勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

2008-11-15 19:49:30 | Weblog
 長い道のりを歩いてきた。或る時はつまずき、或る時は転び、急いだり、立ち止まったり、走ったり、歩いたり、迷ったり、後戻りしたり。そして泣いたり、笑ったり。



どこかに通じている大道を
僕は歩いているのじゃない
僕の前に道はない
僕の後ろに道は出来る
道は僕のふみしだいて来た足あとだ




-高村光太郎は「道程」の原型の中でこう言っている-

 歩き続けた道を振り返る時、その長さに驚く。ひと休みしようと座ってみた。すると立ち上がるにも今まで以上の力が必要だった。身体は元気だが、少しばかり心が病んでいたかも知れない。

◇ 道 ◇

長い人生にはなぁ
どんなに避けようとしても
どうしても通らなければ
ならぬ道というものが
あるんだな

そんなときはその道を
黙って歩くことだな
愚痴や弱音を
吐かないでな
黙って歩くんだよ
ただ黙って
涙なんか見せちゃダメだぜ

そしてなぁ
そのときなんだよ
人間としての
いのちの根が
ふかくなるのは

-みつをさん-

 愚痴は言わない、弱音も吐かない。ただ黙って歩こう。この遠い道程のため。この遠い道程のため。勿忘草は元気です。そして再び歩きます。