勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

ブルームーン

2012-08-31 23:45:13 | Weblog

 稀にひと月に2度の満月を見ることができる月がある。その2回目の満月をブルームーンと呼び、ブルームーンを見ると幸せになるという言い伝えがあるそうだ。


 今日8月31日がそのブルームーンで、黄昏時の東の空に静かに昇る満月は、8月も終わりというのに、各地の記録的な猛暑を暫し忘れるほど美しく輝きはじめた。


 隅田川の川風に揺れる屋形船の灯りと、スカイツリーのライトアップにも負けじと、輝きを増すブルームーンは、僕にも幸せを運んでくれるのだろうか。


 東京では、午後23時35分には真南に位置するというが、その少し前、スカイツリーのライトアップが消える直前の、我が家のベランダから見る満月は、いつもより青く輝いて見えるのは気のせいか?ブルームーンを見ることができなかった方にも、幸せが訪れることを願って、ここにアップした次第である。
 

男の友情

2012-08-30 00:08:04 | Weblog
 僕の好きな歌のひとつに「男の友情」という歌がある。僕のカラオケのレパートリーでもあるこの歌は、「別れの一本杉」のコンビ、作詞家・高野公男氏と作曲家・船村徹氏の友情を歌った名曲である。音楽学校で知り合い、茨城と栃木の出身で訛りの似た同士の友情は、高野氏の結核という病で、田舎と東京と離れ離れになり、やがて今生の別れとなるのである。船村氏がその心情を語るとき、いつも涙する姿をテレビで見てきた。青木光一さんが歌ったオリジナルもいいが、僕はちあきなおみさんの哀感込めて歌う男の友情が好きである。

ちあきなおみ  男の友情

男の友情

昨夜(ゆんべ)も君の夢見たよ
何の変りもないだろうね
東京恋しや行けぬ身は
背伸びして見る遠い空
段々畑のぐみの実も
あの日のままにうるんだぜ

流れる雲はちぎれても
いつも変らぬ友情に
東京恋しや逢いたくて
風に切れ切れ友の名を
淋しく呼んだら泣けて来た
黄昏赤い丘の径

田舎の駅で君の手を
ぐっとにぎったあの温み
東京恋しや今だって
男同志の誓いなら
忘れるもんかよこの胸に
抱きしめながらいる俺さ

 この歌を、最近お客様を交えて行くカラオケで、仕事仲間がリクエストしてくれるのだ。彼も好きだというこの歌を、今ではデュエットすることも多い。前にも言ったが、4人で行くカラオケは、いつも笑いが絶えない。仕事にも遊びにも力を抜かない彼は、仕事と遊びのギャップも魅力のひとつ。自分が三枚目になることにも一生懸命で、居合わせたお客様も笑わせ、すぐに打ち解ける。何事にも一生懸命な彼とは、自他共に認め敬意も持っている仲である。


 そんな彼と歌った「男の友情」で、カメラを向けられての怪しげなポーズが、お客様の手作りうちわとなって、タイトル入りでお目見えした。断っておくが、仲はいいが決して怪しい関係ではない。これもサービス精神旺盛な彼の人柄の表れなのだ。

 この「男の友情」は、作曲者の船村徹氏と鳥羽一郎さんが歌う動画「船村徹・鳥羽一郎 「男の友情」」もあり、これもふたりの熱唱が心を揺する。お時間のある方は、ゆっくりと味わっていただきたい。

 「友情は瞬間が咲かせる花であり、時間が実らせる果実である」と、先人の名言もあるが、「俺の高野よ 心の高野よ」と、心で歌う船村氏の熱唱に男の友情を見る。友情っていいなぁ♪

あとの祭り

2012-08-29 03:00:59 | Weblog


小僧くん 今日も暑いねぇ


おじちゃん 元気してたの?


うん 小僧くんに負けないで 元気だよ


毎日暑いから おじちゃんバテてるかと思ったよ


おじちゃんは 夏が大好きだから この暑さも平気さ


良かった じゃぁまだまだ暑さが続くようだけど 安心だね



ところで お祭りの衣装がお似合いだけど 小僧くんに良く似た男の子の兄弟がいるんだよ


ボクみたいに かわいいの?


