勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

雨に唄えば

2009-05-27 01:18:01 | Weblog

I'm singin' in the rain
Just singin' in the rain
What a glorious feelin'
I'm happy again



「おっ、小憎君!きょうも歌ってるね。それも英語の歌じゃないか」 

「あぁ~ おどろいた( ̄□ ̄;) 後から声をかけないでよ」

「ゴメン、ゴメン、あまりいい声なので聞き惚れてたよ」

「おじちゃん、ぼく 歌うまいでしょ?」

「うん、ジーン・ケリーのように、踊りたくなったよ」


「ところで小憎君、赤いレインコートがお似合いだねぇ」

「おじちゃんも 赤いちゃんちゃんこが似合ったでしょ?(ニッコリ♪)」

「そんな齢は、とっくに過ぎちゃったよ(笑)」
  

「そろそろ梅雨の季節だねぇ、雨はやだね」

「ぼく、雨の日好きだよ」

「おじちゃんは、雨の日はうっとうしくていやだね」

「だって、水溜りの中で遊ぶと楽しいよ」

「水溜りの中でどうやって遊ぶのかな?」

「おじちゃん、さっき言ったでしょ、ジーン・ケリーのように踊りたくなったって」

「そうそう、雨の中で踊りたいね」

「おじちゃん、ぼくと一緒に水溜りの中で踊ろうよ」



I'm laughin' at clouds
So dark up above
The sun's in my heart
And I'm ready for love



I'm happy again !
I'm singin' and dancin' in the rain !

「おじちゃ~ん、カッコいいよ、ジーン・ケリーみたいだよ」

「ありがとう、これでもダンス教師だからね(笑)」

「でも、ぼくのオシッコ、雨と間違えないでねぇ」 

( ̄□ ̄;)

外郎売

2009-05-24 23:12:13 | Weblog
元朝(がんちょう)より大晦日(おおつごもり)まで
お手に入れまするこの薬は
昔ちんの国の唐人、外郎(ういろう)という人
わが朝へ来り



 歌舞伎十八番「外郎売」の口上では、万病に効くといわれる生薬、外郎(ういろう)の効能を説く。

 ういろうの効能書きを見ると、腹痛、胃痛、下痢などのほかにも、あらゆる疾病や強壮薬として常用を薦める。

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 五百年の伝統を守る小田原の外郎家のお城のような建物の中で、生薬のういろうとお菓子の外郎(ういろう)を買うことができる。(マウスオンでどうぞ)

 もともと薬として売られていた≪ういろう≫に添えて、外郎家で作ったお菓子を供したところ、それが評判になり、お菓子の外郎が有名になったそうである。

 名古屋の名物と思っていたお菓子の外郎は、そもそも小田原が発祥の地なのだそうだ。

 店内の薬のコーナーでは、薬のういろうを買うお客様が列をつくり、その奥には喫茶室がある。

 季節限定のお菓子セット「すずかぜ」に舌鼓を打ち、添えられたお茶の旨さには思わず「これ、お茶ですか?」と聞いてしまった。
 ひとくち口に含んだお茶の、とろけるような軟らかな舌触りと、甘みのある味は、今まで経験したことのない旨さであった。小田原にはサプライズがたくさんある。

白秋を訪ねて

2009-05-23 22:58:13 | Weblog
 2週間ぶりの佐伯眼科の検診は、クリニックの正面の満開の皐月が快く迎えてくれた。白内障の術後の経過も順調で、緑内障のある左眼の眼圧も右目と同じ16で、心配ないとのこと。診察後は初夏の陽射しにも誘われて、小田原の散策に向かう。

 九州の柳川に生まれた北原白秋は、大正時代の8年余、小田原に暮らし、2人の子供にも恵まれ、「からたちの花」「この道」などは、この地で作られた童謡だという。
 道路に埋め込まれた、「赤い鳥小鳥」をイメージしたタイルのプレートを頼りに、白秋の歩いたであろう坂道を歩く。

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 初夏の暑い陽射しから木陰に入ると、涼しげな風にゆれる白い花の群れ。よく見ると珍しい白花の露草・トキワツユクサが咲いていた。(マウスオンでご覧ください)

坂道を上ると、白秋が暮らした、みみづく寺と呼ばれる伝肇寺(でんじょうじ)がある。
 
 境内には大きなかやの老木もあり、『かやの木山の』や、やがて生まれてくる我が子に思いを寄せ、びわの老木を眺めて『ゆりかごの歌』を作ったそうだ。


この道は いつか来た道 
あ~ぁ そうだよ~


鼻歌交じりに歩く小田原の道は、初夏の風が爽やかだった。


インフルエンザ

2009-05-22 20:45:08 | Weblog
 冷蔵庫が空になったので、スーパーに買い物に行った。そんな時役立つのが、コスモスさんに作っていただいたエコバッグ。
 傘のリメイクのこのエコバッグ、丈夫で優れものである。忘れないように下駄箱の扉の裏に下げているが、これを持って行くとエコポイントなるものがつく。

