The Clearasils

2010-05-30 22:44:47 | Music Life
Goose Step Mama~Weekend / The Clearasils 2010.4.10 ザ・クレアラシルズ


2008年9月の初ライヴ以降、精力的にライヴ活動を展開しているザ・クレアラシルズ。本業に支障が出ないか心配になるくらい。本業といえば、ギターの平川雄一氏は「中村メイ子をかき鳴らせ!!!」の作者であり、漫画家なのである。その「中村メイ子をかき鳴らせ!!!」の中にもザ・クレアラシルズがエキストラ的に登場している。

「中村メイ子をかき鳴らせ!!!」は藤子不二雄へのオマージュでもあり、「ドラえもんは未来から来たが中村メイ子は過去から来た」のである。そして主人公清春が練習するのはビートルズの「ヘルター・スケルター」であり、この螺旋式すべり台は、作品世界の、一昔前のフレーズで言えば「終わりなき日常」を象徴するもので、本当は終わらないわけなんだけど。

中村メイ子は過去から、つまり60年代からやってきたが、ザ・クレアラシルズが我々に届けてくれるのも60年代のブリティッシュ・ビートである。映像をご覧のとおり、彼らのライヴでは60年代のブリティッシュ・ビートなどのカヴァーとそれらにインスパイアされて生まれたオリジナル曲が演奏される。

60年代のブリティッシュ・ビートを標榜するバンドは数多あるが、それらほとんどがサーフ系、ガレージ系、またはパンク的な諸要素が混在したスタイルとなっているなかで、ザ・クレアラシルズは正調マージー・ビートであるというところが特徴である。

そして使用される楽器たち。ギターの平川氏とベースの神野氏は二人そろってマニアなので、彼らのステージでは様々なギター、ベースが使用される。映像ではバーンズ(ボールドウィン)のヴァイブラスリムとフェンダーのミュージックマスターが使われているが、ステージのたびに違った楽器の組み合わせを見られるのも彼らのライヴの楽しみの一つ。

ちなみに平川氏とは互いにテスコのメイクイーンに出会ったことで、ビザールギターの魅力にとり憑かれたといったことが知り合うきっかけだったりするのだが、ギターが取り持つ縁というものはなかなかオツなものであるなと思う今日この頃。

平川氏の一本筋の通ったギターコレクションは必見。
60's Guitar部屋

ザ・クレアラシルズには3曲入りのミニアルバムがあるが、もうすぐ、4曲入りのミニアルバムがリリースされる予定。他にもサザナミレーベルのコンピに参加したりとレコーディング活動も活発になっている。

ザ・クレアラシルズのサイト
My Space
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LaBella 760FD

2010-05-25 23:30:21 | Dano Column


LaBella 760FDはダンエレクトロ用のフラットワウンド弦。ゲージは1弦から042、053、060、079となっており、通常のベース弦よりもかなり細めだが、オリジナルのダンエレクトロのベースにはこの太さの弦が張られていたらしい。ちなみに私が今まで張っていたヤマハの弦は050、065、080、100であったし、6弦ベースに張っているダダリオは3弦から044、056、072、084なので、これよりもラベラは細いというわけだ。

ロングホーンベースには、ザ・フーのジョン・エントウィッスルがレコーディングで使用したときに弦を何度もダメにしてしまい、弦だけを買えなかったのでロングホーンベースを何本も買ったというエピソードがあるが、確かにこの細さではエントウィッスルのサンダー・フィンガーには耐えられないだろうなと思う。

その他に謎が解けたというか、納得できたこととしては、ロングホーンベースのペグのこと。なぜベース弦のテンションに負けてしまうギター用のペグを採用したのかと疑問に思っていたのだが、この細さであれば全く問題ないのである。

 

実際に張ってみると、ヤマハのときは弦が長くて、本来ポストに巻きつける飾り糸のついた部分をほとんどカットしなければならなかったのだが(画像上)、ラベラはダンエレクトロ用につくられた弦だけあって長さがぴったりである(画像下)。