小僧くんと同じような衣装を着て 阿波踊りを踊るんだよ


フ~ン ボク阿波踊りは踊らないけど お神輿は担げるよ


そのチビちゃん兄弟のいるチームが 高円寺の阿波踊り大会にデビューしたんだって


おじちゃん 見に行かなかったの?


行きたかったけど 前日にサンバカーニバルを見に行って 疲れちゃったんだよ


それって 歳のせい?


おいおい それよりね そのチームが東京都知事賞を受賞したんだって


へぇ~ すごいね そのチビちゃんたちも頑張ったんだね


そうらしいよ おじちゃんも嬉しいね ますますファンになりそうだよ


おじちゃんも見に行けば良かったのに


今となっては あとの祭りだけどね


でもおじちゃん そのチビちゃんたちがかわいくても ボクのことも忘れちゃだめだよ


おじちゃんは 小僧くんのこと忘れたりしないから 安心してね


そっか 良かった ボクもおじちゃんのこと忘れないからね


ありがと また来月逢いにくるから待っててね


うん それまでバイバイ

動くオペラ

2012-08-27 01:52:22 | Weblog
 浅草のサンバカーニバルは、S1リーグとS2リーグがあり、パレードコンテストを行う。動くオペラとも呼ばれるこのパレードは、コミュニケーションリーグ、テーマサンバリーグに続き、S2リーグ、S1リーグの順でパレードが行われるが、後半のS1リーグの9チームが上位を競うトップチームである。したがって、約5時間に亘るパレードは、後半を見なければ意味がない。

 踊り手はコスチュームにも趣向を凝らすが、露出度の高いセクシーな衣装とは限らない。それぞれのチームはテーマを決め、そのテーマに合った衣装でのダンスパフォーマンスでコンテストを競うのである。 


 昨日は、主にセクシー衣装による踊り子の魅力を取り上げてみたが、今日は、後半のS1チームの豪華な衣装と山車によるパレードの魅力を画像で追ってみた。暑いとはいえ処暑を過ぎ、陽が西に傾きはじめるのも早い雷門通りは、踊り子の影を長く伸ばしての熱気で盛り上がっていた。


 スカイツリーの開業後初めてでもあり、昨年は中止となり、2年ぶりのサンバカーニバルに、沿道は身動きできないほどの賑わいであった。そのパレードの華やかさをお伝えできたら嬉しいのですが。


















 最後のチームが通り過ぎる頃には、日も沈みかけ、黄昏迫る浅草は、パレードの余韻に浸って、静かに暮れていったのだった。
 

浅草・夏色・サンバ色

2012-08-26 05:32:39 | Weblog
 浅草の夏を締めくくる恒例の行事、サンバカーニバルが2年ぶりに行われた。残り少ない夏を惜しむかのように、情熱的なサンバのリズムに乗り、熱く、激しく、腰をくねらせて踊るサンバは、猛暑の土曜日を更に熱して、浅草をサンバ色に塗り替えた。



灼熱の太陽が照りつける中、浅草寺裏では、各チームが出番に備え、準備に余念がない。


 午後1時からのオープニングでは、熱中症の注意の呼びかけから始まり、午後6時まで馬道通りから雷門通りにかけてのパレードは、眼を見張らせるばかりの美女が勢ぞろい。
 

 趣向を凝らした各チームのパフォーマンスは、一度で紹介するには、あまりにも多すぎる。そこで今日は、美女たちの妖艶なダンスパフォーマンスを取り上げてみた。













華やかな衣装は、女性と見紛うほどだが、この方は男性かもしれないので、お許しを・・・


少女の色気は、大人の女性のそれにも負けないほどである。




 今回は、セクシーショットばかりを集めてみたが、明日はまた違う角度からのカーニバルの様子をお届けしようと思っているので、ご期待ください。

へそ

2012-08-24 23:10:35 | Weblog
「おめぇ へそねぇじゃねぇか」 その昔、こんなCMがあった。


 へそは、ものの中心の比喩として使われるが、哺乳類の器官の中でのへそは、特に必要のない器官だそうだ。但しそれは出生後の話で、出生前の胎児にとって、母親と生命を繋げる臍帯は、なくてはならないものである。


