36:09 | Other Amps
先日入手したヴィンテージ・ツイードアンプ、ハーヴァードですが、音量を上げるとスピーカーがビビるという症状がありました。エッジかコーンの不具合を疑っていたのでしたが、スピーカーをはずしてみると、思ったとおりコーンに亀裂がありました。もともとそうだったのか、海を越えて日本に来る途中でのことなのか定かではありませんが、この状態だと交換するしかありません。オリジナルジェンセンは私の部屋で安らかに眠っていただくことになりました。リコーンするかは未定です。






スピーカーを交換するとして、じゃあ何にするかということで、復刻版ジェンセンかウェーバーかで迷ったのですが、ジェンセンに決めました。

新しいスピーカーは2、3日前に届いたので、この休日に交換作業をすることにしたというわけです。

まずスピーカーの取り外しですが、配線がハンダ付けされていたので、早速吸取線を使ってハンダを除去する作業をしました。別にニッパーで切断すればいいのですが、ハンダ練習中なので。

次に取り付けですが、今回はハンダ付けはやめて、スピーカー交換を容易にするために、スピーカーケーブルにファストン端子を取りつけることにしました。専用の圧着工具を持っていないのでカシメるのが大変でしたが力業でいきました。そしてスピーカを取りつけて、音を出してみると、問題なく鳴りましたので、ネジを締めて、バックパネルも元に戻して完成です。





ところが、完成後にアンプの電源を入れたらパイロットランプが点灯せず、音が出なくなりました。原因はフューズでした。とりあえず、ハンダの練習台にした壊れたアンプのフューズが生きていましたので、それに交換したところ、無事に電源が入りました。

復刻版ジェンセンも素晴らしいです。しばらくエージングすればさらによくなるのでしょう。楽しみです。

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ハンダづけを練習

2009-03-27 22:46:51 | Music Life
ハンダづけは中学の頃、技術の時間にやったことがあった。それ以来、ハンダゴテを持つこともなく生きてきたわけだが、ギターを再開するようになってからは、ハンダづけを自分でできるようになれば、ショップに頼まなくてもピックアップやジャックなどのパーツ交換ができるというわけで、できるようになりたいとは思っていたのだった。

ハンダゴテは技術のときに使ったものを捨てずに取っておいたのでよいとして、ホームセンターでハンダとハンダ吸取線を買ってきた。ハンダは安いやつで、ケスターなんちゃらとかいうやつではない。

練習台には音が出ないアンプの基盤を使うことにして、ハンダを吸い取ってみたり、ハンダをつけてみたりを繰り返してみた。中学生の頃にインターホンをつくった記憶があるが、そのときは何の問題もなくハンダづけをこなせたはずなのに、今回やってみると意外にうまくいかないものだ。まあ、慣れればどうにかなるだろうという感じ。年を取って不器用になっていくというのは、甚だ面白くない。
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動画で楽しむDano(28)

2009-03-25 01:31:30 | Dano Movies(洋)
Led Zeppelin: In My Time of Dying 5/25/1975


やはりジミー・ペイジをはずすわけにはいきませんね。1975年のアールズ・コートのライヴ映像です。スライドで弾きまくっております。
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TEISCO K-3L

2009-03-22 22:41:01 | Other Guitars
リペアに出していたTEISCO K-3Lが戻ってきましたので紹介します。TEISCO続きですが、これでダンエレクトロ以外で私が所有しているギターもすべて紹介することになります。

TEISCOのKシリーズは1966年から70年くらいまで生産されたようです。このシリーズも例によってパーツ類の違いがあり、よくわからないのですが、私のものはピックガードが無地であること、ヘッドのロゴマークが丸いものになっていることから、後期のモデルだろうと思います。

Kシリーズは名前の由来ともなった、尖ったホーンが特徴です。これがアルファベットのKのように見えるということでKシリーズとなったわけです。かなり大胆でスペイシーなルックスです。こうした未来志向型のデザインは1950年代のアメリカのモダンデザインと根を同じくするものだと感じています。とても優れたデザインだと思います。



コントロール部は3つのピックアップのON/OFFスイッチとRHYTHMとSOLOを切り替えるスイッチが並んでいて、4つあるノブは3つのピックアップそれぞれのヴォリュームノブ3個とトーンノブが1個となっています。トーンの目盛は0が全開となります。

ピックアップはスクエアポールピースのものが3つあります。このピックアップもゴールドフォイルと並んでTEISCOを代表するピックアップですね。これがまたいい音がします。きらびやかであり、決してペケペケな音ではないです。ちょっとハウリングしやすいですけどね。



