動画で楽しむDano(144)

2015-11-28 13:02:35 | Dano Movies(洋)
Nós - Lulina @ Grazie a Dio


Dano PROつながりということで、ブラジルのルリーナを。
私が彼女を初めて見たのはダンエレクトロの専門店「ダンギターズ」のサイトだった。彼女は今でも愛用しているDano PROをそこで購入したようで、testimonialsに彼女からの書き込みがあったのだ。そこには画像も添付されており、男の子か女の子か微妙な感じの子が嬉しそうにDano PROを抱えていたのだった。

その子がルリーナという名前で、手作り感覚のローファイな音楽をやっているのを知ったのはつい最近のこと。思えばDano PROを手に入れたのも、ベック・ハンセンに憧れてのことだったのかもしれない。

ブラジルといえばサンバとボサノヴァと思いがちだが、当然それ以外のポップミュージックもあるわけで、そういうのをMPB(ムージカ・ポプラール・ブラジレイラ)と呼ぶそうだ。ルリーナはフレンチ・ポップみたいな感じで聴ける。
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動画で楽しむDano(143)

2015-11-26 23:25:29 | Dano Movies(洋)
Skinny Girl Diet - Spooky | MATCHESFASHION


Skinny Girl Dietはギター&ヴォーカルのデライラとドラムのアーシュラの姉妹にいとこのアメリアがベースで加わった三人編成のガールズバンド。ローティーンの頃には元スリッツのヴィヴ・アルバータインの前座をやったり、ライオット・ガールの流れも汲んでいたりで、フェミニズムを標榜したバンドなのである。ギターのデライラはオレンジのDano PROをずっと愛用している。

この映像ではダスティ・スプリングフィールドの「スプーキー」をカバー。
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動画で楽しむDano(142)

2015-11-20 16:17:39 | Dano Movies(洋)
ロバート・ロドリゲス1994年の監督作品「ロードレーサーズ」は、アメリカのテレビ放映用に制作されたもので、日本ではビデオ化はされたようだが、劇場では未公開だったようだ。

この映画は1950年代アメリカの青春映画で、車と女の子とロックンロールに夢中な若者が、保守的な大人たちに反抗したり、敵対する不良少年グループと抗争を繰り広げたりするというストーリーだが、もちろん、そのような陳腐化した物語の枠組みを敢えて使っているわけ。

バンドの演奏シーンなどでSilvertoneの1417や1448が出てくることもあり、「だのじゃん」的にはマストな映画、YouTubeで全編見ることもできる。


Roadracers Intro


Roadracers 1994 guitar playing in the car


Roadracers_Johnny_plays_sax_and_guitar.avi


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あらためて「ビザール本」

2015-11-18 17:17:28 | Dano Column



リットーミュージックの「60’s BIZARRE GUITARS」は、それまで粗悪品と考えられ、顧みられることのなかった60年代の日本産エレクトリック・ギターを大量に集め、整理した。インターネットが普及する前の、ある意味それゆえに、と言うべきか、地道で丁寧な取材により、質・量ともに充実した内容となっている。「ビザール・ギター」という新たなカテゴリーも定着し、この本をきっかけにビザール・ギターの虜となった者も多い。

「だのじゃん」的にも、この本はダンエレクトロについて多くのページが割かれていて、資料として貴重なものである。例えば、カワイのギターを製造していた遠州工芸の杉浦陽吉氏、田中恒太郎氏のインタビューの中で、1967年の7月にダンエレクトロの工場を訪問したことが語られていたり、デヴィッド・リンドレーのインタビューでもテスコの話が大半ながらダンエレクトロについても触れられていたりする。

また、テスコ・デル・レイ氏によるダンエレクトロの年代記的な記事、宇賀田裕氏によるロングホーンの仕様変遷に関する記事、あるいはダンエレクトロの創業者ネイサン・ダニエルやその協力者でもあったヴィンセント・ベルへのインタビューなど、記事量が他のメーカーと比べても多い。その理由の一つとしては、当時、スティーヴ・ソーストやジム・ウォッシュバーンらによって結成されたダンエレクトロ・クラブがあり、その会報的なものとして「THE FEVER」が発行されていたことが挙げられるだろう。利用できるテキストが他のメーカーよりも多かったというわけだ。おそらくは1980年代後半くらいからアメリカのギターマニアの間でダンエレクトロのブームのようなものがあったのだろう。トラヴェリング・ウィルベリーズの「End of the Line」のプロモーション・ヴィデオがやたらダノ度の高いものになっているのもその反映なのかもしれない。

この本が発行されたのは1993年3月というわけで、すでに20年以上も前のことになるのだと、今さらながらに驚いた。古書価も高く、数年前までは復刊を望む声も多かったように記憶しているが、ビザールギター・ブームが終焉して久しい今となっては、例え復刊したとしてもそれほど売り上げは見込めないだろう。とはいえ、この本の価値は未だに失われてはいない。
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動画で楽しむDano(141)

2015-11-16 23:28:19 | Dano Movies(洋)
Loving Things


このグループはスコットランドのグラスゴー出身で、1961年にザ・ゲイローズという名前でデビューした。マーマレードに名前を変更したのは1966年からで、メンバーが様々替わりながら現在も活動しているそうだ。この映像ではロングホーンの6弦ベースが使用されている。
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動画で楽しむDano(140)

2015-11-09 23:31:31 | Dano Movies(洋)
Mommy Long Legs - Assholes (Live on KEXP)


Mommy Long Legsは「あしながおばさん」ということなのだろうか。
このバンドについて詳しいことはほとんど知らないのだが、この映像でギター&ヴォーカルのリリー・マーロックが弾いているギターが、ダノブラスターのHearsayなのである。これはモズライトとストラトキャスターを融合させたシェイプで、ダンエレクトロのトレードマークであるリップスティック・ピックアップをも捨てた鬼子的な存在として異彩を放っているモデルなのである。これを愛用しているミュージシャンにようやくめぐりあえて「だのじゃん」的にとても嬉しいのである。
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動画で楽しむDano(139)

2015-11-06 22:10:24 | Dano Movies(洋)
MaCoys - Hang on sloopy.mpg


ザ・マッコイズは1962年から1969年まで活動したグループで、リック・デリンジャーが在籍していたことで知られている。「Hang on Sloopy」は1965年に彼らが放ったヒット曲で、ビルボードのヒットチャート1位を獲得した。この曲はヤードバーズのカバーも知られていて、私はその印象のほうが強かったりする。

この映像でリック・デリンジャーはダンエレクトロのUシェイプのギターを使用しているのだが、ピックアップが3個ついているモデルで、よく見るとテールピースが増設されている。
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