2024年のダンエレクトロ

2024-01-28 15:21:15 | Dano Info
毎年恒例のNAMMショー、今年は1月25日から28日に開催された。ダンエレクトロも出展し、2024年のニューモデルがお披露目となった。



今回はギターとペダルの両方に新作があった。ギターは FIFTY-NINERS というモデル名である。昨年登場した DIVINE の外観に2ピックアップ、片方にだけfホールがあるというもので、ヘッドのロゴが復活した。カラー展開はレッド、ゴールド、グリーンの3色。ショートホーンシェイプなので、FIFTY-NINERS なのかと思ったが、画像を見るとロングホーンシェイプのものもある。

ペダルは Nichols 1966 と名付けられたが、これは、現ダンエレクトロの社長であるスティーヴ・ライディンガーがまだティーンエイジャーの頃に、自宅ガレージで手作りしたものを再現したペダルなのだそう。独自の3トランジスタ回路により、ファズとディストーションの中間的なサウンド、あるいは「ガラスを砕く」ようなサウンドになるとのこと。ギター側のボリュームとの追従性も高いそうで、ストック/ミッドカットスイッチも搭載され、多彩な音作りが可能だとされている。

両方ともすでに試奏動画がアップされているので、それを見てみよう。

DANELECTRO™: FIFTY NINER™


Danelectro Nichols 1966 Fuzz Drive | NEW for 2024 #NAMM
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2023年のダンエレクトロ

2023-03-18 11:01:38 | Dano Info


ダンエレクトロの新製品、今回は Divine シリーズの新しいバージョンである。

Divine とは、2、3年ほど前に、ダンエレクトロがオリジナルでいうところの「デラックス」をリイシューしたモデルのことである。「デラックス」というのはその名の通り、化粧板が貼られたメゾナイトをトップ材とし、ボディのエッジにはバインディングが施されるなど、見た目的に高級感が醸し出されるようなつくりとなっているのが特徴であるが、リイシューモデルでは、リップスティック・ピックアップが2基搭載という仕様で、ピックガードなしのタイプにフレイムメイプルとダークウオルナットの2色があり、よりオリジナルに寄せた感じのピックガード付きのタイプにはホワイトの、合わせて3色がある。この Divine が発売されたことは当然知っていたのだが、この Divine と緑のU2をリイシューした JADE 57 についてはブログに紹介記事を書くという作業を怠ってしまった。

今回の新しい Divine の仕様であるが、特徴的なのは3ピックアップとなっていること。オリジナルにも3ピックアップのモデルはあったが、音色の調整はそれぞれのピックアップに付随するトーンとボリュームのコントロールによるもので、音色はそのままに全体の音量を調節するためにはマスターボリュームでという、いささか面倒なものだった。今回のリイシューモデルはストラトキャスターのように5wayのセレクタースイッチで音色を切り替えるようになっている。トーンやボリュームもいつものようなコンセントリックノブではなく、1トーン、1ボリュームとなっている。その他、ナットもいつものようなアルミニウムではなく、ボーンナットとなっているとのこと。

今回の新製品についてもダンエレクトロの公式ウェブサイトにはまだ何もアップされていないが、レッド、ブラック、ブルーメタリック、ダークバーガンディーの4色展開となるそうで、価格は799ドルだそうだ。日本での発売がいつになるかはわからない。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2022年のダンエレクトロ

2022-10-23 10:12:09 | Dano Info


ここのところ新製品が出てこなくなったダンエレクトロから久しぶりに新製品が出るとの情報が入った。
今回ラインアップされたのはロングホーンモデルのバリトンギターで、コッパーバーストとシルバーバーストの2色展開となるようだ。

ロングホーンのバリトンは以前にもリイシューされたが、今回はDEAD ON 58のようにポインタノブを採用するなど、よりオリジナルに寄せたものとなっている。スケール長は29.72インチなので、一般的にはショートスケールとなるだろう。フレット数は24あり、金属の6連サドルが採用されている。

ダンエレクトロの公式サイトにはまだこの情報は掲載されていないが、アメリカのギターショップではすでに予約販売が始まっている。569ドルなり。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ネイサン・ダニエル殿堂入り

2022-09-16 19:00:13 | Dano Info
アメリカの雑誌、ヴィンテージ・ギター・マガジンでは、毎年読者投票を行い、アルバム、プレイヤー、イノベーター、楽器の4つの部門で、殿堂入りとなる受賞者を選出しているとのことなのだが、2021年のイノベーター部門はダンエレクトロの創設者であるネイサン・ダニエルに決まったのだそうだ。候補にはヘッドレス・ギターの開発者であるネッド・スタインバーガーや様々なエフェクターの開発者であるロバート・キーリー、ケンタウルスの開発者であるビル・フィネガンといった名だたる大物たちがいて、彼らを抑えての殿堂入りである。