で、ペグですが、私のものはオープンバックではなく、ダンエレクトロでいうスケートキーのようなタイプになっています。

TEISCOのオリジナルは経年により劣化が激しいので、手に入れてそのままというわけにはいかないものが多いようですが、ナットやフレットを交換し、ネックを調整すれば、弾きやすくなりますし、まだまだ使えます。配線材なども換えるとさらにいいのかもしれませんが、今回のリペアではそこまではやりませんでした。
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話はいいから演奏しろ

2009-03-21 20:30:01 | Music Life
今日は音楽サークルの集まりに行ってきました。この集まりではメンバーが順番に演奏していくんですが、私はコレクターとして、持ってきたギターについてあれこれ薀蓄をたれてから1曲やるといった感じでやっています。レパートリーがないというせいもありますが、ギターについて話すのが楽しいというのもあります。
ところが、今回は「話はいいから演奏しろ」とダメ出しされてしまいました。この集まりは喫茶店のようなところでやっているんですが、サークルのメンバーだけではなく、たまたまコーヒーを飲みに来たとか、演奏を聴きに来たとか、そうしたお客さんも何人かいたりするのです。私にダメ出しをしたのはそうしたお客さんの一人でした。
今回はシルヴァートーンの1317を持って行きまして、スタイル・カウンシルの「My Ever Changing Moods」を歌いました。ダメ出しでちょっと動揺しましたが、まあどうにかやりました。人前で歌うのにも少しずつ慣れてきたようです。
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TEISCO SS-4L

2009-03-19 22:45:58 | Other Guitars
TEISCO SS-4Lの異様な姿はまさに「ビザール」という形容がふさわしい。これは1962年頃から生産されたものであるが、例によってヘッドの形やピックアップ、テールピースなどはいくつかの違ったタイプがあり、よくわからないが、私のものは多分、1964年頃のものではないかと思われる。

ボディにマウントされたメタル・ピックガードやゴールドフォイル・ピックアップ、そしてメタルで覆われたコントロール部によって、楽器というよりは兵器といった感じで、音よりも先に弾が出てくるのではないかと思わせる。スイッチやピックアップは多いほどよいという、ビザールギターのセオリーを踏まえた素晴らしいギターである。こんなギターをつくったTEISCOはやはりただのギターメーカーではないと思う。



とはいえ、SS-4Lはまったくのオリジナルではない。というか、EKOのEkomasterのコピーだったといったほうがいいだろう。コピーだったにもかかわらず、異様なヘッド、異様なメタル仕様によって、コピーの範疇から図らずも逸脱してしまい、TEISCOならではのオリジナリティを獲得してしまったというわけだ。



SS-4Lのコントロール部は、1Vol、1Toneであり、4つのピックアップのスイッチがついている。TEISCOのギターはトーンを0にすると全開になるというのが多いが、ここでは10が全開である。ピックアップのスイッチはむやみに大きく、カチっと止まらないので、演奏中ちょっとでも触れてしまうとスイッチがオフになり、音が出なくなってしまうということがあったりする。

他にもフレットがやたらに細かったり、ピックアップが4つも隙間なく取りつけられていたりと、演奏をいたずらに困難にさせる仕様となっており、一般的には弾きにくいギターとされていて、スライド専用に使われるケースが多い。でも、私は必ずしも弾きにくいとは思わない。ただ、ゴールドフォイル・ピックアップがちょっとした音もよく拾ってしまうので、押弦とピッキングに気を使わないといけないということはある。このピックアップは音も太めで、クリーンにしろ歪ませるにしろ、ブルージーな感じ。2番目と4番目のピックアップをミックスすればTWANGYにもなるので、私好みの音が出る。
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12弦を張る順番

2009-03-15 23:10:39 | Dano Column
今日はSlimline 2N12のクリーニングと弦交換をした。もともときれいな状態なので、それほど苦労することもなかった。ただ全体的にタバコのヤニがついていたので、それを落とす作業をした。ボディサイドのテープはエンボス加工で奥のほうに汚れがついていたので、かんたんマイペットと歯ブラシでこすり落とした。

それと、前の持ち主がブリッジのつけかたを間違えていたので、正しくつけ直した。もしかすると、間違えたわけではなく、ブリッジを低く取りつけたいがためにわざとやったのかもしれないが、本来ならブリッジを乗せるネジをブリッジの上から通していた。こうするとブリッジの高さ調整ができなくなってしまうが、ブリッジを極限まで低くしたいときには、こういうやり方もありかと思った。人それぞれいろいろ工夫しているということだね。

