勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

三の酉

2008-11-29 03:26:44 | Weblog
 三の酉まである年は火事が多いといわれるが、浅草の鷲(おおとり)神社では今年三回目の酉の市が開かれた。

境内は、午前零時の合図を今や遅しと待つ人で溢れている。
 
景気が悪い年は、酉の市が賑わうとか。

 商談が成立すると、商売繁盛を願って行われる手締めの音が、不景気を吹き飛ばそうとあちらこちらから聞こえてくる。

そんな様子をテレビカメラが追っていた。
  
この店のお兄さんは、毎年頭に描いた髪文字で、楽しませてくれる。

浅草ならではのきれいどころも、人目をひいていた。

そして、市周辺に立つ出店も、酉の市のもうひとつの楽しみでもある。

冬将軍

2008-11-27 00:07:39 | Weblog
 11月も終わりに近づくと、呼びもしない冬将軍が木枯らしを運んで来て、寒い日が続いている。師走という月もすぐそこまで来てしまった。
すでに、サンタクロースも準備を整えて、出番を待っているかのよう。
 
浜松町の小憎君も、温かそうなサンタの衣装に身を包み、相変わらず勢いがいい。

小憎君と小憎君、どっちが遠くに飛ばせるか、なんて話しているのかな♪

 走り去る電車が、時の流れと競争しているかのようにスピードを上げていた。そんなに急がなくてもいいのに・・・♪ 

知的財産権

2008-11-26 00:14:30 | Weblog
 人間の創造的活動により生み出されるものを知的財産というらしい。その創作者に権利保護を与える制度が知的財産権。その知的財産権は様々な法律で保護されているという。
 
 朝日新聞の投稿記事を紹介した我がブログに、朝日新聞社からコメントが届いた。(この前の記事「優しさとは」のコメント欄をご覧ください)

 新聞記事には著作権があり、それを転載、引用することは著作権者の許諾が必要だという。そこで早速朝日新聞社の知的財産センターに電話をした。そして届いた「申込書」に必要事項を記入して許諾の申請をした。その返事はまだだが、記事の内容によっては料金が発生するという。その結果については、またお知らせするつもりでいるが、ブロガーの皆様には、このようなことを踏まえたうえで、朝日新聞社の著作権についてを参考にしていただければ幸いです。

太陽がいっぱい

2008-11-22 16:40:44 | Weblog
 我が家はやや東よりの南向き、冬になると早朝から部屋の奥まで陽が射して、部屋の中は太陽がいっぱい。これが我が家の唯一の財産。
 ベランダの植木を整理して心地よくなったら、出窓の障子の黄ばみが気になった。そんな時一枚のチラシが目に付く。

「ふすま・たたみ・障子・アミ戸・10日間限りの価格・一枚から大丈夫です」
「障子はきれいに洗って、掃除のあとに張り替え、1枚1,800円」

 『渡りに船』とはこのことか。「福岡出身の兄弟店」「厚い紙・大阪産・丈夫です」「僕のじまんの障子紙」「昭和28年7月11日生55才」「相談無料」などの文言が、安心させてくれる。早速電話をした。
 2日間で出来上がった障子を嵌めると、出窓に置いた鉢植えが影絵となって藤城清治さんの世界。畳と何とかは新しいほうがいいというが、我が家には畳も女房もなし。障子の張り替えだけでも気分爽快。

 ちなみに、フランスには「女とワインは古い方がいい」という諺があるそうだ。古びてきた我が家の主の張り替えはできないが、まっ、いいか♪

ベランダ

2008-11-21 00:35:46 | Weblog
雑然としていた我が家の狭いベランダ。植木の植え替えと鉢の整理をした。
 日当たりの良いコーナーに棚を作り鉢を並べると、そこは癒しの空間。花が咲くのが楽しみである 

 反対側のコーナーには、大きな椿の木と薔薇などの鉢植えが並ぶ。十数年間、早春に真っ赤な花を咲かせてくれる椿は、来春のためにもう蕾が膨らみはじめた。出窓の隅でいじけていた象の置物を根元に置いてみた。

 枝を伸ばした薔薇は真っ白な花を咲かせる。ゆきやなぎは葉を落とした枝から小さな芽を出しはじめた。孔雀サボテンも挿し木で鉢いっぱいに葉が繁る。整然と並んだ鉢に生き返った緑がうれしくて、何度もベランダに出てみる。突然花が咲くはずもないのに。

弾ける若さ

2008-11-20 02:04:44 | Weblog
 我が、ホール新世紀恒例の大学生によるデモンストレーションが行われ、溢れる若さがフロアーいっぱいに弾け、この冬一番の寒気も12組の熱い熱気で吹き飛ばしてくれた。彼らの躍動美をお楽しみいただけたら幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。

