勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

住宅・土地統計調査

2013-09-29 21:23:36 | Weblog
 一昨日のこと、夜の7時過ぎ、ピンポーンとマンションのエントランスのチャイムが鳴った。こんな時間に宅配便は来ない。訪問者の予定もない。ちょっと構えて応答する。

「総務省統計局から、○○さんの世帯が調査の対象となり、住宅・土地統計調査のお願いに伺いました」

女性の声である。

「それは受けなければいけないものなんですか?」

いまどき、何もかも頭から信用できない時代である。用心にこしたことはない。

すると、ちょっと戸惑いながら

「は・はい」


いくつかのやり取りのあと、部屋の玄関に通す。


 示された調査票を見ると、かなりプライバシーに立ち入った内容であり、全ての所帯が対象ではないという。「なぜ我が家なんですか?この調査は何を意味するのですか?この調査によって何がわかるのですか?なんの目的で調査するのですか?」
 立て続けの質問に、うら若き(といっても30代後半にはなっているだろう)女性はしどろもどろ。分厚い冊子を広げながら説明するが、自分の言葉ではない。ただ冊子に書かれた文章を読むだけ。僕の意地悪(?)な質問に目を拭いはじめた。「えっ、泣いてるの?」。ちょっと気の毒に思ったが、納得できずにここでひるむわけにはいかない。「この調査を拒否するつもりはありませんが、意図がよくわからないので、納得のいく説明ができるようにしてもう一度出直してください」。心を鬼にして調査票を返した。

 昨夜、再び同じ時間帯にチャイムが鳴った。部屋の玄関に通すと一昨夜と同じ女性。そして彼女の説明はほぼ納得のいくものだった。晴れやかな笑顔で彼女は言った。「お陰さまでいい勉強になりました。ありがとうございました」。

 後でわかったことだが、調査票の注意書きには、政府の統計調査を装った「かたり調査」にご注意ください。不審に思われた場合には、「調査員証」の提示を求めるか、区市町村までお問い合わせください。とあった。

そろい踏み

2013-09-26 23:11:08 | Weblog


 
小僧くん 急に涼しくなって 今日は寒いくらいだけど そんな薄着で寒くないのかい?


おじちゃん ぼく若いから寒くなんかないよ


小僧くんは いつまでたっても若くていいね


うん ぼく年取らないからね


おじちゃんは 今年70歳になっちゃったよ


うわぁ~ すごい おじちゃん70年も生きてるの?


おいっ! 怪物みたいに言うなよ 
Σ(;´□`)ノォィォィ





ところで 小僧くんの掲げてる旗の 創立60周年 港区社会福祉何とかって何だい?


港区社会福祉協議会っていうんだけど おじちゃん 知らないの?


うん 恥ずかしいけど 知らないよ


社会福祉協議会はね 

地域に暮らす人 特に高齢者が安心して生活できる「福祉のまちづくり」を目指す活動をする

民間組織のことなんだよ



小僧くん 博識だねぇ


おじちゃんのような高齢者には 特に役立つ組織なんだよ


そ・そうなんだ(^^;)


港区の社会福祉協議会は 今年で創立60周年を迎えるんだって




あれっ! 小僧くん みどりの山手線が入ってきたよ


みどり色の山手線が走って今年50周年記念で 1編成だけ今年いっぱい走るんだけど

おじちゃん いつかblogで取り上げてたよね



小僧くん よく知ってたね 

あれは今年の1月30日だったかな

これで 50周年 60周年 70周年の三役そろい踏みだね



おじちゃんが 一番年上だから 横綱かなぁ


ワ~ォ♪

引退間近の横綱かな・・・???

秋バテ

2013-09-25 22:52:00 | Weblog
 明日26日は彼岸明けである。彼岸と共に記録的な猛暑も影を潜め、空も雲も風も月の光も星の瞬きも、皆秋の装いを始めた。暑さ寒さも・・・というが、先人の言葉には説得力がある。

 先週のこと、お客様とのメールのやり取りに「秋バテ」という言葉が踊った。僕にとっては初めて耳(目)にする言葉だった。


 夏が終わる頃に体調を崩すことを、夏バテというとず~っと思っていた。このメールのやり取りが9月19日、その日の朝日新聞の朝刊に<猛暑明け「秋バテ」警報>の記事を見つけたのは、メールをいただいた後だった。

 記事によると、「夏から秋へ季節が変わるこの時期の不調を秋バテと呼ぶ」とある。「夏バテは、胃腸などが弱い人がかかるのに対し、体力がある人でもなるのが秋バテ」ともある。この夏の猛暑で、強い冷房により自律神経に大きな負担がかかり、例年以上に不調を訴える人が多いともいう。念のため大辞林を紐解くと、「夏バテ」とは、夏の暑さのために体が弱ること、とある。しかし、「秋バテ」という言葉は見つからなかった。夏バテと秋バテのどこが違うのかよくわからない。