おそらく、ブリッジを低くしたせいだと思うが、ハイポジションに音詰まりがあったので、ネックの仕込み角の調整もやってみた。ブリッジを本来の取りつけ方にして、少し高めになったので、それに合わせての調整。

そして弦交換。このとき改めて気がついたのだが、Slimline 2N12のナットを見ると、弦を張る順番が通常の12弦ギターとは逆になっていた(画像参照)。リッケンバッカーと同様に、主弦-副弦の順になる。ナットの溝がそうするようになっている。ベルズーキはどうだったかを確認してみると、ベルズーキのナットも本来そうなっていたようではあるが、すでに溝も適当に広がっていて、どっちでもできるようになっている。ベルズーキのときは副弦-主弦の順に張っていって違和感がなかったし、それで特に問題はない。

ダンエレクトロもリッケンバッカーと同じく、通常とは逆の張り方になっていたということなのだが、しかし、現行ダンエレクトロの12弦の場合は、通常通り副弦-主弦の順に張るようになっている。

今回はナットの溝に従い、主弦-副弦の順に張っていったが、なんとなくこのほうが弾きやすいような気がする。12弦ギターのサウンドといってイメージするのはビートルズやバーズだったりするから、リッケンバッカーと同じ弦の張り方になってるほうが自分のイメージする12弦サウンドにも合うわけだ。
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動画で楽しむDano(27)

2009-03-14 00:06:41 | Dano Info
Gear Spotlight: Danelectro Dead On '67 Series Guitars


2009年モデルが紹介されています。それにしてもダンエレクトロのギターでこのデモ演奏はありえないと思いました。素の音を聴きたかったな。しゃべりはいいから早く弾けよと思いながら映像を見ていましたが、そのまま終わってしまいました。
まあ、ホーネットシェイプのモデルは、とりあえずこうして本当に生産されているんだということが確認できてよかったです。

最後に、もっと情報を知りたい人はダンエレクトロのサイトを見て、と言ってますが、ダンエレクトロのサイトを見たところで、たいした情報は得られないことはすでにご承知のとおり。
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Fender Harvard

2009-03-13 19:17:53 | Other Amps
ついにヴィンテージのツイードを入手しました。1957年製のFender Harvardです。
eBayにて購入しました。日本で買うよりは安くなるとはいえ、こうしたヴィンテージ・アンプをオークションサイトから購入するのはリスキーではありますが、まずは所有したかったのです。もとより、こうしたヴィンテージ・アンプをライヴなどでガンガン使うというのは現実的ではないわけで、決して安いものではないヴィンテージのツイードをあえて手に入れるというのは、それが持っているトーンのみならず、雰囲気、オーラに憧れてということなので、少しくらい調子が悪くても古いものだから仕方ないね、くらいにおおらかにいきたいところです。

数あるツイードの中で、私が欲しいと思ったのはこのHarvardでした。チャンプやプリンストンよりも大きいけれど、トレモロもリヴァーブもついていない、スピーカーは10インチという、なんとなく地味で微妙なポジションがいいと思いました。スティーヴ・クロッパーがテレキャスターとの組み合わせでスタックス・サウンドを生み出したということはあるんですけれどもね。

サウンドそのものは実に素晴らしいです。テレキャスターとも合いますし、ダンエレクトロともバッチリです。ただ音量を上げるとスピーカーがビビリますので、コーンかエッジになんらかの不具合があるかもしれません。外して確認はしてませんが、ヴォリューム3か4くらいなら気になりませんし、家ではそれくらいで十分なのでコシがあり、ハリがあり、ツヤもある、とても気持ちのいいクリーントーンを楽しむということでいきたいと思います。

いずれにしても、一度見てもらおうとは思っています。ただ、大幅に部品を交換するつもりはありません。それなら最初からヴィクトリアかケンドリックにすればいいのですから。

ヴィンテージのツイードアンプは私の憧れであり、それが入手できたのですから、もう新たにアンプを買うことはないだろうと思います。

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2009 Dano は5月に

2009-03-12 02:00:44 | Dano Info
ダンエレクトロの2009年モデルは5月頃から販売が開始されるようです。もちろん、アメリカでの話ですけどね。今のところ5月であって、延期になることもありえるでしょうから、しばらくはヤキモキすることになるでしょう。
日本での販売については例によってまるで音沙汰なしですが、期待せずに待つことにしましょう。

私はとりあえず、ロングホーンベースをDanguitarsに予約しました。
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