Supro Sahara S470

2010-10-24 23:05:10 | Other Guitars
ジミー・ペイジがレッド・ツェッペリンのファーストアルバムのレコーディングにスプロのアンプを使ったということはよく知られていて、そのおかげでスプロというブランド名が今日もかろうじて認知されているといっても過言ではないかもしれない、などと思ったりもするわけだが、スプロというのはナショナルとドブロが合併してできたVALCO社のブランドでエレクトリック・ギターやアンプを出していた。

このVALCO社は1960年代からレゾグラスと呼ばれる繊維強化プラスチック(FRP)をボディに使用したギターの生産を始めた。このサハラはおそらく1963年か64年くらいのものだと思われるが、これもまたレゾグラスが使用されたギターなのである。フルアコあるいはセミアコみたいなテールピースとブリッジ、リア側にピックアップが一つ。見た目はハムバッカーのようだが、シングルコイル。コントロール部は1Vol、1Toneで、ネックは20フレットまでで0フレットがあり、ロッドは入っていない。

レゾグラスは軽くて強度もあって、成型もしやすい新素材ということで採用されたのだろうと思うが、結局は主流になることもなく、継続して生産されることもなく終わった。プラスチックだからといって音が変というわけではなく、むしろ普通すぎて拍子抜けする感じ。

ジョイント部の穴を見ると、繊維というのがよくわかると思う。

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動画で楽しむDano(68)

2010-10-12 00:30:07 | Dano Movies(邦)
Hisakazu Konishi (jugz) & Americo - JJF


10月10日に三鷹の「おんがくのじかん」でおこなわれたライヴの模様。
Americo とjugzのコニシ氏のコラボで「ジャンピング・ジャック・フラッシュ」の演奏です。この曲をコラボするのが恒例化しているみたいですね。

Americo はギター&ヴォーカルの西岡由美子さんがスプロやダンエレクトロを使用しているということからも「だのじゃん」的に注目のグループなのですが、60年代のアメリカン・ポップスにラモーンズ的なパンクロックが融合したような感じの音楽をやっています。この映像ではショートホーンの3011を弾いています。

jugz のコニシ氏も、この映像で弾いているのはリッケンバッカーのエレクトロ?だったりしますが、ダンエレクトロやシルヴァートーンのギターを主に使っています。

コニシ氏からは「だのじゃん」にも何度かコメントをいただきましたが、それらコメントの主がjugzのコニシ氏であると私がアイデンティファイできたのはつい最近のことでした。
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FABシリーズの新製品

2010-10-03 01:04:58 | Dano Info
Danelectro Fab 600 MS Delay & FAB Fuzz


しばらくダンエレクトロのサイトをのぞいてなかったんですが、知らない間に新製品が出ていました。エフェクターFABシリーズにディレイとファズが加わりました。すでにデモ映像がYouTubeにアップされていますので、アメリカではすでに販売されているんでしょう。価格は29ドルとなっています。

この映像を見るとディレイもいいと思いますし、ファズもブーブーいう感じの、ファズらしさがあってなかなかいいですね。29ドルならお買い得じゃないでしょうか。共和商会のサイトでもすでに画像がアップされていて、価格は税込みで6300円となっています。他のFABシリーズよりも高くなっていますが、実売価格は4000円程度になるんでしょうか。

2010年のUシェイプリイシューは日本でも秋頃から販売されるようですし、限定生産ということであった50周年のアニヴァーサリーモデルのショートホーンも再生産されることとなったようです。

昨年あたりから本家の新製品販売と日本での販売までのタイムラグがなくなってきているのは嬉しいことです。本来2007年の限定モデルであったDano PROが日本で販売されるまで1年以上もかかったことから考えると夢みたいな話です。それだけダンエレクトロ人気が高まって売れているということなんでしょうかね。
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動画で楽しむDano(67)

2010-10-02 01:32:55 | Dano Movies(洋)
01-Pds1967- les coups


フランスの国民的歌手で俳優でもあるジョニー・アリディ。フランス人なのでいわゆる「サンレモ音楽祭」的な歌も歌っていたりするけれど、この人はアメリカのロックンロールナンバーやビートルズナンバーをカヴァーしたりして、シャンソンにロックでソウルフルなものを導入していった。この映像ではスティーヴィー・ワンダーの「アップタイト」をカヴァーしているわけだけれど、ロジャー・ダルトリーのようにマイクをぶんまわし、オーティス・レディングのようなシャウトをまじえたりとノリノリである。

あんまりうつらないが、彼のバックバンドのベースがダンエレクトロのロングホーンを使用しているのがわかる。フランスでもダンエレクトロが使用されていたという事例。

この映像は深井歪氏からのご教示によるもの。
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