ヴィンテージ・ギター・マガジンのサイトでは、ダンエレクトロの革新性として、6弦ベースや12弦ギターの開発、31フレットあるギターリン、アンプ・イン・ケース、エレクトリック・シタール等について言及されている。

ヴィンテージ・ギター・マガジンのサイト
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2021年のダンエレクトロ

2021-06-30 17:51:39 | Dano Info


2021年も半ばを過ぎたが、ようやくダンエレクトロの新製品が登場した。今回は59DCとPROの限定生産品である。
59DCはブラックとピンクの2種類でゴールドパーツがあしらわれている。PROはピンクとクリームの2種類で久しぶりの再発となる。このPROであるが、chuya-online だけの限定カラー「AQUA」もあるとのこと。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

DC BASS Short Scale

2020-10-20 06:17:29 | Dano Info
DCベースのショートスケールモデルが発売されるようだ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2020年のダンエレクトロ

2020-01-06 21:00:13 | Dano Info


2020年にダンエレクトロが放つ新製品について取り急ぎ。

今回はペダルが3つ。

Back Talkの復刻。Foxx Tone Machineの復刻、Roebuckと名付けられたIbanez MS10のクローン。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Guitar Magazine 2017年3月号の記事について

2017-02-13 17:57:30 | Dano Info
グラント・グリーンがタバコの煙をくゆらせているチョイ悪な表紙がかっこいい今月号の「ギター・マガジン」の特集は、「進撃のジャズファンク」である。その他にグレッチの小特集もあり、それはそれで楽しめたのだが、NAMM2017のレポート記事の中に看過できない記述があったので、それについて「Dano研」的に言及しておく必要を感じたというわけである。

2017年のダンエレクトロの新製品に、84というリップスティック・ピックアップを取りつけたストラトキャスターのコピーモデルがあることは、すでにこのブログでも取り上げたのだが、「ギター・マガジン」のレポート部分の記述によれば、そのモデルが1984年にダンエレクトロによって製造されたことがあり、ダンエレクトロ70周年記念の一環として今回そのリイシューがなされたと読み取れる内容になっており、しかもそれをスティーヴィー・レイ・ヴォーンが使用していたかのように書かれているのである。

当然のことながら1984年当時にはダンエレクトロはメーカーとしてすでに存在しておらず、従ってストラトキャスターのコピーモデルを製造することもできなければ、販売することもできなかった。

確かに1984年前後に、まだ存命中であったスティーヴィー・レイ・ヴォーンは、通常のストラトキャスターのピックアップの替わりにリップスティック・ピックアップを取りつけたモデルを使用することがあった。しかし、それはダンエレクトロ製のギターではなく、ヘッドストック部に「Charley」とロゴが印字されたオーダーメイドで、しかもハードテイル仕様のものであった。



そしてもちろん、世界的なギターヒーローであったスティーヴィー・レイがリップスティック・ピックアップにリプレイスしたストラトを使用したということで、様々なメーカーから同様のモデルが数多製造されたことは言うまでもない。しかし、何度も書くが、ダンエレクトロが1984年前後にそのようなモデルをつくったことはないのである。

そんなわけで、日本を代表するギター情報誌が、わずか30数年前のことについて事実誤認のままの記事を通してしまったということは残念なことである。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2017年のダンエレクトロ ?

2017-01-16 10:39:44 | Dano Info


2017年、私が愛したダンエレクトロは大切なものを失った。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「Player」8月号に3021の記事が

2016-07-16 21:27:20 | Dano Info
「Player」8月号にダンエレクトロのショートホーンモデル3021の記事が掲載された。



実は今から3年ほど前の同誌でも3021の記事が掲載されたことがある。このときのギターはスケートキーが取りつけられ、マイクロティルト機構も備わっていたので60年代の中盤以降のモデルだということがわかる。



このときはカラー+モノクロでしかもジミー・ペイジの画像が使われていたりということから、まずはペイジの愛用するあのギターというつかみがないと読者を惹きつけられないとでもいうような感じ。それから3年後にはオールカラーでページ数も若干増え、有名ミュージシャンの写真を使わなくてもダンエレクトロの存在が、読者にある程度理解されているという前提が共有されているというわけで、前回と今回の間にある3年という期間の間にも、ダンエレクトロに対する認識が変化している様子がわかる(ような気がする)。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする