長い道のりを歩いてきた。或る時はつまずき、或る時は転び、急いだり、立ち止まったり、走ったり、歩いたり、迷ったり、後戻りしたり。そして泣いたり、笑ったり。
歩き続けた道を振り返る時、その長さに驚く。ひと休みしようと座ってみた。すると立ち上がるにも今まで以上の力が必要だった。身体は元気だが、少しばかり心が病んでいたかも知れない。
愚痴は言わない、弱音も吐かない。ただ黙って歩こう。この遠い道程のため。この遠い道程のため。勿忘草は元気です。そして再び歩きます。
◇
どこかに通じている大道を
僕は歩いているのじゃない
僕の前に道はない
僕の後ろに道は出来る
道は僕のふみしだいて来た足あとだ
・
・
・
-高村光太郎は「道程」の原型の中でこう言っている-
どこかに通じている大道を
僕は歩いているのじゃない
僕の前に道はない
僕の後ろに道は出来る
道は僕のふみしだいて来た足あとだ
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-高村光太郎は「道程」の原型の中でこう言っている-
歩き続けた道を振り返る時、その長さに驚く。ひと休みしようと座ってみた。すると立ち上がるにも今まで以上の力が必要だった。身体は元気だが、少しばかり心が病んでいたかも知れない。
◇ 道 ◇
長い人生にはなぁ
どんなに避けようとしても
どうしても通らなければ
ならぬ道というものが
あるんだな
そんなときはその道を
黙って歩くことだな
愚痴や弱音を
吐かないでな
黙って歩くんだよ
ただ黙って
涙なんか見せちゃダメだぜ
そしてなぁ
そのときなんだよ
人間としての
いのちの根が
ふかくなるのは
-みつをさん-
長い人生にはなぁ
どんなに避けようとしても
どうしても通らなければ
ならぬ道というものが
あるんだな
そんなときはその道を
黙って歩くことだな
愚痴や弱音を
吐かないでな
黙って歩くんだよ
ただ黙って
涙なんか見せちゃダメだぜ
そしてなぁ
そのときなんだよ
人間としての
いのちの根が
ふかくなるのは
-みつをさん-
愚痴は言わない、弱音も吐かない。ただ黙って歩こう。この遠い道程のため。この遠い道程のため。勿忘草は元気です。そして再び歩きます。