Silvertoneのリイシューモデル

2013-08-28 19:47:51 | Dano Info


Silvertoneのブランドは70年代から韓国の楽器メーカーであるサミックに引き継がれ、現在も続いている。サミック時代はストラトやレスポールのコピーモデルのほかに、意外なところでポール・スタンレーのシグネチャー・モデルをつくったりもしている。とはいえ、Silvertoneのサミック期はほとんど顧みられることもなく、Silvertoneのギターやアンプを網羅したサイトSivertone Worldでもなかったことのようになっている。

ところが今年のNAMMでは、そのサミックがSilvertoneの往年の銘器をリイシューしたモデルを発表したのである。その中にはハーモニーメイドのシルエットやジュピターも含まれるが、ダンエレクトロメイドではUシェイプの1303、アンプインケースの1449がリイシューされた。

これらのリイシューモデルに共通するのはブリッジ回りで、オリジナルとは違うアジャスタブルサドルがついたものであるが、ダンエレクトロのリイシューと違うところはテレキャスターのように弦が裏通しになっているところ。弦の裏通しはジム・ウィーダーが自身のSilvertone1457に施した改造であるが、今回のリイシューモデルの開発に際して、その改造が参照されたのかもしれない。

そして1449について特筆すべき点はオリジナルのヘッドストックが再現されたことであろう。これはダンエレクトロがリイシューしたDano63でも再現されなかった部分なので、かなりポイントが高い。

それにしても、これらのモデルは日本で発売されるようなことはあるのだろうか。
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動画で楽しむDano(108)

2013-08-12 20:26:15 | Dano Movies(邦)
technopolis - ymo (12/08/12)


私が学生の頃、つまり今から25年くらい前だと、細野晴臣はベースを弾くことがほとんどなかったので、たまにテレビで演奏する姿を見ることができたときには「ほ、細野さんがベース弾いとるで!」と驚きかつ叫んだものであった。その姿は、思わず両手を合わせてお経の一つでも唱えてしまうくらいの勢いで、それはそれはありがたいことであったのである。

ここ最近では細野御大がベースを弾く姿も珍しいものではなくなって、そのありがたみもなくなってしまったが、ダンエレクトロのベースを弾いているとなれば「だのじゃん」的に話は違うのである。昨年のライブでダンエレクトロ弾いていたという話はそこかしこで聞こえてきたものの、映像を確認することができず、やきもきしていたのだが、ようやくそのときの映像を見ることができた。なかなか感慨深い光景である。御大が今になってダンエレクトロを使うようになったのは、やはり軽さのゆえだろうか。そういえば、映画「20世紀少年」ではビリー役の高橋幸宏がダンエレクトロのベースを弾いていたし、大瀧詠一は「ロング・バケーション」のレコーディングにダンエレクトロの6弦ベースを使用した。高野寛はHodadを持っているし、小山田圭吾は4011を持っているしで、細野人脈にもダンエレクトロの使用者はそれなりにいるわけで、そこからの影響もいくらかはあったのかもしれない。
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