動画で楽しむDano(55)

2010-03-29 01:49:26 | Dano Movies(洋)
Magnetic Fields-Save Your Secrets For The Moon-Live 3/1/1996-Philly


スティーヴン・メリットがPro1を弾いています。
Magnetic Fieldsというグループ名の由来はアンドレ・ブルトンとフィリップ・スーポーのオートマティスムの試みとして知られる「磁場」からだそう。ブルトン=エリュアールの「処女懐胎」は読んだけど「磁場」は読んでなかった。
それはともかく、スティーヴン・メリットはいい曲たくさんですね。

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動画で楽しむDano(54)

2010-03-28 14:31:15 | Dano Movies(邦)
住所不定無職『あの娘のaiko』


この3月にCDを出したばかりの住所不定無職。ダンエレクトロのダブルネックとテスコのメイクイーンを使っているということでも「だのじゃん」的に注目のグループ。

ここで使われているダブルネックはロングスケールのベースと6弦ギターの組み合わせ。オリジナルと違ってベースが上でギターが下。でもこのほうが弾きやすい気がする。

バンド名は細野晴臣の曲名から取ったのだろうと思うけれどもちょっと微妙な感じ。ゾンビーズが好きなメンバーがいるみたいなので、あえてバンド名で損をしようとしたのかも。

ライブは面白い。ギターとドラムが交替したり、ちょっとカオスな感じもあるし。いいんだか悪いんだかよくわからないけれども、ひょっとするとひょっとするかも。
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Double Neck 3923

2010-03-24 00:43:24 | Dano Guitars
オリジナルダンエレクトロのダブルネックは6弦のギターとショートスケールの4弦ベースの組み合わせです。これは1958年から1966年まで生産されました。

  

ボディシェイプはショートホーンでコッパーバーストに塗装されています。ショートホーンのベースがそうであったように、ダブルネックでもベースのフレット数は15フレットまでしかありません。



ピックアップはギター、ベースそれぞれ1個ずつで、1Vol、1Toneが割り当てられています。トグルスイッチは3段階の切換で下に倒すとベース、上に向けるとギター、真ん中にすると両方を同時に鳴らすことができるようになっていますが、これは要するに2ピックアップを搭載したギターと同じ仕組みというわけです。

裏を見るとキャビティカバーがステンレスになっていますが、中を開けると電装部分を銅箔で包む、例のTOTALLY SHIELDEDが施されています。

ギターとベースのダブルネックはダンエレクトロ以外でも、例えばリッケンバッカーにもあるので、それなりにニーズがあったのだろうと思いますが、ライブのパフォーマンスとしてギタリストとベーシストがそれぞれダブルネックを持って役割を交換しながら演奏する(チャーとルイズルイス加部がやったみたいに)というのは面白い使い方だとは思うものの、そうでもなければあえてダブルネックである必要はなかったのでは、という気もします。タッピングの達人であれば左手でベースラインを弾きながら右手でコードや単音を弾くみたいな感じで演奏できるのかもしれませんが。

復活後のダンエレクトロでは普通の6弦に12弦やバリトン、それとロングスケールの4弦ベースをそれぞれ組み合わせたダブルネックがあり、やはりショートホーンボディですが、オリジナルと同じショートスケールの4弦ベースと組み合わせたダブルネックはありません。
また、ジェリー・ジョーンズにはロングホーンシェイプのダブルネックがありました。

そんなこんなで、私は実のところ、このダブルネックを持っていたいとはそれほど思っていませんでしたが、状態の良いものが出てきたので思わず購入してしまいました。これから弾いてみるうちに、何か面白いアイデアが浮かぶと良いなと思っています。
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動画で楽しむDano(53)

2010-03-23 22:18:18 | Dano Movies(洋)
Golden Earring - Radar Love (Video)


ゴールデン・イヤリングはオランダのバンドで60年代から活動してます。初期の頃はオランダのビートバンドの流れで、ちょっとサイケ風味な感じだったのが、時代の変化に合わせてサウンドも変化させていって、70年代はこんな感じの曲を演奏していました。

このバンドのベースがリヌス・ゲリットセンで、彼が父親や友人と一緒に製作したプレベとロングホーンベースを合わせたダブルネックについて、以前記事にしたことがあります。

リヌスさんは昔からロングホーンベースを愛用していて、ロングホーンベースを演奏している映像も多数あるのですが、ここで彼が持っているのはリッケンバッカーです。そうなのですが、その背後にロングホーンベースが立てかけられているんですね。ここにロングホーンベースへのリヌスさんの愛を垣間見つつ、この映像を楽しみたいというわけで。
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動画で楽しむDano(52)

2010-03-21 01:42:43 | Dano Movies(洋)
The White Stripes - Astro/Jack the Ripper Doubleneck


ホワイトストライプスってエアラインのギターというイメージがありますが、ここではダンエレクトロのダブルネックを使用しています。バリトンと普通の6弦のダブルネックというわけで、ヴィンテージモデルではありません。こうしてみるとダブルネックもいいですね。
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Fender Bronco Amp