 夏が好きな僕、今年の猛暑にも一度もエアコンを使ったことがない。友人に言わせると、年寄は気温の変化を感じなくなっているからだと、揶揄する。この数日の涼しさに、体調はますます快調である。皆さん秋バテにお気を付けくださいね。

秋彼岸

2013-09-23 21:29:25 | Weblog
 あの猛暑も、彼岸になって急に涼しくなった。移ろう季節に時の流れの早さを感じる。そして、先立った故人の思い出を語る時でもある。昨日、実家の墓参りに出かけた。年に2度兄弟姉妹が集まり、話の花を咲かせる日でもある。兄弟が多い僕、皆60代を過ぎているが、欠けたのは癌により60代で他界した長兄だけ。墓には両親と兄の3人が眠っている。

 家業を継いだ甥の息子は、幼いころ僕になついていたが、もうそばに来ない。今日は少年野球だという。「俊ちゃんどこを守っているの、ベンチを守っているんじゃないよね」「メンバーが9人だからレギュラーだよ」とママが言うと、「新入りが3人いるよ」そういってそそくさと出かけてしまった。

 ひとしきり、実家で満開に咲かせた話の花を手折って、近くに住む姉のところに立ち寄った。そこでも話の花が再び開花する。庭中花で埋まる花好きの姉は特に山野草が好きだが、僕のために用意してくれた山野草の鉢を貰って帰ったが、荷物になるので最小限にした。


 右の鉢は、今の時期の花、萩である。岩に着生しているのはイワタバコ(岩煙草)という名の山草で、葉がタバコの葉に似ているから付いた名だそうだ。谷間や山地の湿った崖面に群生し、淡紫色の星形の花を咲かせるというが、我々の話の花よりは、はるかに美しいという。どんな花でも年寄軍団の花よりは美しいだろうが。。。


 また、タカネコンギクという名の亜高山帯の草地に咲くキク科の花は、今が花期。涼しげな花は、我々の熱い話の花とは大違いで可憐である。萩の花とタカネコンギクが我が家にも秋を運んできた。ガラスの皿の上で鎮座するイワタバコの花言葉も「涼しげ」だとか。今宵、我が家には涼しい初秋の風が吹いている。

大提灯

2013-09-20 20:42:42 | Weblog
 我が住む町浅草にはシンボルがたくさんある。そのひとつが浅草寺。浅草寺といえば雷門。雷門の左右には風神雷神があり、この門を「風雷神門」というが、通称「雷門」と呼ばれている。仲見世と呼ばれる表参道の入り口にある雷門のシンボルは大提灯。この大提灯の重さは700キロあるという。浅草一のお祭り三社祭の時には、神輿が雷門を通るため、この大提灯が畳まれる。先日の台風18号の時にも、台風に備え、15日に大提灯が畳まれたという。


 しかし、雷門のシンボルである大提灯が何か変。雷門と描かれた提灯は絵である。大提灯の代わりに提灯が印刷されたシートが下がっているのである。更に風神雷神もシートで覆われている。


 雷門の大提灯は10年に一度の張り替えが行われるが、雷門の塗装工事に合わせ18日に取り外され、京都で骨組みや和紙が取り換えられるそうだ。11月中旬には再び雷門に取り付けられるというが、暫くは絵による大提灯が参拝客を迎えることになる。

中秋の名月

2013-09-19 21:37:21 | Weblog
 中秋の名月が必ずしも満月とは限らないらしいが、今年は3年連続で満月の中秋の名月だそうだ。次の中秋が満月になるのは8年後だとか。東京五輪の次の年までは少し欠けた名月になるらしい。


 「花は盛りに、月は隈なきをのみ、見るものかは」と、吉田兼好はいう。何事も最盛ではなく、そこに向かうはじめと、最盛を過ぎた終わりも味わいが深いものなのだそうだ。


 大型台風18号が猛暑の夏を連れ去って、雲一つない秋空に浮かぶ月は明るく光り輝き、すでに盛りを過ぎた僕にとっては、際立つ満月の美しさに嫉妬さえ感じる。満月は30日に一度見ることができるが、中秋の名月は一年に一度だけである。その名月を晴れあがった空に見ることができる今宵の幸せを噛みしめよう。この名月をあと何回見ることができるのか考えたら尚更のこと。。。

月々に月見る月は多けれど月見る月はこの月の月(詠み人知らず)


水うちわ

2013-09-16 23:21:32 | Weblog
 大型台風18号は、各地で河川の氾濫や浸水被害をもたらして敬老の日の日本列島を縦断している。その敬老の日の今日、先日70歳になったばかりの僕に、友人から届いた宅配便は「水うちわ」。