音は弦が細いせいなのか材質のせいなのかフラットワウンドにしてはブライト。当然弾きやすいし、重低音でゴリゴリというわけにはいかないが、軽快に弾けるのがいい。ロングホーンを使用していて、フラットワウンドを張りたいと思っているのなら、このラベラの760FDが一番だと思う。しかし残念なことに生産中止となったようで、日本の楽器店ではまず手に入らないと思われる。ebayではちょくちょく出てくるので、見つけたら手に入れておくのがいいだろう。
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スケートキーチューナー

2010-05-21 20:35:09 | Dano Column
オリジナルのダンエレクトロで採用されたチューナー(ペグ)はオープンバックやクルーソン・デラックスなどあるが、60年代からはスケートキーと呼ばれるタイプが主に採用されるようになった。
このスケートキーはチューナーとしての評価は極めて低い。チョーキングしただけでチューニングが狂うなどと散々な言われようである。悪名高いチューナーなので、リイシューでは採用されていない。確かに精度に問題はあるのだが、私の感じではそこまでひどくはないと思う。

ひどくはないと言いつつ、ペグが回らなくなってしまったのが1本あるので、交換するためにスケートキーチューナーを今回新たに手に入れたというわけ。



届いたものをいじってみると、一体型で分解できないようになっていると思い込んでいたスケートキーチューナーが実は簡単に分解できることがわかった。
ということは交換しなくても、分解してギアのかみあわせを直せば済む話かもと思ったとたん、よけいな買い物をしてしまったか、と気持ちがダウンしてしまったので、作業を進める気になれないでいる。本当に壊れていて、やはり交換するしかないのかもしれないが、そのことを確かめることさえ今日は面倒になっている。

とはいえ、現行品にはないパーツなので、持っていればそのうち役に立つこともあるだろうと考えることにして、気持ちが上がってくるのを待つとしよう。
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ローズウッドサドル

2010-05-15 20:45:53 | Dano Column
Danguitarsに注文していたローズウッドサドルが届いた。今後のことも考えて5個くらい欲しいと思って、その場合、送料がいくらになるかをメールで問い合わせたんだけど、1個のときと同じでいいという。
サイトの画像では1個ずつパッケージされてたので、それを5個だったらかさばって大きくなるし、送料も変わるんじゃないかと思うよね。でも届いたのを見たら納得した。ローズウッドサドル5個を厚紙にテープで仮止めしたのを三つ折りした状態で袋に入れてあったから。

ダンエレクトロのパーツが欲しいときはペイパルのアカウントを持っていればDanguitarsに注文するのが一番だと思うけれど、個人輸入はいやだ、日本で買いたいという場合にはALL PARTS JAPANに注文するという手がある。ALL PARTS USAでダンエレクトロのパーツを扱っているのでALL PARTS JAPANで取り寄せてくれる。でもその場合、販売価格の3割増しになるんだな。3割増しといってもパーツなんて単価は大したことないから、1個だけ買うのであれば、個人輸入の際に発生する国際郵送料よりは安く済む場合もある。



というわけで、ローズウッドサドルを早速2個交換した。交換したサドルは少し見づらいが、画像のようになっている。切り込みが入っていたり、薄く削られていたり、ピッチを合わせるために前のオーナーが苦労した痕跡というわけだ。確かにこういう加工をすればピッチは合うけれど、鳴りが悪くなったりとか、サドルの磨耗が早まったりとかはあるんじゃないかな。実際あまり具合がよろしくなかったので今回交換することにしたわけで、交換したらやはり音はよくなった。オクターヴは全弦ぴったりというわけにはいかないが、10セント以内ならまあいいんじゃないかと思っているので、私は気持ちよく鳴るほうを取る。もちろん、鳴りが犠牲にならないようにていねいに加工すれば、それが一番なのだけれども。

純正のサドルではなく、ホームセンターでいろいろな種類の端材を買ってきて試してみるのも面白そうではある。
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THE ROUTES

2010-05-13 22:20:41 | Music Life
The Routes - Left My Mind (Live at Yuyintang, Shanghai CHINA)