 哺乳類ではないかえるにへそがないのはわかるが、河童にはへそがあるのだろうか?河童にへそがあるかないかは大きな問題ではないが、台東区のへそには、河童がいる。


 浅草から合羽橋道具街を横切り、入谷に向かう商店街に台東区のへそがある。器官としては必要のないへそだが、政治のへそ永田町は何かとかまびすしい。


 へそ曲がりな僕は、永田町の輩の無力さは、へそが(で)茶を沸かすほど滑稽である。震災後の遅々とした復旧も、原発への無策にも、海外への腰の引けた対応にも不満だらけ。こんな自分のことしか考えない政治家たちを選んだことに、臍(ほぞ)を噛むおもいである。「おめぇ へそねぇじゃねぇか お隣の国にも 被災者にも 原発避難者にも 何とか言ったらどうだい!」。日本の臍帯はどこにあるのだろうか?そろそろ臍(ほぞ)を固める時ではないのか?
  

残暑

2012-08-21 22:21:07 | Weblog
 8月も下旬になるというのに、連日の猛暑。今日も全国的に猛暑日になったという。しかし、この暑さも僕にとっては大歓迎である。今年は友人が来た一日を除いて、自分のためにエアコンを一度も使ったことがない。やせ我慢をしているわけでもなく、自慢をするつもりもないが、友人は、年寄りは熱中症で死ぬ人が多いから、気をつけたほうがいいよ、と忠告してくれる。しかし、夏の暑さは、僕にとって生きているという実感をもたらしてくれるのだ。

 残暑というものは盛夏の暑さとは違い、より暑く感じるようだが、その暑さは微妙に違う。僕にとっては名残惜しい暑さであり、去り行く恋人を引き止める熱い思いのようでもある。

 日本の夏には、風鈴や、うちわ、遣り水、すだれなど、先人からの省エネの知恵が溢れる。しかし、マンションなどの集合住宅では、他家の風鈴の音はうるさいだけである。今夜も熱帯夜になるらしいが、ちょっとだけ暑さ対策をした。


 先日姉のところから貰ってきた、その名も涼しげな「風知草」。風が吹くと、さらさらと音が聞こえてくるようでもある。耳で聞く風鈴とは違い、目で見る音である。これなら隣人の迷惑にもならないだろう。


 ベランダに置いた風知草を、開け放した玄関に移し、ろうそくに似せた揺らめく灯りとのコラボは、ベランダから吹き抜ける風に揺れる葉が、涼しさを演出してくれる。


 南側のベランダに面した出窓からは、アジアンタムの向こうに光るスカイツリーが、日替わりのライトアップで涼を届けてくれる。今夜も、残り少ない残暑を楽しむとしよう。

浅草奥山おまいりまち

2012-08-20 03:06:59 | Weblog
 浅草といえば浅草寺、その浅草寺一帯は、東に隅田川、西に国際通り、南に雷門通り、北に言問い通りに囲まれている。浅草寺を中心として、東西南北を結ぶ参道にはそれぞれ名前が付けられているが、浅草六区から浅草寺へ通じる参道を、「奥山おまいりまち」というらしい。

 その奥山おまいりまちで、浅草雷連のみなさんの阿波踊りが行われるとの連絡をいただいた。今回は、おまいりまちの参道でのパレード形式による流し踊りがメインだそうだが、雷連ファンのひとりとしては、じっとしてはいられない。午後3時と5時の2回の出演のすべてを見せていただいた。


 出演は、浅草・雷連をはじめとして、堀切・あやめ連、小金井・さくら連の皆さんも参加し、パレードを盛り上げていた。


 あやめ連の踊り手の淡い色の衣装と、西に傾きかけた夏の太陽を背に作る陰が、より美しく踊りを演出し、暑さを感じさせない。


 そのあとに続けとばかりに、雷連のみなさんのパフォーマンスは、残暑を圧倒するほどの熱気に溢れていた。以下はその熱い踊りで、いつまでも続く猛暑を吹き飛ばしていただこうと思う次第である。







可愛い坊やは、どこに行っても人気の的、彼のファンは僕だけではなさそうだ。


 参道から参道へ移動する合間には、踊り手の皆さんには冷たい飲み物が振舞われ、ちびっ子兄弟も仲良く喉を潤おしている。


 それではと、僕もかき氷で熱中症の予防に努めるが、これくらいでは効果もなさそうなほどの暑い日だった。



第二部は、さくら連も加わって、3連合同のパレードで盛り上がる。



浅草寺を背に繰り広げられる組踊りは、笛と太鼓と三味の音に合わせて、激しく情熱的なパフォーマンスを見せてくれる。


この踊りの中に、坊やの出番はなさそうなのだが、何故か注目を独り占め。

ここでも、兄弟の可愛らしさに言葉は要らない。

可愛さなら、私だって負けないわよと、青い眼の飛び入り参加に、ボクちゃんは横目でライバル心が燃えたのか?