 水うちわとは、水につけてあおぎ気化熱によって涼しさを演出する、雁皮紙(がんぴし)という高級和紙を貼った涼しげな団扇である。夏の暑さにもエアコンをつけない僕に涼しさを感じて欲しいという思いやりからの、敬老の日のお祝いの贈り物である。猛暑の夏は過ぎ去ろうとしているが、この団扇は飾り物としても価値がある団扇で、冬は友人の気遣いの温かさが心まで温かくしてくれそうである。

夜のひまわり

2013-09-14 23:33:16 | Weblog
 夏の花といえばひまわり、ひまわりといえば太陽が似合う明るく元気なイメージの花である。夏の間、ただひたすら太陽に恋をしたかのように、太陽を見つめて咲き誇っていたひまわり。太陽神アポロンにひと目惚れした海の精は、恋に破れて嘆き悲しみ涙しながら地面に立ち尽くし、ついにはひまわりの花になったという話もあるらしい。


 そんなひまわりの花が、夏も過ぎ去ろうとしている太陽も沈んだ夜の墨田川のほとりで、去りゆく夏を惜しむかのように、ちょっと悲しげに、ちょっともの憂げに、それでも誇り高くその存在を示していた。太陽に輝くひまわりもいいが、夜の闇に照らし出されたひまわりも悪くない。因みにひまわりの花言葉は「あなただけを見つめます」「光輝」「熱愛」だそうである。

茶飲み友達

2013-09-13 21:05:05 | Weblog
 暑い暑いと言っていた猛暑の夏もそろそろ終わりを告げようとしている。一旦涼しくなったが昨日今日はまた真夏のような暑さだが、夜になると風も涼しく、熱いコーヒーやお茶が美味しい季節である。僕にとってコーヒーはなくてもいいが、日本茶は欠かせない飲み物である。夏の間はペットボトルのお茶に頼っていたが、やはり淹れ立ての熱いお茶は格別である。


 アメリカの疫学調査によると、毎日コーヒーを4杯以上飲む55歳未満の人は、飲まない人に比べ死亡率が高いとの発表があったと、先日の新聞に載っていた。以前、コーヒーはガンのリスクを下げるといわれたこともあった。研究が進むにつれ、今までの常識が完全にひっくり返ることはよくある。

 ところが緑茶については以前からがん予防になるとか、お茶を飲む人は長寿だとかいわれてきた。先日もお茶に含まれるカテキンの抗酸化作用による老化現象の抑制で、長寿の確率が上がるという記事を読んだ。そういえば、茶道をたしなむ人にはお元気な高齢者が多い。

 何が正しく、何が間違っているかはわからないが、お茶を横目で見ている我が家の茶飲み友達と共に、これからの季節、日本人の原点であるお茶を、大いに楽しもうと思っている。それが長生きに繋がるかどうかはわからないが。。。

お・も・て・な・し

2013-09-09 21:34:36 | Weblog
 公共性が強く影響力があるNHKが、外来語を使いすぎるという理由で提訴されたという。この件に関しては賛否両論あるようだが、日本語の美しさと意味には奥深い趣がある。そんな日本語を大切にしたいという思いは僕も同じである。

 過去にケニア出身でノーベル平和賞を受賞したワンガリ・マータイさんが、「モッタイナイ」という日本語を世界に広めた。物が溢れる現代社会で忘れ去られようとしていた言葉である。

 2020年のオリンピック東京招致の成功は、素晴らしい演出とプレゼンテーションが話題になった。中でも僕の目を引いたのが、佐藤真海さんのスピーチと、滝川クリステルさんの「おもてなし」精神のくだり。フランス語が分からない僕でも、美しいと感じるフランス語での彼女のいう「お・も・て・な・し」とは、「訪れる人を心から慈しみ、お迎えするという深い意味があります」とジェスチャー交じりの説得力のある説明であった。そもそも「もてなし」とは、見返りを望まない心尽くしをいうらしい。そんな日本人の心の底にある「おもてなし」という言葉とその精神とともに、美しい日本語も大切にしたいものである。

東京五輪

2013-09-08 05:20:11 | Weblog
 2020年の五輪開催地が東京に決まった。無条件に喜ばしいことである。思えば49年前、僕が21歳の時である。東京オリンピックが開催されたあの時、胸を躍らせてテレビに釘付けになったものだ。2回目の東京オリンピックが開催されるのは7年後。その日まで生きていられるかどうかわからないが、49年前の若かりし僕は、毎日の新聞記事を切り抜き、スクラップブックを作った。今ではそのスクラップブックもどこかに行ってしまったが。。。