大分で活動しているThe Routesが万博開催直前の上海でおこなったライヴの映像。ベースがロングホーンDEAD ON 58を弾いている。

The Routesは2003年にイギリスから日本にやってきたクリス・ジャックが結成した。最初はFacialsという名前だったのをThe Routesに変えて、何度かメンバーチェンジをし、2008年に現在のメンバーとなった。

The Routesはプリティー・シングスやヤードバーズを髣髴とさせる、ブリティッシュ系ガレージバンド。フルアルバム「LEFT MY MIND」のほか、7インチのシングルレコード「DO WHAT'S RIGHT BY YOU」を最近リリースしたばかり。

ギター&ヴォーカルのクリス・ジャックとはまだ日本未発売だったダンエレクトロのロングホーンDEAD ON 58をいちはやく入手した同士といったことが知り合うきっかけだったりしたのだが、彼も相当なギターマニアで、これまでもフェンダーやギブソン、リッケンバッカーなど、様々なギターを使ってきていて、この映像ではテスコのスペクトラム5を使用している。だが、クリス・ジャックといえばやはりVOXということになるだろう。StarstreamやPhantomをはじめ、最近手放してしまったが、貴重なデッドミントも数本所有していた。

The Routesのオフィシャルサイトはブックマークに入れてあるのでそこから。
それとマイスペースのVox guitars fan pageではStarstreamとGrand Prixが内蔵するエフェクトを余すところなく披露した、クリスによるデモ演奏が聴ける。

ちなみにそのGrand Prixは現在、The Clearasilsの平川氏が所有している。
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渡来宏明

2010-05-09 17:12:57 | Music Life
渡来宏明 秘密のメロディー


渡来宏明氏「秘密のメロディー」のライヴ映像。この曲は彼の最初のソロアルバム「シークレット・メロディーズ」のタイトル・チューン。

この映像でベースの人が弾いているのが昨日記事にしたダンエレクトロの Danoblaster RUMOR かと思うのだが、モズライトかもしれない。RUMORベースを使用したとすればなかなかマニアックだなと思うけれど、いずれにせよ今回の記事ではきっかけに過ぎないので。

マニアックといえば渡来氏本人もギターに関してはかなりマニアックで、最初のソロアルバムを作成中はSilvertone(主にハーモニーメイド)のギターを多数所有していて、収録曲のほとんどでSilvertoneを使用したとのこと。その一つ「俺のソウルカー」において、Silvertoneから生み出された素晴らしいギターソロを聴くことができる。



「シークレット・メロディーズ」を聴いて、私が最初に抱いた印象は「いわゆるナイアガラ的なるものを総括し、新たな地平を目指そうとする」というもので、それまでTreeberrysとして英語で歌ってきた渡来氏が「日本語のポップ・ミュージック」に取り組むにあたり、ナイアガラ・ファミリーとの対峙は避けられないところであり、優秀なミュージシャンと高度なスタジオ・ワークによって生み出されたナイアガラのフォール・オブ・サウンドをたった一人で、宅録機材で挑むことで乗り越えようとしたのではないかと思った次第。そしてそのアプローチは、ナイアガラのオモテ面としてのフィル・スペクター的な方法ではなく、ウラ面としてのロイ・ウッド的な方法に依拠したのではないか、とかなんとか。
かねてより渡来氏はザ・ムーヴ、そしてロイ・ウッドをリスペクトしているので、そもそもナイアガラ云々などといったことは単なる私の思い込みにすぎないかもしれないけど。



思い込みついでにさらに続けるならば、こうしてナイアガラを総括したことにより、新たな地平を獲得すべく、渡来氏はセカンドアルバムをレコーディングした。このアルバムは「How to Rock」とタイトルがつけられた。これはロック自体を問い直すことでもあり、それはグルーヴの追求による身体性の獲得によって、幾重にも重ねられたギターサウンドとハーモニーが織り成す複雑なテクスチュアをあくまでポップに一気に疾走させることである。