しかし、この真剣なまなざしは、そんなことより踊りで勝負。

踊り疲れたのか、それとも練習で寝不足なのか、お兄ちゃんの大きなあくびがご愛嬌。

 雷連の皆さんは、8月26日には、高円寺阿波踊りにも出演の予定だとか、見に行きたいのは山々だが、人出がすごいらしい。陰から声援していますので、いいパフォーマンスで盛り上げてくださいね。

メロンの気持ち

2012-08-18 22:09:16 | Weblog
 果物で嫌いなものはない。但し、悪臭が強く、飛行機などの持込が禁止されているというドリアンは、まだ食べたことがないのでその限りではないが。中でも、美しい網目のマスクメロンともいわれるネットメロンは、その味も香りも楽しめる高価な果物だが、自分のために買ったことがない。


 マスクメロンのマスクとはMusk(麝香・じゃこう)のことで、仮面の意味のMaskではないのだそうだが、そんな大好きなネットメロンの代表でもある、アールスメロンが熊本のまだ見ぬ友人から届いた。

 ダンボールの蓋を開けると、美しい網目の大きな二つの玉が僕を見つめている。これを独り占めできるなんて、ちょっとリッチな気分である。18日が食べごろとあるので、早速冷蔵庫で冷やそうと思ったが、お礼のメールの返信に、食べごろを過ぎたほうが甘みが増すとあった。はやる気持ちを抑え、メロンの気持ちになって少し待つことにしよう。人もメロンも熟したほうが甘くなるはずだから。

アスリートたち

2012-08-13 23:07:12 | Weblog
 涙と感動と勇気と元気と、日本にとって過去最多のメダルをもたらして、17日間の熱戦が幕を閉じた。4年に1度のスポーツの祭典は、普段見ない、見ようとしないマイナー競技も真剣に見る。そこには新鮮な驚きと感動もある。


 連日連夜、時には深夜までテレビに釘付けになり、寝るのが明け方の6時になることもあった寝不足の日々。選手が流す涙と一緒に、何度涙を流したことだろう。勝っても負けても、スポーツで流す涙は美しい。戦いを終えた選手がふと洩らす言葉にも心を動かす名言が多い。

 心に残る数々の名言の中、特に印象深かったのが、天声人語でも紹介された、義足のランナー、オスカー・ピストリウスの母親の言葉。「敗者とは最後にゴールする人じゃない、出場を諦める人のことなんだよ」。メダルを獲得した人も、メダルに届かなかった人も、最後にゴールした人も、彼らは皆勝者。その涙と笑顔は美しかった。

暗証番号

2012-08-07 21:31:04 | Weblog
 カード社会といわれる今、財布の中は様々なカードで溢れている。カードによる犯罪も多いと聞くが、被害者が身近にもいた。仕事仲間が、泥酔して眠り込んでいた深夜の電車の中、バッグからキャッシュカードと生年月日が書かれた手帳が抜かれた。気が付いたときには、全額が引き出されていたという。バッグを盗るのではなく、カードと手帳だけを抜くところがプロの仕業か。


 我が財布にも、クレジットカードの他に、いざというときのために、一枚のキャッシュカードと一緒に保険証が入っている。暗証番号に誕生日の数字を使っているため、郵便局のATMを使うと必ず変更の指示が出る。しかし、同じ暗証番号の他のカードなど、全部一緒に変える煩わしさと、忘れない番号を決め兼ねていた。だが、そんな悠長なことをいっている場合ではない。急いで暗証番号の変更手続きを済ませてきた。物忘れが激しくなった今、問題は、変えた暗証番号を覚えていられるかどうかである。皆さんもお気をつけくださいね。

脚折雨乞

2012-08-05 23:51:15 | Weblog
 ふるさとは遠きにありて思ふもの、などといわれるが、故郷というものは時に美しく、時に悲しいものでもある。僕にとって故郷は遠くはないが、そんな故郷に一度も見たことがない行事がある。子供の頃話には聞いていたが、興味がなかった。姉の勧めもあり、一度は見ておくのもいいかと出かけた。