枯れても

2008-11-18 00:25:04 | Weblog
 天気予報が冬の到来を告げている。気分を変えようとバラを飾った。自分で乾燥させたドライフラワーが部屋の中で微かに香る。

◇冬のバラ◇

天気予報が雪を告げる日
それでもオレンジ色の蕾を用意して
咲いている一枝のバラ

生きるって
こういうことなのか

-星野富弘さん-

 バラの花は枯れてもなお美しく香る。小さなことでくよくよするのはよそう。美しく枯れることは難しいが、上手に枯れることはできるかもしれない。バラの花のように。

CHANGE

2008-11-17 00:25:33 | Weblog
 悲しい出来事はある日突然やってくる。気分を変えよう、考え方を変えよう。わからなくてもいい、わかってもらえないなら。わかってくれる人がひとりでもいるならそれでいい。

 過去は振り向くまい。明日があるから。「明日という日は明るい日と書くのね」と誰かが歌ってた。必ず明日はやってくる。でも、明日には限りがある。残り少ない明日なら明るい日にしよう。

 「辛いという字がある、もう少しで幸せになれそうな字である」と言ったのは星野富弘さん。

 気分を変えよう。考え方を変えよう。気持ちを切り替えれば何かが起こる。
 
We Can Believe in Change!

2008-11-15 19:49:30 | Weblog
 長い道のりを歩いてきた。或る時はつまずき、或る時は転び、急いだり、立ち止まったり、走ったり、歩いたり、迷ったり、後戻りしたり。そして泣いたり、笑ったり。



どこかに通じている大道を
僕は歩いているのじゃない
僕の前に道はない
僕の後ろに道は出来る
道は僕のふみしだいて来た足あとだ




-高村光太郎は「道程」の原型の中でこう言っている-

 歩き続けた道を振り返る時、その長さに驚く。ひと休みしようと座ってみた。すると立ち上がるにも今まで以上の力が必要だった。身体は元気だが、少しばかり心が病んでいたかも知れない。

◇ 道 ◇

長い人生にはなぁ
どんなに避けようとしても
どうしても通らなければ
ならぬ道というものが
あるんだな

そんなときはその道を
黙って歩くことだな
愚痴や弱音を
吐かないでな
黙って歩くんだよ
ただ黙って
涙なんか見せちゃダメだぜ

そしてなぁ
そのときなんだよ
人間としての
いのちの根が
ふかくなるのは

-みつをさん-

 愚痴は言わない、弱音も吐かない。ただ黙って歩こう。この遠い道程のため。この遠い道程のため。勿忘草は元気です。そして再び歩きます。 

路傍の花

2008-11-08 23:37:09 | Weblog
 立冬から一夜が明けると冷たい小雨模様。昼前に雨は上がったが、厚い雲に覆われて真冬の寒さ。歩道の植え込みには、5月の花が一輪寂しげに咲いている。

花には人間のような
かけひきが
ないからいい

ただ咲いて
ただ散ってゆく
からいい

ただになれない
人間のわたし

-みつをさん-

 誰にも振り向かれずとも、季節を間違えようとも、かけひきもなく、咲きたいときに咲き、散りたいときに散る花。かけひきばかりで、狂い咲きもできない僕とは大違いだなぁ♪

ニュース23

2008-11-07 23:22:15 | Weblog
 相次ぐ著名人の訃報に驚かされている。緒形拳さん、フランク永井さん、そして今日は筑紫哲也さんの訃報。
 仕事柄、帰宅が午後11時を廻ることが多かった僕にとって、「筑紫哲也ニュース23」は、一日の締めくくりとして欠かせないニュース番組だった。 やわらかな語り口から発する辛口のコメントは、時に鋭く世相を斬り、時に政界を震撼させ、政治家からは抗議も多かったと聞く。その経歴が示すように、豊富な経験と多趣味に裏打ちされた確かな知識は、人間としての魅力も兼ね備え、尊敬する一人でもあった。

 1989年10月の放送開始から見続けたこの番組は、女性のサブキャスターにも注目していた。初代の浜尾朱美さんは女優からの転身だった。さらに阿川佐和子さん、有村かおりさん、渡辺真理さん、草野満代さん、そして現在の膳場貴子さんに至るまで、魅力的な女性ばかり。特に膳場さんは、NHKの「プロジェクトⅩ」の時からのファンである。筑紫さんのいない番組を支えた実力もさることながら、あのキラキラと光る瞳と、知性的な顔立ち、はっきりとした言葉遣い、どれもが心に響く。


