Companion 5025

2012-03-24 00:26:52 | Dano Guitars


ダンエレクトロの5000番台というと、化粧板の貼られたメゾナイトをトップの材としたモデルで、StandardとConvertibleとCompanionの3種類がある。そのうち5025というのは2ピックアップのモデルのことで、StandardとCompanionがある。

CompanionはConvertibleのようにアルミのテールピースとボディに乗せるだけの木製ブリッジが採用されたモデルだが、サウンドホールは開けられていない。またピックガードが独特なものとなっていて、Standardのアザラシ型ピックガードの緩やかな曲線部分がカットされたよりシンプルな形状である。



要するにStandardとConvertibleを足して2で割ったような感じのモデルというわけだが、それゆえにか、1959年から1960年までの1年間ほどしか生産されなかったため、現在ではかなりレアなモデルとなっている。
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ダノジャケ

2012-03-20 15:51:38 | Dano Column


ダンエレクトロのギターがフィーチャーされたレコードジャケットを集めてみる。28枚見つかった。探せばもっとあるだろうけれどもとりあえずここまでにしておく。この中からあえてダノジャケ大賞的なものを選ぶとすれば、BRIMSTONE HOWLかな。
STUDEBAKER JOHNはジャケ写ではダンエレクトロを持っている率が高いんだけれど、ダンエレクトロを弾いている動画は見つからなかったり。

〈左→右、上→下〉

DUANNE EDDY: 1,000,000 WORTH OF TWANG
LINK WRA:Y EARLY RECORDINGS
LINK WRAY: SLINKY
LINK WRAY: LINK WRAY AND WRAYMEN
THE TRASHMEN: SURFIN' BIRD
THE TRASHMEN: TUBE CITY! THE BEST OF THE TRASHMEN
THE TRASHMEN: SURFIN' BIRD
STAN & DAN: INTRODUCING STAN AND DAN
EARL HOOKER: PLAY YOUR GUITAR Mr.HOOKER
SMALL FACES: CLASSIC SMALL FACES
DAVE EDMUNDS: INFORMATION
JIMMY PAGE: GUITAR FOR HIRE THE 60's SESSIONS
STUDEBAKER JOHN: HOWL WITH THE WOLF
STUDEBAKER JOHN: TIME WILL TELL
STUDEBAKER JOHN: SELF-MADE MAN
STUDEBAKER JOHN: BORN TO WIN
CAT POWER: COULD WE
SLEATER KINNEY: DIG ME OUT
DUM DUM GIRLS: HE GETS ME HIGH
THE HEADCOATEES: THE SISTERS OF SUAVE
RED HOT CHILI PEPPERS: WOODSTOCK '94
BRIMSTONE HOWL: UPTIGHT!
TREEBERRYS: TREEBERRYS COME TO PLAY
PETER WRIGHT: PRETTY MUSHROOM CLOUD
GUITARWOLF: JET SATISFACTION
KUWATA KEISUKE: THE TRUTH ABOUT LOVE & ROMANCE
BARBARS: OPEN!
SUPERFLY: HOW DO I SURVIVE?
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動画で楽しむDano(97)

2012-03-12 20:19:02 | Dano Movies(洋)
The Who - Magic Bus (1968)


コーラルの映像が少ないのでいろいろと探し回っていたら意外に簡単に見つかった。

The Whoの1968年の映像。ロジャーはもう縮毛矯正していない。
ピート・タウンゼントはコーラルの広告にも登場したし、彼のスタジオにはコーラル・ホーネットが置かれていたし、演奏している写真も残っているのだが、動画は残っていないようで、この映像でピートはフェンダーのエレクトリックXIIを弾いていて、コーラルを演奏しているのはエントウィッスルのほうだ。

エントウィッスルが弾いているのはコーラルの4弦ベースで、ワスプかと思ったが、ピックガードの形状からするとむしろデラックス・ベースのようだ。コーラルのギターにはホーネットやらスコーピオンやら毒針系の禍々しいネーミングが今ひとつ意味不明な感じ。
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動画で楽しむDano(96)

2012-03-10 18:56:31 | Dano Movies(洋)
Bonnaroo 2011 - Superjam featuring The Black Keys' Dan Auerbach and Dr.John!


コーラルのギターが使用されている映像はそれほど多くない。ましてや生産されていた当時の、つまりは1967、8年頃の映像となるとほぼ絶望的のようだ。以前発見したThe Ladybirdsの貴重な映像はYouTubeの事情により、残念ながら削除されてしまった。

そんな状況なのだが、当時の映像ではないものの、オリジナルのコーラル・ホーネットが演奏されている映像を発見したのでここに紹介する。

2011年のボナルージャムでのライブでは、The Black Keysのダン・オーバックとドクター・ジョンが共演したのだが、ここでオーバックが弾いているのがコーラルのホーネットである。

なんでもオーバックはドクター・ジョンの長年のファンで、アルバムのプロデュースをしたいと考えていたそうだ。その願いをドクター・ジョンが受け入れ、ライブでの共演とアルバムのプロデュースが実現。ナッシュヴィルでレコーディングされたその新作は今年の4月にリリースされるとのこと。
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動画で楽しむDano(95)