 埼玉県鶴ヶ島市脚折地区で行われる、「脚折雨乞」の起源は江戸時代に遡るという。その雨乞いが行われる池を「雷電池」という。ここで問題です。まず地名の「脚折」の読み方をご存知だろうか?これを正しく読める人は、この界隈かこの地を知っている人だろう。これは「すねおり」と読みます。すねは「脛」とも書くが、我が漢語辞典には「脚」の読み方に「すね」もあった。へぇ~?ですね。


 さて、雨乞いが行われる池を「雷電池」と紹介したが、地元以外の人でこれを読める人がいるだろうか?弟の友人が地図でこの文字を発見して読んだのが「かみなりでんち」。弟曰く、地図にあるのだからせめて「らいでんいけ」と読んで欲しかった、と。。。しかし「らいでんいけ」ではない。な・なんとこれは「かんだちがいけ」と読む。こうなると、ヘェ~、ではなく、うっそぉ~、ですね。


 この雷電池で行われる雨乞いも、僕が故郷を離れた頃、一時は途絶えていたらしい。その後、地元住民の熱意により復活させ、4年に一度、オリンピックイヤーに行われるようになり、現在まで継承されているという。竹と藁で作った「龍神」が、300人の男衆によって担がれ、白鬚神社から雷電池までの約2kmを練り歩き、池の中で掛け声と共に周回しながら雨乞いを行う。


 この龍神は、長さ36m、重さ3t、頭の高さ4.5m、胴回り6mあり、材料は竹80本、麦わら570束で作られ、はじめはこの池に住んでいたといわれる大蛇を意味する龍蛇が、入魂の儀ののちに龍神になると、案内のパンフレットにある。 


 故郷を離れて知った、脚折雨乞行事だが、暑い日が続く毎日、この雨乞いが、暑さを和らげる恵みの雨を呼んでくれるだろうか。「ふるさとは遠きにありて思ふもの そして悲しくうたうもの・・・」と、室生犀星は云うが。。。

記念日

2012-08-04 03:11:54 | Weblog
 人生には数々の記念日がある。中でも年に1回、誰にも必ずやってくる記念日がある。それが嬉しかったのは遠い昔のこと、今となってはその日が来るのは恐ろしくさえある。そんな恐ろしい日が楽しい日に変わった。

 昨年の暮れの忘年会を期に、毎週のようにカラオケに行く気の置けない男女4人組。その男2人の記念日が8月3日と10日である。そこでいつものように仕事後のカラオケは、合同の祝賀会になった。


 カラオケ店で用意してくれたシャンパンとケーキでのお祝いは、性格も個性も全く違う4人の絆をより強固なものにしてくれる。歌のジャンルも違い、お互いが相手の個性を尊重し、それ故お互いを気遣う心配りは、いつも笑いが絶えない。個性が違うからこそ、気が合うのかもしれないが。。。
この4人組のカラオケタイムは、ダンスタイムより楽しいようでもある。そして誰もがこの時間をこよなく愛しているのが分かり合える仲であり、長いお付き合いを望むのである。

白河夜船

2012-08-02 23:14:54 | Weblog
 連日連夜繰り広げられるオリンピックの熱き戦いは、熱帯夜を更に熱くして眠れぬ夜が続く。一喜一憂する真夜中のテレビ観戦は、内村選手の金メダルを確認してから風呂に入り床に就く。そんな興奮覚めやらぬ未明の眠りを助けてくれるのが、天然の香り、青森のひばである。


 部屋の片隅に置いたひばチップは、部屋を通り抜ける風が微かな森の香りを運び、猛暑日でも我が家は森林浴気分。


 住宅用木材を生産する過程のおがくずから抽出される「青森ひば油」は、風呂に数滴落すとリラックス効果があるという。湯上りのベッドでは、枕への一滴が、ひば独特の香りで身体を包み込み、間もなく白河夜船。

 ひば油には、抗菌効果、精神安定効果、森林浴効果、防虫効果、消臭・脱臭効果など、様々な効能があるらしい。オリンピックと熱帯夜のダブルの熱い夜、青森ひばは、連日の寝不足を助けてくれる我が家の天然の睡眠剤である。