過去のポップ・ミュージックの遺産を引用し編集する桎梏からビートによって外に出ること。そうすることで何を目指したかといえば、渡来氏曰く、ロックという世俗的な音楽に「祈り」としか呼びようのないものを宿らせる、ということ。
そのことは歌詞にも反映されている。今までに歌詞として使われたことはなかったであろう言葉やフレーズを散りばめ、母国語にいわば外国語を刻んでいくような歌詞は、音韻や語感が配慮されているので、聴いている分にはスムーズに流れるが、歌詞を改めて読んでみると、一見、無秩序な言葉の羅列に見えてしまうくらい、音声と文字の間にギャップがある。とはいえ、それらは決して無意味ではなく、例えば不倫であったり、初めて人を好きになったときであったり、恋愛のしんどさであったり、そうした下世話ともいえる男女の様々な局面を描きつつ、自分が生まれる以前のパパやママも、ひいては遥か古来から人類は同じことを繰り返してきたということに思い当たり、大きな存在を垣間見るといったトータルなコンセプトを備えている。歌詞の刷新という点もこのアルバムの特筆するべきところだろうと思う。

要するに「How to Rock」は誰でも気軽に楽しめるポップでキャッチーなアルバムであると同時に重箱の隅をつつくようなオタク的な聴き方をすれば聴くごとに新しい側面を見せるアルバムとなっているというわけ。

このアルバムのエンジニアによる楽曲解説

このようなアルバムをつくってしまった渡来氏であるが、Treeberrys時代からそのソングライティング能力やグルーヴィーでよいラインを弾くベーシストとして、また一筋縄ではいかない「悪さ」をするギタリストとして天才と呼ばれている。だがそれだけでなく、原盤マニアの生態を描いたマンガ「原盤くん」や独自の視点による音盤レビュー「ロック黄金伝説」などでも非凡な才能を示している。

渡来宏明氏のブログ(リンク集からmyapaceや「ロック黄金伝説」へ「原盤くん」はBBSに掲載)
http://yaplog.jp/wattack/
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Danoblasterをめぐって

2010-05-08 14:53:15 | Dano Column
Danguitarsのサイトには復活後のダンエレクトロが出したギターが網羅され、大まかな製造年代とスペックが掲載されている。
ところが、そこに掲載されていないシリーズがある。それがDanoblasterシリーズである。
復活後のダンエレクトロにはオリジナルのリイシューではないシリーズがあり、Hodad、Mod、そしてDanoblasterの3種ということになる。これら3種のシリーズに共通しているのはモズライトとフェンダーをブレンドし、ダノライクにデフォルメしたシェイプということになるだろうが、Hodadにはビグスビータイプのヴィブラートユニットを搭載、Modには7弦タイプをラインアップ、そしてDanoblasterにはエフェクターを内蔵といったように、それぞれのシリーズにおいて際立った特徴も備えており、過去のリイシューだけに終わらない新たなダンエレクトロを、という意欲が感じられる。

とくにDanoblasterシリーズにあっては、ダンエレクトロの象徴であるリップスティック・ピックアップさえ捨ててしまうに至ったのだが、これが裏目に出たのか、ダンエレクトロのギターとしては鬼子的な存在となってしまったようだ。Danguitarsのサイトに掲載されていないのもそういうことなのかもしれない。とはいえ、Danoblasterシリーズはユニークなギターとして興味深い。

    

DanoblasterシリーズにはINNUENDOとHEARSAYという2種のギターとRUMORと名づけられたベースがある。
INNUENDO(画像左)の特徴はストラトキャスターのような外観と4種類のエフェクターが内蔵されているところにある。



4種のエフェクターは1.ディストーション、2.コーラス、3.トレモロ、4.エコーとなっているが、それぞれダンエレクトロのminiシリーズのペダルであるグリルドチーズ、ミルクシェイク、ツナメルト、BLTが元になっている。
コントロールノブは4つあり、1Vol、1Toneとディストーションのレゾナンスを変えるノブとトレモロのスピードを調節するノブがついている。



