動画で楽しむDano(31)

2009-05-31 14:19:05 | Dano Movies(洋)
mumate danelectro


弾厚作ならぬDan工作ですね。
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Fender Electric XII

2009-05-28 00:37:32 | Other Guitars
ジョージ・ハリスンがリッケンバッカーの12弦を使用し、その影響を受けたロジャー・マッギンがバーズでディランの「ミスター・タンブリンマン」をカヴァーしたのが1965年。12弦ギターのサウンドがいわゆるフォーク・ロックの隆盛とともに脚光を浴びた頃、こうした流れに遅れまいとフェンダーが世に問うたのがElectric XIIだった。しかし、見込みははずれ、このギターはあまり人気が出ずに1969年には製造が中止された。余った部材で6弦仕様のマーヴェリックなるギターもつくられたが、このモデルもマイナーなまま終わった。とはいえ、Electric XIIはピート・タウンゼントやジミー・ペイジの名前とともに記憶されている。



Electric XIIの特徴はホッケー・スティックと呼ばれるユニークなヘッド、弦ごとにオクターヴの調整ができるサドルを備えたブリッジ、スプリットタイプのピックアップといったところにある。ピックアップはロータリースイッチによって、フロント、フロント+リア(直)、フロント+リア(並)、リアの4段階に切り替えられるようになっている。そして弦が裏通しになっていることにより、サスティンとパワーが得られる。




ピート・タウンゼントがこのギターを弾いている写真を見てから、私はElectric XIIを手に入れたいと思っていたのだが、ようやくチャンスが巡ってきて今回無事に購入できたというわけ。
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SURF & TURF

2009-05-23 12:08:06 | Dano Effects
miniシリーズのSURF & TURFを手に入れました。これはコンプレッサーです。

SURF & TURFとは波乗りもするしゴルフもする、というような人のことを指すそうです。転じて「海の幸」と「山の幸」を素材にした料理の名前になりました。料理といっても牛肉のステーキにロブスターという、いかにもアメリカンなものです。



例によって、なぜコンプレッサーがSURF & TURFなのかを推測すると、コンプレッサーが音を圧縮し、サスティンを増加させることから名づけられたのだろうと思われます。音を圧縮することで音が伸びるように感じられるという、対照的なはたらきを同時に行なうというのが、「海の幸」と「山の幸」を同じ皿に盛り付ける料理と結びついたのでしょうし、中身の詰まった牛肉のステーキと背中を丸めたり伸ばしたりするロブスターという食材の特徴とも結びつきます。

ダンエレクトロのSURF & TURFはLEVELとSENSITIVITYの2つのコントロールノブがあります。MXRのダイナコンプを参照したものだと思います。私はダイナコンプを使ったことがありませんが、ノイズが大きいことがよく指摘されているようです。このダンエレクトロのSURF & TURFもダイナコンプ同様、ノイズは大きいです。とはいえ、こうしたエフェクターの場合、ノブを右方向いっぱいに回しきって使うということはほとんどないわけで、SENSITIVITYを1時か2時くらいの位置にするくらいであれば、それほど気になるノイズではありません。

コンプレッサーといえば、パッコーンとした音というイメージがありますが、今回はダンエレクトロのギターで試したせいなのか、イメージよりは若干弱い印象でした。

私はもともとアンプ直結派だったので、コンプレッサーをかけることに抵抗を感じたり、違和感を覚えたりもするわけで、まだ葛藤があったりもしています。
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銅ですか?

2009-05-17 19:17:55 | Dano Column
金・銀・銅といえばオリンピックのメダルかな、とりあえず。エレクトリック・ギターの世界で金・銀・銅といえば、金はギブソン・レスポールのゴールドトップ、銀はグレッチのシルバースプルース、そして銅はダンエレクトロのブロンズフィニッシュということになる。
金や銀は貴金属として崇め奉られているけれど、銅は日常生活に広く用いられる金属ということになっている。ギターの世界でもギブソンやグレッチは高級品であり、ダンエレクトロは廉価品である。ダンエレクトロはギターを銅色にしたけれど、他のメーカーでそんな塗装をしたギターは見たことがない。高級感を出そうとして金や銀は使うことがあるけれども、わざわざ安っぽく見える銅にしようなどとは普通は思わない。

