動画で楽しむDano（75)

The Wild,Wild World of Jayne Mansfield


The Wild Wild World of Jane Mansfieldの動画があったのでアップしておく。この映画の最後の方にトップレスガールズバンド「The Ladybirds」の演奏シーンがあるのである。

あくまでも「だのじゃん」というブログの「動画で楽しむDano」というわけなので、この映像はオリジナルのコーラルのホーネット（ギター）とワスプ（ベース）が演奏されているという、その希少性にこそ瞠目すべきであることは言うまでもない。

動画で楽しむDano(74)

The Evens - Cut from the Cloth (2006/12/12)


80年代からハードコア・シーンで活動していたイアン・マッケイがFugaziの後にドラムのエイミー・ファリナと結成したのがThe Evens。
ギターとドラムの２ピースという形態のバンドではダンエレクトロ使用率が高いが、イアンはダンエレクトロのバリトン・ギターを使用。

イアンは語る。
「バリトン・ギターってどんなものか知ってる？　ベースとギターを組み合わせたような楽器なんだ。だから普通のギターよりも低音が出る。もちろんコードも弾けるよ。本来はサーフ・ギターとして発明されたものなんだ。コードを弾くと少し淀んだ音になる。マカロニ・ウエスタンの映画音楽を作ったエンニオ・モリコーネが多用していて、その印象が強い楽器だね。僕がこの楽器を好んで使ってるのは、このバンドの特徴として静かめなサウンドというのがあるからなんだ。」(※)

※下記から引用。
http://www.e-vol.co.jp/hardlistening/interviews/theevens_1.html

あえて突っ込むならば、現在バリトンギターと呼ばれているものは、本来は６弦のベースとして開発されたものなんだけどね。

リップスティック4cm

ダンエレクトロといえばリップスティック・ピックアップがその特徴の一つである。マグネットにコイルを直接巻いた上にビニールテープのようなものをぐるぐる巻きにしてリップスティック状の金属筒に入れてしまった、という大胆さではあるが、それでえもいわれぬ音色をもたらすのだから面白い。

このリップスティック・ピックアップは文字どおり口紅のケースを流用したと言われ、そう言われているのだからさるからさぞ、そうだからそうなんだと思っていたわけだが、実際にそういうケースを見たことはなかったので、本当にそういう口紅のケースが存在していたのかインターネットで画像を探してみようと思った次第。

vintage lipstick などと検索してみるとこんな感じの画像が出てくる。





上の画像の右から２番目、下の画像の右端などが形状が近い。



この画像は目盛があってケース部分のサイズは４㎝を示している。それではダンエレクトロのリップスティック・ピックアップはどうかと定規をあててみるとやはり４㎝なので、色は違うが、口紅のケースを流用したという話は本当みたいだね。