2012-03-08 22:16:23 | Dano Movies(洋)
The Vaccines - If You Wanna


The Vaccinesは2010年にイギリスで結成された新しいバンド。

だいたいロックバンドというものはどちらかといえば「俺たちはウイルスだぜ、気をつけな」みたいな身振りをするものだが、50年代のロックンロール、60年代のガレージ、70年代のパンク、80年代のアメリカン・ハードコアに影響を受けたと言いながらも、ワクチンを名乗る彼らは普通でまじめで地味な感じ。あまりにひねりすぎて、かえって普通に見えてしまうということなのかもしれないが、そのへんを狙っているわけでもなさそう。

この映像ではギター&ヴォーカルのジャスティン・ヤングがDEAD ON '67を弾いている。

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ザ・モンキーズ1980

2012-03-03 17:05:28 | Music Life
モンキーズといえばコダックのCMを思い出すという私は昭和42年生まれなんだが、私くらいの世代の人間でリアルタイムで聴けたわけでもないのに、モンキーズが洋楽初体験だったりするケースが多いのはそういうことなわけ。

コダックが昔のヒット曲を使ってCMを製作したのは1980年頃。ママス&パパスの「夢のカリフォルニア」から始まって、ザ・モンキーズの「デイドリーム・ビリーバー」やジャン&ディーンの「サーフ・シティ」、そしてザ・ダイアモンズの「リトル・ダーリン」まで、4作からなるシリーズがあったのだ。

これらのCMが私に与えた影響は意外に大きい。それまで最新のヒット曲こそが最高と思い、誰よりも早く新曲の情報を手に入れ、誰よりも早く聴き、知っていることがステイタスだった私に、自分が生まれた頃につくられた昔の音楽の素晴らしさを教えてくれたのだから。

これらのCMと前後してモンキーズのTVショーも再放送されて、もちろん私は毎回楽しくその番組を見ていたわけだが、基本コミカルなものでありながらも、時代を反映してなのか、時折シュールでサイケでナンセンスな展開を見せることもあったこのモンキーズ・ショーを見ることで、知らないうちに60年代後半のサイケデリックな音楽や映像を受け入れる準備ができていたのではないかと思う。

そして1980年の終わり、私はジョン・レノンの死をきっかけにビートルズを知ることになるのだが、ビートルズにのめりこんでいくうちに、ビートルズ以前のロックンロール、チャック・ベリーやエルヴィス、バディ・ホリーなどの存在を知ったり、ストーンズやフー、ビーチ・ボーイズといった同時代のライバル的なグループの存在を知ったり、そして60年代後半のサイケデリック・ロック、さらにはツェッペリン、ピンク・フロイド、キング・クリムゾンなど、ビートルズ以降のハード・ロックやプログレッシヴ・ロックの存在を知ったり、というように、いつのまにかロックの歴史を追体験していくようになっていた。

コダックのCMを見たことによる、昔の音楽は素晴らしいという発見は、やがて同時代の音楽なんてゴミだという価値観の形成へとつながっていった。「ロッキング・オン」の渋谷陽一からの影響もあって、レッド・ツェッペリンとキング・クリムゾンこそが究極で、これらを聴けばロックは卒業してもいいと思うようになった。こうした偏見にとらわれたまま、私はしばらくロックを一切聴かなくなり、そのかわりにクラシックばかり聴くようになった。

いわゆるクラヲタの大学生だった私は、ある日フリッパーズ・ギターを知ったのだった。のちに私は彼らを通じてポップ・ミュージックの奥深さを改めて思い知らされることになるわけだが、そんな彼らのラストアルバムには「ヘッド博士の世界塔」というタイトルがつけられていた。彼らは私と同世代だから同じようにモンキーズ体験をしたのだろう。そこから何も生み出せなかった私と日本のロック史上に残るアルバムを作り上げた彼らという、この差は一体どうしてなんだと嫉妬に狂った時期もあったかもしれないが、それも今となっては遠い昔のこと。
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動画で楽しむDano(94)

2012-03-01 23:39:55 | Dano Movies(洋)
Patch William - The Boy With The Guitar


パッチ・ウィリアムはウィルとエドのアドラード兄弟を中心に、2007年から活動している。

ロビン・ウィリアムズが主演した映画に「パッチ・アダムス」というのがあったのを思い出したが、それがこのバンド名に影響を与えているのかどうかはわからない。

ウィルとエドは少年時代にジミ・ヘンドリックスをまねて音を出すのを楽しんでいたそうで、フォークやブルースやニュー・ウェーヴなど、いろんな音楽の影響を受けながら、いつしか自分たちで曲を書くようになったとのこと。

このバンドを初めて聴いたときの印象はクセのないスミスといったところで、ギターは持っても心に茨は持っていないだろうな、という感じ。

この映像ではアリ・ディグビーがロングホーンベースを弾いている。
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