ダンエレクトロはなぜブロンズフィニッシュを採用したのかというのを考えてみると、もちろん、廉価ギターであることを自覚して、金や銀ではなく銅を採用したというわけではない。ちなみにダンエレクトロは今でこそレトロなギターなどと言われることが多いけれども、当時はモダンであることを強調していた。ダンエレクトロはsuperb toneで耳を喜ばせ、モダンなデザインで目を楽しませるというわけだ。

そんなわけで、50年代のモダンデザインの動向などいろいろ調べてみると、50年代のアメリカではコッパージュエリーの流行があったとのこと。コッパージュエリーそのものはそれこそ昔からあったけれども、マティス&ルノアールというところがモダンなデザインのコッパージュエリーを次々につくってそれが大きなトレンドになったのだそうだ。金や銀よりも銅の落ち着いた風合いが良いということだったようだけれども、ひょっとするとダンエレクトロのブロンズフィニッシュはこうしたコッパージュエリーの流行を反映してのものだったかもしれないという気がする。
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動画で楽しむDano(30)

2009-05-12 20:42:35 | Dano Movies(洋)

Purple Toupee - They Might Be Giants
 
ゼイ・マイト・ビー・ジャイアンツ。80年代初め頃から活動しています。
この映像ではギターのジョン・フランズバーグがコーラルのロングホーンを弾いています。このギターを使ったのは、他にはショッキング・ブルーの人くらいでしょうか。

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スカルボ「化学の娘」

2009-05-09 15:37:27 | Music Life
スカルボは牛込パンさんのサイト「Teisco Tone」で、ダノファン必聴と紹介されていたので、聴いてみることにしました。
ギター&ヴォーカルのモモカワコウゾウ氏は普段はモズライトだそうですが、このCDではダンエレクトロを使用したとのこと。ダンエレクトロ・オリエンテッドなアルバムということで、聴かないわけにはいかないでしょう。

シュルレアリスティックな歌詞とサイケデリックなサウンド、うねるフレットレス・ベース、そして独特な声。とても気に入りました。

モモカワ氏の所有するダンエレクトロはショートホーンモデルですが、コンヴァーティブルのボディにスタンダードのパーツがついたものです。「Neptune Bound」を見ると5025となっています。いわゆるCompanionですね。このCompanionはピックガードがデラックスのものになっていたり、コンヴァーティブルのブリッジ&テールピースになっていたりと様々あるのですが、とりあえず余っているパーツを使って組み上げたといったところでしょうか。

※2009年8月7日追記
モモカワ氏所有のダンエレクトロショートホーンはスタンダードのブロンドモデルであり、コンパニオンではなかったことを1959年のカタログにて確認しました。





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COOL CAT!に新製品

2009-05-08 21:05:24 | Dano Info
COOL CAT!シリーズに新製品が出るとのこと。新製品といってもTRANSPARENT OVERDRIVEの増補改訂版といったものです。CTO-V2といいます。こないだCTO-1を買ったばかりなのにと、ちょっと悔しい思いをしています。

変わったところは次のとおり
1.12dbのクリーンブースト
2.クリッピングの種類(赤LED、青LED、FET)をスイッチで選択

CTO-1に比べ、よりクリーンに、歪みもより多彩になってお値段変わらずとのこと。
Timmyのクローンということで、Timmyとの比較で弱点とされたところを強化した感じでしょうか。

ラベルも黒地になり、リーゼントヘアのイラストも消えて、少し極悪な感じになりました。
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COOL CAT! CTO-1

2009-05-04 10:55:25 | Dano Effects
COOL CAT!シリーズのTRANSPARENT OVERDRIVEです。
オーヴァードライヴ・ペダルを単体で歪みとして使うのではなく、ブースターとして使うことが当たり前のようになったのはいつの頃からかは不明にして知りませんが、私が高校生の頃は例えばBOSSのOD-1などは誰も見向きもしていませんでした。もっとガッツリした歪みをということで、当時新製品として発売されたばかりのHm-2に飛びついたものでした。やはりHm-2はかなりの売れ行きだったそうです。
ところが、現在、OD-1はプレミアがついて相当な高値となり、Hm-2はBOSSの廃版アイテムでありながら一向にプレミアがつく気配もなく、誰も見向きもしないペダルとなっています。
なぜOD-1がプレミアがつくほど再評価されることになったのかといえば、もちろん歪むからということではなく、ブースターとして使用するといいといったことにありますが、このOD-1やチューブスクリーマーなど、ブースターとしての評価が高くなってプレミアがついた機種はいくつかあります。