 東京スカイツリーは、墨田区の小学生からデザイン募集をした「2020年東京オリンピックへ」のライティングを8月24日~9月7日まで行っていた。第一展望台までが金色に輝くスカイツリーは、多くの金メダルを期待しての色だそうだ。

 半世紀前の東京オリンピックに思いを馳せる。金メダル第一号は重量挙げの三宅義信選手。他にも印象的なのは、東洋の魔女といわれた女子バレー。流行語にもなった負けた選手は「剃るぞ!」といって脅したレスリングの八田一朗氏の八田イズム。鬼に金棒・小野に鉄棒といわせた小野喬選手。男子マラソンの円谷選手が2位で国立競技場に戻ってきたが、トラックでイギリスの選手に抜かれて3位になったあの無念さ。まだまだ数え上げたらきりがないが、あの感動と喜びをを再び東京で味わいたいものだ。

 尚、東京スカイツリーは、2020年東京オリンピック・パラリンピック開催によるお祝いの特別ライティングが行われるという。2013年9月8日~9月16日までの期間、「2020年東京オリンピックへ」と「2020年オリンピック・パラリンピック招致特別ライティング」の2種類のライティングを実施するそうである。

天高く・・・

2013-09-05 22:17:29 | Weblog
 竜巻、突風、局地的豪雨と、このところ自然災害が頻発している。今朝の東京も激しい雨に襲われ、9月5日10時19分、スマホの防災速報に大雨、雷注意報と、洪水警報の通知があった。テレビの画面は、関東各地の大雨の情報が常時流れている。空は雲が切れたと思うとまた突然の雨。そんな繰り返しが続き、次第に雨雲は遠ざかって行った。


 午後になると晴れ間も覗き、夏はまだ終わっていないことを知らしめるかのように、あの猛暑の時と同じ太陽が顔を出し、東の空には積乱雲。だがあの猛暑の時とは何かが違う。空の色が違う、高さも違う。


 やがて、時間とともに積乱雲は次第に姿を消し、現れたのは秋を代表するすじ雲。すじ雲の正式名は巻雲というそうだが、空の最も高いところにできる雲らしい。空では夏と秋がせめぎ合いをしているかのようでもある。


 猛暑続きの夏も終わりを告げるかのような空の変化と、夜になると時折吹く秋風は心地よいが、僕にとっては寂しい気もする。暑い暑いと嘆いた異常気象の夏はもう終わってしまうのか。熱く燃えた恋人が去ってしまうような寂しさである。



仮装大会

2013-09-04 02:36:59 | Weblog
 我が「ホール新世紀」恒例の仮装舞踏会が開かれた。毎回出演してくださるコスモスさんとの仮装は、いつも笑いを誘い好評である。それだけにプレッシャーもあるのだが、今回の挑戦は福島県のデコ祭りに使われるというお面での仮装である。

 僕は2種類のお面を使ったが、初めの2枚がラテン、残りの3枚がスタンダードでのお面であるが、素顔とあまり変わらないという口の悪い仲間の批評であった。
 





 皆さんの期待に応えられたかどうかはわからないが、ベストパフォーマンス賞 をいただいたので、まぁ良しとしようか。

サンバカーニバルⅡ

2013-09-02 00:08:30 | Weblog
 2日連続での浅草サンバカーニバルの模様をお届けしようと思うが、その規模の大きさから動くオペラともいわれるパレードは、大人数によるチームのストーリー性のある行進や、豪華な衣装とともに、山車も見どころのひとつでもある。





 このサンバカーニバルはコンテスト形式をとっていて、本場ブラジルからの出演も目を楽しませてくれる。各チームの迫力あるパフォーマンスで下町浅草の夏を感じていただきたい。 















 夏の終わりを告げるサンバカーニバルは、今年の猛暑もしのぐほどの盛り上がりであったが、昨日は美女のセクシー画像をお届けしたので、今日は最後に女性にも負けないほどの華麗なイケメンのおまけ画像で締めくくりたいと思います。



サンバカーニバルⅠ

2013-09-01 01:21:35 | Weblog
 残暑というにはあまりにも暑い8月の終わりの土曜日、浅草では恒例のサンバカーニバルが行われ、激しいサンバのリズムが響き渡り、熱気に包まれた下町は暑さも最高潮に達していた。

 午後1時に始まったカーニバルは5時間にも及び、各チームが趣向を凝らした衣装と音楽で、情熱的な踊りを披露してくれるのだが、故障から直ったばかりのカメラで撮った画像が多すぎて、今日はその一部、とびっきりの美女たちのセクシーな踊りを取り上げてみた。










 個人的な好みで、独断と偏見で選んだ画像ですが、明日は角度を変えて、サンバカーニバルの模様をお伝えしようと思っています。