 スーパーのレジに並んで驚いた。レジ係が皆マスクをしている。お客さんの中にもマスクをしている人が目立つ。レジの女性に聞くと、昨日から始めたらしい。

 新型インフルエンザの流行が、いずれは我が身に及ぶ危険は感じてはいたが、ついに都内でも感染者が出た。このマスクがどれほどの効果があるか疑問である。 
騒ぎすぎのような気もするが、予防はするに越したことはない。転ばぬ先の杖とも言う。

 世の中皆マスクをして歩く姿、異様な気もするが、この騒ぎいつまで続くのだろうか。

忘れない

2009-05-19 22:43:37 | Weblog
 狭い我が家のベランダにも、時折意外な訪問者が訪れる。数年前には鳩が巣をつくり卵を産んだ。追い出すのは忍びないので、そのまま卵を孵(かえ)させ二羽が生まれた。

 憎いカラスの訪問で、一羽を餌食にさせてしまったが、一羽は元気に巣立っていった。

 帰巣本能を持つ鳩は、次の年もベランダにやって来ては様子を伺っていたが、環境を変えたため、巣作りは諦めたようだ。

 昨年はセキセイインコのピーチャンが、ベランダから部屋にまで訪れて、可愛い姿を楽しませてくれた。たった一ヶ月の儚い蜜月だったが。
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 今年は、ささやかに咲いた都忘れの花に蜂が飛んでくる。世の中の蜜蜂は何故か姿を消しつつあるというが。(マウスオンでご覧ください)

 鎌倉時代の初期、戦に破れ佐渡へ流された順徳上皇は、白菊(ミヤマヨメナ)を植えて都を忘れようとした。時代が過ぎ、色が違う花変わりをミヤコワスレと呼ぶ。(山と渓谷社・野草の名前から)
 蜜を吸いに来る蜂にカメラを構えると、どこからかチッチッと鳥の鳴き声がする。見ると雀がベランダの手摺りに止まっている。鳥の鳴き声を聞くと、あのピーチャンが帰ってきたような気がしてあたりを見回す癖が付いた。
 あの時の写真を見ると、自分の不注意を悔やみ胸が痛い。都忘れの花を見ていても、いつも僕の肩に止まっていたあのピーチャンのことは忘れない。

 ミヤコワスレの花言葉は「しばしの別れ」「短い恋」だとか。。。

雨の宮出し

2009-05-18 03:05:04 | Weblog
浅草に夏を告げる三社祭が15日から17日の3日間に亘って行われた。

 2年ぶりに復活した宮出しは早朝に行われ、降りしきる冷たい雨の中、全国各地から集まった担ぎ手は、寒さに震えながら出番を待つ。

 改修中の本堂を後にした三基の神輿は、雨にも負けず、風にも負けず、威勢のいい掛け声とともに、仲見世を抜け町内へと繰り出す。

担ぎ手の熱気に圧倒されて雨も止み、浅草の街は祭り一色。

やがて頭を出した二つの太陽が神輿を照らし

足並み揃えて町内を練り歩く。

神輿の代わりに子供を担ぐ親もいる。

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お絵描き美女も勢ぞろい。

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こちらも負けずにイケメン軍団。

見事な肌絵は芸術か、浅草 三社 男伊達。

全然 OK

2009-05-16 11:35:29 | Weblog

 表題に違和感をお持ちの方は多いのではないだろうか?最近頻繁に聞く言葉(特に若者)に“全然”を冠して肯定する表現がある。何か違うなと、いつも思っていた。

 そもそも“全然”は否定する言葉と理解していた。ところがである、この言葉、全く然りと書く。

辞書によると
①打ち消しまたは否定的な語を下に伴って、あらゆる点で、まるっきり、全く。
②あますところなく、ことごとく、全く。

とある。

①は否定であるが、②のように肯定する場合にも使われるという。

 古くは、夏目漱石や森鴎外、正宗白鳥などもその文学作品の中で「生徒が全然悪いんです(坊ちゃん)・漱石「母は全然同意して・・・(何処へ)・白鳥というような使い方をしているらしい。