2010-03-20 00:00:20 | Other Amps
フェンダーのブロンコといえば1967年からのスチューデントモデルのギターとそれにセットでつけられたシルヴァーフェイスのアンプのことだった。ところが1990年代につくられたツイード仕様のソリッドステートアンプにもブロンコと名前がつけられた。名称の使い回しはダンエレクトロの得意技だが、フェンダーにもそういうことがあるという話。

このブロンコアンプもツイードに憧れていた頃にせめて気分だけでも味わおうと手に入れたものなのだが、このアンプは形や大きさはツイード・チャンプであるものの、中身はソリッドステートで、特にチューブライクなサウンドを狙ったわけではない。

クリーンとドライヴの2チャンネル。これをスイッチで切り換える。クリーンはトレブリーで、ソリッドステートらしく少しペラペラな感じ。そしてドライヴではおそろしいくらいに歪む。レトロな外観とそれを裏切るモダンなハイゲインサウンドのギャップが面白い。
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PIGGY PS-20

2010-03-16 01:26:01 | Other Amps
このPIGGYのアンプPS-20は出力が2W程度のミニアンプ。電池駆動もできるけど、単3電池を8本も使うというのが昔っぽい。今から30年くらい前のものなんだけど、一応キャビネットは木製で、プラスチックではないので音の鳴りはよい。

PIGGYは共和商会のブランドだったようだが、このアンプを製造したのはプリンス通信工業というところ。私は知らなかったのでネットで調べたのだが、プリンス通信工業というのはfresherブランドでギターをつくっていたり、ARIONブランドでエフェクターをつくっていたりして、現在は上野開発センターという名称で事業を続けているとのこと。fresherブランドのギターは初期のものはつくりがよいとされているし、エフェクター内蔵のギターでも知られている。またARIONのエフェクターは低価格ですぐれた性能を持っていることで知られている。ステレオコーラスやチューブレーターといった機種がとりわけ評価が高い。

そういうメーカーのつくったアンプということであるから、PS-20は小さくてもあなどれない。というか、小さいがゆえにフルテンでも大音量にならずいい感じに歪んでくれるし、クリーントーンもよい。

このアンプは以前ヤフオクで落札したもの。届いたときはヴォリュームやトーンのノブがなく、グリルのネットも汚れていて、金属部分にはサビやくすみもあったため、ひととおりクリーニングをし、ノブを取りつけ、サランネットも新しいものに交換した。とりあえずグリーンにしてみたが、これはこれでなかなか気に入っている。
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動画で楽しむDano(51)

2010-03-15 01:32:42 | Dano Movies(邦)
OOIOO - mountain book and unknown song


ここでU-3を弾いているのがYoshimi。ボアダムスですね。

私はボアダムスはあんまり聴いたことがなくて、このグループのことも知らなかったんですが、かなり気に入りました。
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PASTRAMI

2010-03-14 20:51:56 | Dano Effects
miniシリーズのオーヴァードライヴがPASTRAMI。
ミッド寄りのいわゆるTS系とは違った、ハイもカットされずにそのまま歪みます。なので、この高域成分が耳障りと感じられる場合もあるようです。今はTS系のペダルが多いので、かえって新鮮な印象を受けます。
このペダルは赤LEDでクリッピングさせますが、音を出すと赤LEDが光るのが筐体を透かして見えるのがいいですね。

パストラミは塩漬けの牛肉を燻製にし、香辛料をまぶしたもので、保存食でしたが、これもサンドウィッチの具に良く使われます。スモーキーでスパイシーなサウンド、そしてmeatyな中身の詰まったサウンドということでネーミングされたのではないかと思われます。

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GRILLED CHEESE

2010-03-11 19:09:27 | Dano Effects
GRILLED CHEESEはminiシリーズのディストーションでLEVELとRESONANCEの2つのコントロールがついています。歪みの量は変えられませんが、RESONANCEのツマミはワウみたいになっていて、音を出しながら回せばワウのペダルを踏んでいるような感じでサウンドを変化させることができます。実際、ギターを弾きながらそんな面倒なことはやれないので、適当なところで止めて、いわゆる「ワウ半止め」のサウンドを得ることができるというペダルです。

ワウ半止めというと私くらいの世代ですとマイケル・シェンカーを思い浮かべますが、ワウ・ペダルを適当なところで止めてフィルター的に使用するというのは、マイケルならずともいろんなギタリストがやっています。ワウのワからウに変わる境目あたりを狙うとなかなかに気持ちのいいサウンドが得られますね。私はかなり気に入っています。

で、例によってそのネーミングについてあれこれ考えてみるわけなんですが、グリルドチーズというのは文字通り焼きチーズというわけで、熱せられてチーズがとろけた状態になったものですが、サンドウィッチによく使われます。トーストのささくれだった表面が歪みで、その中でとろけているチーズがサウンドの可変域をイメージさせた、というところでしょうか。



また、CHEESYといえば、安っぽいとか陳腐とかといった意味になりますが、60年代後半から70年代にかけてのくさいギターサウンドという意味合いも含んでいると思われます。その時代の雰囲気ということで言えば、フランク・ザッパのFREAK OUT!におけるSuzy Creamcheeseなどにもつながっていくような気もします。Fuzzy Grilledcheeseなんてね。
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