動画で楽しむDano(178)

2016-01-31 09:09:05 | Dano Movies(洋)
2001 Salute to Brian Wilson


大御所たちの共演で思い出したのが、このブライアン・ウィルソンのトリビュートコンサート。エルトンとの共演で後ろのほうにちらちらと見えるヘッドがダンエレクトロのDC-12である。ベースの人と配置が逆だったら「素敵じゃないか」と言いたいところであったのだが。

後半はオールスター総出演となり、ポール・サイモンやビリー・ジョエル、カーリー・サイモンにゴー・ゴーズなどなど一堂に会し、エルトンとビリーのダンスも見られる。

「ファン・ファン・ファン」でギターソロがあり、ソロを弾いているのはダンエレクトロの人のはずなのに、映ったギターはテレキャスターであった。すでに持ち替えられていたというわけ。
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Hodad(guitar)

2016-01-30 16:22:29 | Dano Guitars
ダンエレクトロのニューモデル「The 64」について、これはモズライトのコピーモデルなのだから、それにダンエレクトロのロゴを冠するべきではなかったと私は思っているわけだが、このモデルに対する様々な反応を見てみると、私と同様に「ダンエレクトロは行くべき道を見失った」というような批判的な反応もあれば、「これはクールだ、ぜひ欲しい」というような好意的な反応もあった。どう感じるかは様々だし、人それぞれでいいと思う。

復活後のダンエレクトロは過去のモデルのリイシューを毎年続けてきたが、当然のことながらそれには限りがあり、実際のところ、ベルズーキを除けば主要なモデルはほぼリイシューされたといってもいいわけだ。メーカーの立場として今後どうするかと考えるならば、いつかはリイシュー路線から脱しなければならないのかもしれない。であるとするならば、2000年頃のダンエレクトロが何をしていたかを振り返ってみることも必要なことなのではないかと思ったりした次第。

その頃のダンエレクトロは過去のモデルにはない新しいものを3種類、世に送り出した。「Hodad」や「Mod6」、そして「Danoblaster」と名付けられたそれらのモデルは、モズライトやフェンダーのデザインを援用しながらも、それをダノライクにデフォルメすることでユニークなモデルとなりえたのであった。その中で「Hodad」はヘッドのデザインがコークボトルに変更されたという違いはありつつも現行モデルとして現在もつくり続けられている。「The64」の擁護派には、ダンエレクトロにはすでに「Hodad」というモズライトコピーがあるわけだし、「The64」のほうがそれよりもコピー精度が高いのだから、むしろそこを評価すべきといった見方もあるようだ。

そんな経緯の中で、先日私は「Hodad」を入手した。





しかしこれは現行モデルではなく、2000年当時につくられたもので、ビグスピータイプのヴィブラート・テールピースが装着されている。改めて見てみると、これは確かに形状こそモズライトのギターだが、ボディトップにジャーマンカーブが施されているというわけでもなければ、独特なピックガードもなく、フラットなボディトップとリップスティック・ピックアップの存在感によって、単なるコピーモデルというよりは、モズライトのようなダンエレクトロのような、その曖昧な境目に絶妙な塩梅でデザインされたものだと私は感じたのである。



このモデルの特徴はハムバッキング化されたリップスティック・ピックアップとコントロール部にある。フロントとリアにそれぞれヴォリュームとトーンが1つずつあるのだが、ノブのトップに貼られているシールの文字を読めばわかるが、トーンノブをひっぱり上げればコイルタップすることができるし、フロントとリアをミックスした場合、フェイズアウトさせたサウンドにもできるのである。また、裏側から見るとジョイント部のヒールがカットされて丸くなっているのがわかる。これでハイポジションがいくらかは弾きやすくなる。



いずれにしろ、ダンエレクトロが今後どんなかたちでニューモデルを出すにしても、ネイサン・ダニエルの思想を忘れないで欲しいと切に思う。


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動画で楽しむDano(177)

2016-01-28 22:53:41 | Dano Movies(洋)
Eric Clapton Keith Richards Chuck Berry 'Live'- Mean Old World


そういえば、この1月は新春ということもあって、大御所たちを中心に紹介するということでやっていたはずだったのが、いつのまにか、知らぬ間に、なんとなくインディーズ寄りになってきてしまっていた。いまさら軌道修正といっても、そうこうしているうちに1月も終わりというわけなので、最後に一発、大御所たちの共演を楽しむこととしたい。

これは「ヘイル・ヘイル・ロックンロール」のアウトテイクということらしい。ここではジョーイ・スパンピナートがロングホーンベースを弾いている。これにはヘッドのロゴがないので、ジェリー・ジョーンズ製か、どこかにオーダーしたものかのどちらかということになるだろう。例によってあまり映らないが、画面に映りこんだその一瞬を楽しめればよいのである。
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ダンエレ女子を探せ(5)