 調べてみると、「全然いい」や「全然大丈夫」などと使うのは、全く以って然るべきであって全然OKのようだ。


 画像は、我が家に咲いた「もみじ葉ゼラニウム」です。もみじのような葉が太陽に当たると縁(ふち)に緑を残して赤くなり、その葉に触れると、芳香とはいえない妖しげな匂いを放つ。
慣れるとなんともいえない、いい香りに感じられ全然OK。四季を問わず咲いてくれる可愛い花です。 

エグイ

2009-05-15 00:41:46 | Weblog
 言葉は生きている。時として独り歩きした言葉は、本来の意味とは全く異なる使われ方をする。
 
 特に若者の間で使われ、それが広く通用するようになった言葉も多い。以前取り上げたことがある「ヤバイ」 も然り。「不都合・危険」という意味から外れ「良い」という意味に使われるらしい。

 また、あくが強く刺激するような味を意味する「エグイ」は、そもそも「気色悪い、気味が悪い」というように、否定的に使われるが、本来の意味とは全く異なる「(いい意味での)凄い」「かっこいい」という、肯定的な使われかたをするようになったようだ。
 5月から6月頃にかけて、白やピンクの可愛い花を咲かせるエゴノキが、可憐な花を風にゆらせ淡い香りを漂わせている。
その果実を口に入れると、喉や舌を刺激してえぐい(えごい)ことから、エゴノキと呼ばれるようになったという。
 こんなエグイ花を咲かせ、己のエゴも主張せず、控えめに下を向いて咲くエゴの花。
風にゆれ、ほのかな香りを放つこの花を見ていると、自分のエゴが消えていくような気がした。

行列のできるお肉屋さん

2009-05-14 00:47:58 | Weblog
 夜食に、といただいたサンドイッチは、メンチカツサンドである。パックには 東京 西日暮里駅通り きたじま とある。
 あの水泳の金メダリスト、北島康介選手の実家「肉のきたじま」のサンドイッチである。金メダルを獲得した当時は、行列のできるお肉屋さんと報道された。特にアテネ五輪のときは、2時間待ちの行列ができたという。
 
 ジューシーなメンチカツはボリュームもたっぷり、北島選手も好物だったとか。
旨いサンドイッチであることには違いないが“なんもいえねぇ”ほど旨いかどうかは別として、元気が出そうである。

 水泳が苦手で、平泳ぎは辛うじて浮くが、クロールは息継ぎが出来ない僕。このサンドイッチを食べたら、泳ぎが上手くなるかなぁ。。。

忘れないわ

2009-05-13 02:05:27 | Weblog
 長い人生の中で、心に残る忘れられない人が何人いるだろうか。初恋のあの人、今は亡きあの人、好きで別れたあの人、誤解がもとで別れたあの人、喧嘩別れをしたあの人。みんな忘れない、いつまでも。。。

 数々の名曲を残して作曲家の三木たかしさんが逝った。「津軽海峡冬景色」「つぐない」も、心に残る素晴らしい歌だ。
 
 しかし彼の曲で僕が一番好きなのは、若い頃ペギーマーチの歌で聴いた「忘れないわ」である。三木たかしさんの遺作を取り上げるメディアでも、この歌は紹介されていないようだが、彼の初期の作品と記憶する。


 上手な日本語で歌うペギーマーチは、多くの日本の曲を歌っているが、ご年配の方なら一度は聴いたことのある曲だとおもいます。三木たかしさんの追悼の意を込めて紹介させていただきました。

拡大鏡

2009-05-11 14:32:08 | Weblog
 使い慣れたPCのキーボードも、酷使により擦り減って見えにくくなった文字がある。更にマウスに至っては、クリックだけで前のページに戻す機能が働かず、スクロール機能もスムースに動かなくなっていた。
 新しいキーボードは以前のものよりコンパクトで、キーを打つ時の感触も心地よい。そしてコードレスのマウスは、使うまで気がつかなかったが、拡大鏡の機能も付いていた。

 白内障の手術後は、今まで使っていたPC用の眼鏡も必要なくなっていた。携帯もPCも文字の大きさは最大に設定しているが、小さな文字や画像などはやはり見えにくい。
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マウスオンでどうぞ
 
 手元の操作で簡単に拡大鏡が画面に現れ、その大きさも自由に変えられる機能は、視力が衰えた僕のような高齢者には有り難い。思いがけない拡大鏡の付加機能にちょっとうれしくなった。

買い過ぎ?