こうした流れのなかで、現在はオーヴァードライヴといえば、ブースターとしての性能も高く、さらに歪みペダルとして単体でも使えるということが求められるようになり、様々なメーカー、ブランドがそうしたニーズに応えるべく新製品を開発しています。ダンエレクトロは大きい筐体のシリーズでペイズリーペイントされたピュア・ドライヴを出していました。これはチューブスクリーマーを意識してつくられたとのことでしたが、COOL CAT!シリーズにもブースターとして使えるオーヴァードライヴペダルをラインナップしました。これがTRANSPARENT OVERDRIVEです。

TRANSPARENTは「透過」「透明」といった意味ですが、ついそこに親を乗り越えるといった星一徹・飛雄馬のような物語をイメージしてしまいます。それはともかくとして、このTRANSPARENTは最近のキーワードでもあります。歪ませても音が潰れず、コードを弾いても一つ一つの音が明瞭であるというようなサウンド。アンプでもピックアップでもそしてエフェクターでもTRANSPARENTであるということが有効な売り文句として機能しています。
ダンエレクトロは今までどちらかといえば50年代、60年代のサウンドを再現することを狙ったペダルを数多くつくっていましたが、COOL CAT!シリーズでは、確かにリーゼントヘアの青年のイラストをあしらってはいるものの、現代的なハイエンド・ブティック・エフェクターの流れを汲んだものになっています。流れを汲みすぎて、先日記事にもしましたが、COOL CAT!の歪み系ペダルは高い評価を得ているブティック・エフェクターのクローンであることがいろいろなところで指摘されています。なかにはレイアウトを公開していないものもあるようなので、問題視する向きもあります。私としては、パッケージに最初にギター用のエフェクト・ペダルをつくったのはダンエレクトロなのだと多少遠慮がちではありますが記載しているわけですから、そのプライドを持って、安易にクローンをつくったりはしないで欲しかったという思いはあります。

さて、TRANSPARENT OVERDRIVEですが、これはポール・コクランのTimmyのクローンだと言われています。違いはトレブルとベースのコントロールにあります。Timmyがトーンをカットする方向にしか働かないのに対して、TRANSPARENT OVERDRIVEは12時をフラットにしたカット&ブーストとなります。こうすることで全く同じではないと主張できるということでしょうか。
Timmyはベースを歪み回路の前、トレブルを歪み回路の後にすることで、しっかりとした低音域を出しながらこもらないように設計されていますが、これはTRANSPARENT OVERDRIVEも同様だと思います。

クリーン・ブーストからグラッシーなクランチまでとあるとおり、アンプやギターの持ち味を活かしながらのブースト、文字通りのTRANSPARENTなクランチが実現されています。Timmyとの比較がYouTubeで見ることができますが、それを見る限り、サウンドの傾向はやはり似ていて、しかし、音のクリアさやプレゼンスの点ではTimmyに軍配が上がるといったところです。

しかし、こうしたブティック・エフェクターのクローンよりもダンエレクトロらしい一癖あるペダルをもっと、と思うのは私だけではないでしょう。
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Dano Amp List(4)

2009-05-01 01:12:09 | Lists



1957年から10年経過した1967年のカタログを見てみます。

・DS-100 10inch speaker×6 100w
・DS-50 10inch speaker×3 50w
・DTR-40 10inch speaker×2 40w
・DM-25 12inch speaker 25w
DM-10 8inch speaker 10w

CADETは掲載されていますが、それ以外はラインアップが一新されています。あまりデザインには気を使わなかったようですね。コントロール部はすべて正面に配置されていますので、背面のイラストはありません。この頃はアンプも演奏者の後ろに置くようになっていたのでしょう。
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