そしてジャックはエフェクト回路をバイパスするのと回路を通るものの2穴となっている。

HEARSAY(画像中央)はINNUENDOの外観はそのままに、内蔵するエフェクターがディストーションのみとなったもの。なのでコントロールノブは3つ。

ギターには通常の6弦のほか、12弦とバリトンもラインアップされている。

RUMOR(画像右)はプレシジョンベースのような外観にコーラスが内蔵されたもので、ピックアップもプレベのようなスプリットタイプのものになっている。

私はこのシリーズを持っていないが、改めて調べているうちに欲しくなってしまった。
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動画で楽しむDano(59)

2010-05-07 03:02:26 | Dano Movies(洋)
The Velvet Underground 1965 - first TV appearance


1965年、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドが初めてTVに出演したときの映像ということでいいのかな。音声がないのが残念。
ちらっとしか映ってないけれど、スターリング・モリソンがSilvertone 1448を弾いている。ルー・リードはKENT(GUYATONE)を弾いているし。
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ストーンズとダンエレクトロ

2010-05-03 15:19:01 | Dano Column
Silvertone1457を弾くミック
ザ・フーはピートもジョンもダンエレクトロを使用したし、ホリーズではグラハム・ナッシュが、キンクスではピート・クエイフがやはりダンエレクトロを使用した。英国の60年代を代表するバンドにもダンエレクトロは使われていたというのはこれまでもこのブログでいろいろと紹介してきたところ。

その一方で、ビートルズはといえば、ジョンとジョージのためにコーラルからエレクトリック・シタールが贈られたというエピソードがあるくらいで、ダンエレクトロをライヴやレコーディングで使用したことはない。

では、ストーンズはどうだったか、ということになるわけで今回のお題である。
ストーンズといえばブライアン・ジョーンズのトレードマークでもあったVOXのティアドロップがまず思い浮かぶ。もちろんキースのテレキャスターやロニーのゼマティスなどなど。
ストーンズの40年以上にわたる活動歴からいって、ギブソンやフェンダーといった王道からビザール系まで、数え上げれば様々なギターを使用してきたと思われるが、キースやロニーの膨大なギターコレクションを考えれば当然といえば当然だろう。

とはいえ、ストーンズのステージでダンエレクトロを見ることはほとんどない。ロニーがベイビーシタールを使用したり、ミックが画像のように「Back of My Hands」のスライドプレイのためにシルヴァートーンの1457を使用したりしたくらいである。それにしてもミックがギターを抱える場面が増えているのはキースやロニーが怠けているせいなのか。


「Guitars from Neptune」にはキースにインタビューしたときのことが書かれている。以下は超訳。

―今までにダンエレクトロを弾いたことはある?
キース (タバコを燻らせながら)そりゃあるさ、あんたも知ってる「あの音」だな。

―ステージで何を弾いたか覚えてる?
キース 覚えてるかって?(笑いながら長い沈黙の後、ミックの方を向いて)ミック、お前さんは覚えてるか?
ミック 覚えてるかって何を?

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すすめ!パイロンズ

2010-05-01 14:02:02 | Music Life
Live Rainbow @JAM ザ・パイロンズ


マージービートはリヴァプールを流れるマージー川に由来するが、広島を流れる太田川にちなんでここに太田川ビートが誕生した。

2009年に結成されたばかりのザ・パイロンズはご覧のように60年代のビート・サウンドを志向している。ヴォーカル&ギターのタクトくんは私のマイミクだったりするのだが、彼もまたロングホーンを2本、ショートホーンを3本所有しているダノファンなのである。で、いつのまにか、パイロンズもベースやリードギターもダンエレクトロという、ダンエレクトロ・オリエンテッドなバンドとなっていた。

この動画で演奏されている曲は「ペットボトルやきゅう」で、ファズをかましたギターの音が印象的。残念なことにここではロングホーンベースは演奏されずに片隅に立てかけられている(接触不良を起こしたとのこと)。

若いバンドなので、まだまだのびしろもたくさんあるし、メンバーのキャラもいい感じ。タクトくんは音楽以外にもいろいろなことをやってて引き出したくさん持ってる鬼才なので、将来楽しみといったところ。

マイスペースで他の楽曲も聴ける。
http://www.myspace.com/thepylons1
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