 筑紫さんが、肺がんを告白して番組を休んでからも、「筑紫哲也」の名を冠した「ニュース23」は、いつか彼が戻ってくることを約束してくれていると思っていた。番組には時々顔を出してはいたが、ある日メーンキャスターが代わり、番組名から「筑紫哲也」の名が消えた。それは、筑紫さんがこの番組にメーンキャスターとして戻ることはないことを知る。
 
 日本記者クラブ賞も受賞している筑紫哲也さん。存在感のある辛口のコメントは、敵も多かったようだが、彼の鋭いコメントが聞かれなくなったのは寂しい限り。番組を通して多くの事を教えてくれた筑紫さんに、「ありがとう」の言葉を捧げ、感謝と哀悼の意を表したい。

急増中

2008-11-05 22:30:46 | Weblog
 「ピンポーン」部屋のインターホンが鳴った。「○○交番ですが」。シマッタ、何かバレたか。「巡回に来ました」。な~んだそうだったのか。ひとまずホッとする。

 急増している振り込め詐欺に対する注意を促す巡回に来たお巡りさん。「それらしい電話が掛かってきたら、必ず相手の電話番号を聞いて、110番してください」。そう言って2枚のチラシを置いて行った。
 手を変え品を変え、とどまるところを知らない振り込め詐欺事件。いくつかのキーワードがあるという。
 俺は絶対に引っかからないぞ、という人が騙されているとか。僕も騙されないぞ、と思っている。それは振り込むほどの大金などないからだが、騙された振りをしてATMまで行って警察に引き渡してみたい気もする。そんな大口を叩いて騙されたら、笑いものになるだろうが。皆さんもどうぞお気をつけください。

魅惑の低音

2008-11-03 23:54:49 | Weblog
 大好きな歌手だった。甘く囁くような低音の歌声とその歌唱力に、どれほどしびれたことか。「有楽町で逢いましょう」から50年が経ち、7月5日には有楽町マリオン前に歌碑が建ったばかりだった。
そのときに購入したワインとCD。
 
 フランク永井さんをはじめとする、多くの歌手がカバーしている「有楽町で逢いましょう」のCDは何度も聞いているが、ワインはそのまま封を切らずにある。

 彼のヒット曲42曲が収録された3枚組みLPレコード、レコード大賞受賞曲「君恋し」はシングル版で、そして、今は発売されなくなったソノシート版。それらは今も大切に保管してある。
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 レコード大賞を受賞したフランク永井さんの「君恋し」は、二村定一という歌手が歌ったリバイバル・ヒットである。先日10月27日に稲妻の画像を撮影した時、思わず口ずさんだ歌がこの「君恋し」であったことは、ブログで紹介したばかり。その日はくしくもフランク永井さんが亡くなった当日であったことを知り、驚いている。

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 ビクター ミュージック ブックとして発売された、4枚組8曲が収録されたソノシート版、値段を見ると380円。ソノシートのレコードは、高価な値がつくと聞いた。数少ない我が家のお宝である。他にもカセットテープには、50曲以上の彼の歌が録音されている。

 フランクさんの生の歌声が聴けなくなって久しい。どうぞ安らかにお眠りください。逢いたくなったら有楽町に行きます。

ワルツ

2008-11-02 23:18:40 | Weblog
 プロのライセンスを取得して40年、サラリーマンの傍らダンスホールで働き、やがて本業になってしまったダンス教師という職業。お客様とのデモンストレーションも数多く経験してきた。しかし、何度経験しても満足のいく出来栄えはない。

 発熱をおして出演した今回、お客様に感づかれることはなかったが、やはり写真や動画を見ると、自分のイメージとは程遠い。それが発熱のためでないことは充分承知している。
 社交ダンスはリーダーである男性の技量が大きく左右する。お客様は練習の成果を充分に発揮してくれたが、我が拙い踊りは恥かしい。お目汚しになりますが、お約束なので2枚だけアップします。
 幸い写真は静止しているので、動きの悪さは誤魔化せる。だが上手な人の踊りは、写真の中にも動きがある。我が画像からは動きが感じられないなぁ。

木枯らし1号

2008-11-01 22:55:24 | Weblog
 深まる秋に、気が付くともう霜月。木枯らし1号が吹いた東京は、真っ青に晴れ上がった空に雲ひとつない秋晴れ。
 浅草寺本堂50周年記念行事で賑わう境内では、菊花展が開かれ、菊の香りに満ち溢れている。

 白一色の千輪咲きと、三色千輪咲きの前では、皆が一様に「ウワァ~、すごい」と歓声をあげ、見事な鉢植えを覗き込むように見入っていた。

漂う菊の香りは、冬支度を促す合図か? 首に捲いたマフラーが冬の到来を告げている。

 傾きかけた秋の日射しは眩しく、そしてどこか淋しげに人の影を長く伸ばし、行く秋を惜しむようだった。