Ray Davies - Americana
「動画で楽しむDano」はここ数年更新しておらず、更新しなくてもいいかな、くらいの気持ちだったのだが、例によって気まぐれなもので、今回更新することとした。今回の映像は、レイ・ディヴィスが2017年にリリースしたソロ・アルバムのタイトル曲のプロモーション・ヴィデオである。
この映像ではジェイホークスと一緒に和気藹々とした雰囲気で歌っているレイ・デイヴィスの姿が微笑ましいが、シルバートーンの1457、いわゆるアンプ・イン・ケースモデルを弾いているのには驚いた。その昔、レイさんは、ピート・クウェイフが弾いていたダンエレクトロのベースの音が気に入らない、とどこかで言っていたはずだからである。
このソロ・アルバムのコンセプトは、レイ・デイヴィスのアメリカ体験、アメリカに対する思いなどを音楽化するというもので、そのやり方は、レイ・デイヴィスならではのひとひねり加えたものになっているわけで、バックを務めるジェイ・ホークスがアメリカのルーツ・ミュージックに根差しながらも批評的にサウンドを再構築していく、といった姿勢とも通底するところがあるのではないか、と思ったりもするわけだ。
そんなわけで、ここでレイさんがダンエレクトロを使ったのは、そういう少し斜に構えたようなスタンスにぴったりフィットしたからなのではないかと勝手に思っているところであるよ。
「動画で楽しむDano」はここ数年更新しておらず、更新しなくてもいいかな、くらいの気持ちだったのだが、例によって気まぐれなもので、今回更新することとした。今回の映像は、レイ・ディヴィスが2017年にリリースしたソロ・アルバムのタイトル曲のプロモーション・ヴィデオである。
この映像ではジェイホークスと一緒に和気藹々とした雰囲気で歌っているレイ・デイヴィスの姿が微笑ましいが、シルバートーンの1457、いわゆるアンプ・イン・ケースモデルを弾いているのには驚いた。その昔、レイさんは、ピート・クウェイフが弾いていたダンエレクトロのベースの音が気に入らない、とどこかで言っていたはずだからである。
このソロ・アルバムのコンセプトは、レイ・デイヴィスのアメリカ体験、アメリカに対する思いなどを音楽化するというもので、そのやり方は、レイ・デイヴィスならではのひとひねり加えたものになっているわけで、バックを務めるジェイ・ホークスがアメリカのルーツ・ミュージックに根差しながらも批評的にサウンドを再構築していく、といった姿勢とも通底するところがあるのではないか、と思ったりもするわけだ。
そんなわけで、ここでレイさんがダンエレクトロを使ったのは、そういう少し斜に構えたようなスタンスにぴったりフィットしたからなのではないかと勝手に思っているところであるよ。