2016-01-26 22:02:14 | Dano Girls


(左列 上→下)
Carlotta Cosials(Hinds):Dead on 67
Yuka D:56U2
Rei:59DC
Melissa Amstutz(Hers):56U2

(右列 上→下)
Amy Winehouse:56U2
Neat's:56U2
Zombierella(Messer Chups):Longhorn Bass
Tamarra Younis:Dano63
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動画で楽しむDano(176)

2016-01-25 22:57:52 | Dano Movies(洋)
The Regals - Think It Over


アキ・カウリスマキの「愛しのタチアナ」からのワンシーン。ここで演奏しているのはフィンランドのThe Regalsというバンドで、B.Bキングをカバーしている。

このバンドのベーシストがロングホーンベースを弾いているが、これはジェリー・ジョーンズ製であろう。
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動画で楽しむDano(175)

2016-01-24 20:30:55 | Dano Movies(洋)
Low - What Part of Me (Live on 89.3 The Current)


Lowはアラン・スパーホークとミミ・パーカー夫婦を中心に1993年に結成された。ベーシストは何人か交代しているが、現在まで活動を続けている。

彼らの音楽は「スローコア」と呼ばれている。ゆっくりしたテンポの楽曲が中心であるためだが、この動画の曲は、親しみやすいメロディーをシンプルなアレンジで反復しているため、そのメロディーがいつまでも頭の中に残る。

ここでアランはコンヴァーチブルを弾いている。ヘッドの形状からすると、これは1967年以降につくられたものであろう。
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動画で楽しむDano(174)

2016-01-23 19:34:58 | Dano Movies(洋)
ネブラスカといえば、ブルース・スプリングスティーンが大量殺人事件をテーマにした曲のタイトルであったりして、何やら殺伐としたイメージを抱いていたのだが、現在はインディー・ロックが盛んな都市のようである。前回記事にしたコナー・オバーストもネブラスカのオマハ出身なのであった。

Support HEAR | March 2012


このダンエレ使いのデュオ Wayward Little Satan Daughters もネブラスカ出身である。ドラムの Melissa Amstutz とギターの Rachel Tomlinson Dick は親友とのことで、拙い演奏もなにやら微笑ましく感じられる。

#53 Honeybee & Hers: Pigeon


この二人はドラムを加えたトリオ編成の Honeybee & Hers としても活動していた。アルバムをリリースするが、しばらくしてレイチェルが脱退し、Hers として再出発することとなる。

Miniature Horse | North Wind


レイチェルはその後様々なプロジェクトに関わるようになるが、その一つがソロの Miniature Horseである。

これらの動画でレイチェルは56U2を使用している。これに古いビッグマフをかました音が好きなのだそうだ。
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動画で楽しむDano(173)

2016-01-22 22:13:50 | Dano Movies(洋)
Piers Faccini "A storm is going to come" live - Tassin La-Demi-Lune 2013


ピエル・ファッチーニはイタリア人の父とイギリス人の母の間に生まれ、5歳の頃からフランスで生活をしたそうだ。当然ポリグロットで、しかもイートン・カレッジ出身というエリート。前回のホージアもそうだが、高学歴でミュージシャンになるというのは、中世の吟遊詩人たちを思わせる。彼の音楽はトラッドでブルージーで、オリエンタル。

この動画で彼が弾いているのはシルバートーンの1415である。同じドルフィンヘッドでもジャックの位置がボディのトップにあるものは1415、ボディのサイドにあるものは1417という違いがあるのである。
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動画で楽しむDano(172)

2016-01-21 22:15:11 | Dano Movies(洋)
Hozier - "Like Real People Do" (FUV Live at Electric Lady Studios)


ホージアはアイルランド出身のミュージシャン。ダブリンのトリニティ・カレッジで音楽を学び、2013年にデビューした。その音楽はアイリッシュ・トラッドとブルースが溶け合った感じ。

この動画で彼が弾いているのはリゾネーターのついたダンエレクトロ、いわゆるResodanである。
このモデルはダンエレクトロの製品ではなく、イギリスのJulian Mullen Guitarsが製作したものである。2016年モデルとしてショートホーンのリゾネーター付きモデルが出されるが、言うまでもなくこのResodanを参照したものだろう。
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動画で楽しむDano(171)

2016-01-20 21:35:00 | Dano Movies(洋)
Bright Eyes - Take it Easy Live


ブライト・アイズはコナー・オバーストを中心としたグループであるが、このコナー・オバーストという人物は、ロー・ティーンの頃から音楽活動を始め、ブライト・アイズ以外にも数々のバンドやユニットをつくって、多面的な活動を続けている。

彼が影響を受けた音楽というのが、ボブ・ディランやニール・ヤング、ジャクソン・ブラウンのようなものからキュアーやスミス、ペイヴメントのようなものまでと多岐にわたるため、やりたい音楽をそれぞれのバンドごとにわけてやっているようだ。

この動画で彼はダンエレクトロの56Baritoneを弾いている。
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