2009-05-09 22:07:11 | Weblog
 週一から隔週になった眼科の診察は、旅行気分で行く小田原の楽しみでもあり、診察の帰りは必ず寄り道をする。
 今日の寄り道は、美味しいと聞いた小田原駅前の蕎麦屋に立ち寄った。重厚な外観と素朴な店内は、味にこだわりを感じさせる。

 細目の麺は腰が強く、一口で旨いと舌鼓を打った。旨いわりには手頃なお値段の天せいろに満足したあとは、小田原名物干物が目に付いた。
 どれもが美味しそうに見えて、冷凍であることに気が緩み、買い物籠が重くなった。食事をしたばかりなのに。。。

 青魚に多く含まれているといわれるDHAは血流れを良くし、悪玉コレステロールを分解する作用があるらしい。

 しばらくは純和風の朝食になりそうだが、働きが鈍った我が脳の血流を良くし、心に潜む悪玉精神を分解できるかも。。。
 
 しかし、一人で食べるには買い過ぎかもしれない。冷凍庫が悲鳴を上げている。

シルバーウィーク

2009-05-08 11:58:50 | Weblog
 新型インフルエンザや、高速道路料金の値下げによる渋滞など、話題の多かったゴールデンウィークも終わり、世の中は平静を取り戻したようだ。 
 新型インフルエンザは、何故か高齢者の患者は少ないようだが、その高齢者を、アラフォー世代に対してアラカン(アラウンド還暦)世代と呼ぶらしい。

 その昔、アラカンと呼ばれた俳優さんもいたが、それを知る僕は、まさにアラカン世代のシルバー親父。ハイブリッド車でもなく、ETCも搭載せず、高速道路には向かないポンコツ車同然である。よって燃費も悪く、すぐにエンストを起こしてしまう。

 大型連休といわれたゴールデンウィークに浮かれる世の中で、エンストを起こした僕は、一週間ほどPCとも距離を置き、心と身体の充電期間に充て、休養をとるシルバーウィークになってしまった。

 安全運転は、制限速度を守って、赤信号になる前の一時停止が最善と自分に言い聞かせ、頑張らないスローライフを心がけた。特別な理由もなく一週間ほど休んだブログはこれで何度目だろうか?

 爽やかな五月の風と緑を増したベランダの植木に、再び走り出す英気をもらい、ゴールデンウィークも終った世の中に合わせて、シルバーウィークにもピリオドを打とう。

戸惑い

2009-05-02 22:15:13 | Weblog
 PCに際限なく増えていく画像の整理をした。過去の画像の稚拙さや、工夫のなさを恥ながら。。。
そして一枚の画像を削除しようとして、“ちょっと待てよ”と思いとどまった。
どこかで見たような気がする。
 あざみの花は、野に咲く花の中でも特に好きな花のひとつ。先日伊藤久男さんの歌う「あざみの歌」のYoutubeを紹介したばかりだった。
な・なんとその画面のトップ画像が、どう見てもこの写真のようだ。


 野にありながら、その存在感と、凛とした高貴な美しさが際立つこの花は、2年前にも記事にしたことがある。

 そのことは承知していたが確認はしなかった。そのときは、あざみの歌の詩の内容の奥深さを取り上げたものだった。しかし、タイトルも同じであることには気付かなかった。

 そのときの画像 が使用されたようだが、何の工夫もない幼稚な画像が、こんなところで使用されるなんて、驚きと、恥かしさと、少しのうれしさが入り乱れ、ちょっと戸惑っている。

 写真の勉強もしたこともなく、技術も稚拙で感性も持ち合わせず、ただ被写体にカメラを向けるだけの我が画像。どんな使われ方をしようと全く気にしない。拙い画像でも、役立つならうれしい。人物以外の、差し障りのない画像に限り、どなたも、どうぞご自由にお使いください。

五月(さつき)

2009-05-01 22:51:12 | Weblog
何度聞いてもわからないもののひとつが サツキとツツジの違い

そこで調べてみた

◇ツツジ◇

開花期は、3~5月頃

花後に新芽が伸びる

ツツジは、常緑性種(半落葉性含む)と落葉性種に分かれる


◇サツキ◇

開花期は、5~6月頃

新芽が伸びきってから花が咲く

サツキはサツキツツジの略、常緑性ツツジの一種


◇さつき◇

病院の庭にさつきが咲いた
母が銀行強盗でもするように
おどおどして
ひと枝折ってきてくれた

絵に描いて
となりの
ベッドの人に見せると
「きれいなゆりだなあ」
といった

-星野富弘さん-
  
 
調べた結果は やはりよくわからない

五月に咲くのが皐月(さつき) 

それより早く咲くのが躑躅(つつじ)

ということだけわかった

きれいならば ツツジでも サツキでも ゆりでもいいか

ツツジの季語は春 サツキの季語は夏だとか

五月晴れの 五月の風は 爽やかな夏の風