勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

ハロウィン

2009-09-29 23:56:28 | Weblog


あれっ!魔女がいると思ったら、なんだ、小憎君じゃないか♪

あっ、おじちゃん!ボク魔女なんかじゃないよ、マショだよ!

なぬっ?

ボク、小便小僧だから魔小(マショ)

???

子供のくせにオヤジギャグは似合わないよ(笑)



おじちゃん、今日はいつものような元気がないけど、どうしたの?

うん、おじちゃんはね、迷い込んだ小鳥を鳥かごに入れて死なせちゃったんだよ

そうなんだ、でもねおじちゃん、ハロウィンって亡くなった家族や友人を偲ぶ行事でもあるって聞いたよ

小憎君、博識だねぇ

だから、おじちゃんとふたりで小鳥君のこと、弔ってあげようよ

うん、そうしよう。小憎君やさしいんだね

おじちゃん、元気だしてね

ありがとう、小憎君もハロウィンを楽しんでね

バイバイ


やはり野に置け・・・

2009-09-28 23:58:53 | Weblog
 鳥かごの中で元気に羽を広げては、外に出たがっていたこの子。今朝、バジルさんからの情報を元にネットで調べてみた。
 尾羽の短いことや、鳴き声などから、ヤブサメという鳥の可能性が高いことを知る。日本には繁殖のため夏季に飛来する渡り鳥で、昆虫などを食べる肉食の野鳥のようだ。

 昨日は在りあわせの食べ物を置いたが、どれも食べようとはしない。やはり鳥かごで飼うことは無理なのか。とりあえず餌を買いに行った。
 もし市販の餌を食べなければ逃がしてやることも考えた。急かされる気持ちを抑えながら部屋に入ると、鳥かごの中に姿は見えない。一瞬悪い予感がよぎった。籠の底で目を閉じて横たわる姿を見たとき、思わず「ゴメン!」と呟いた。数十分前に出かけるときには、止まり木に止まっていたのに。。。

 藪の中や、潅木の茂みの中で活発に動き回り、昆虫などを捕らえて生きる鳥ならば、野に置かなければいけなかったのに。。。

 マンションの敷地内の植栽の根元に穴を掘って葬った。「許してくれ」と手を合わせたが、ショックで心が動揺しいている。  

ふたたびの

2009-09-27 23:59:27 | Weblog
 昨年の8月5日に突然我が家を訪れ、人懐っこい愛くるしさで、僕を楽しませてくれた、あの可愛かったセキセイインコのピーチャンが、部屋から飛び去ったのが1ヶ月後の9月7日。あれから一年が過ぎた。
 そして今日、エレベーターホールに、一羽の小鳥が迷い込んでいた。雀かと思ったが、鳴き声も飛び方も違うようだ。一度は手の中に収めたものの、すぐに飛び去ってしまった。
 縁がなかったものと気にも留めないでいると、ピーチャンのいきさつを知る管理人さんから声を掛けられた。「小鳥を飼いませんか?」
 そして、主を失っても部屋の飾りとして残しておいた鳥かごが、ふたたびその役目を果たす時が来た。さてこの小鳥、種類もわからない。人に慣れている様子もない。元気はいいが、ほとんど鳴かない。大きさや羽の柔らかさから、子供かもしれない。飼うことにするかどうかも決めたわけではないが、しばらく様子を見ることにしよう。

スケール

2009-09-26 21:39:54 | Weblog
 マンションの大規模修繕工事に伴い、ベランダを開放する必要があるため、植木類は全て移動しなければならない。
 幸い、居住棟に隣接し、エレベーターホールから出入りができる会議室の屋上に、そのスペースを設けることができた。ベランダの開放まではまだ時間の余裕があるが、徐々に移動が始まった。
 我が家の植木も、大きなものを残して運び込み、ポリバケツに水を一杯に張りそばに置いた。この場所に水道の設備はない。

 次の日、水遣りに行くと、その水が半分に減っている。隣の一角に置かれた鉢の底からは水が流れていた。そこには水遣りのための道具は見当たらない。

 部屋から水を運ぶ時、このことは想定内であり、それもよしと思っていた。だが、現実に目の当たりにして少しばかりの動揺を隠せない。本音と建前のなんと差があることか。。。

 もし、自分が逆の立場だったとしたら、この水を使っただろうか?多分使わないだろう。もし使ったとしたら、また水を一杯に張ってそこに置く。

 自分と同じことを他人(ひと)に求めることではない。水くらいまた運べばいいことである。他人の役に立ったことを喜ぶ技量を何故持てないのか。他人を許す心を何故持てないのか。

 今日の水遣りで余った水は、手前に置かれた植木の、乾ききった鉢に遣ってきた。それでも余ったが。。。

 日常的に思うことがある。小さな事に憤慨する自分をもうひとりの自分が見つめている。もうひとりの自分はスケールの小さい自分を嗤(わら)っている。

ストレス

2009-09-24 00:34:03 | Weblog
 ペパーミントの香りが精神疲労や気分のリフレッシュに良いと聞いた。そこで、何かと溜まるストレスに、ペパーミントの花を挿してみた。
 花を挿しただけでは香りはしない。そこでひと葉を手で揉んだ。広がる香りに心がリフレッシュしたかどうかはわからない。しかし、気分はペパーミント。花言葉は「心の暖かさ」だというが。。。
 ミントと一緒に挿したのは、マリーゴールド。コスモスさんからいただいた苗が、花の少ない夏にベランダを賑わせてくれた。今、部屋の中で我がストレスの解消に役立っている。花言葉は「生きる」だとか。

 マリーゴールドは虫除けにもなるという。僕に虫が付かないのはこのせいだったのか。。。( ̄□ ̄;)

理事長

2009-09-21 22:05:48 | Weblog
 ピンポ~ン

 は~い

 理事長、管理人室のエアコンが付けっぱなしです。(管理人が帰ったあとの話である)

 理事長、ゴミ置場の鍵が掛かって、入り口にゴミの袋が積まれてます。(代理の管理人が鍵をかけて帰ったらしい)

 理事長、植木置場の鍵はいつ開くんですか?(修繕工事によりベランダの植木を移す場所を作ったのだが)

 理事長、昨夜も11階の住人が夜中に騒いでパトカーが来たようです。(夜中には起こさないでくれ)

 理事長、植栽の下草が生えっ放しですけど、誰がきれいにするんですか?(知らん!)

 理事長、理事長、理事長。。。(勘弁してくれ~)

 くじ運が弱いのに、くじ引きで当たってしまった理事長という役目。これもくじ運が弱い証拠か?( ̄□ ̄;)

未公開株

2009-09-18 23:12:31 | Weblog
未公開株購入で詐欺続発 うまい話には眉唾

こんな新聞記事を読んだばかりだった。そして数日前、電話があった。
「ヒューマンユニテックという会社の政所(まんどころ)といいます。株公開のお知らせですが・・・」
いつもなら“興味ありません”などと、冷たく言い放つところだが、この日は違った。
慇懃(いんぎん)で胡散(うさん)臭い話しぶりに、眉に唾を付けて耳を傾けた。
延々と喋り続けた挙句に資料を送るという。

そして昨日送られてきた資料には、
会社案内、株式売り出しのお知らせ、株式買付申込書、と共に、うまい話ばかりが詰まっていた。







早速ネットで調べた。ヒューマンユニテック株式会社のHPは存在した。
しかし、この会社を疑問視する記事も続々と出てきた。

そして今朝、再び電話があった。資料が届いたことを確認すると、「興味がありますか?」と聞いてきた。
「非常に興味があります」と答えると、しめたとばかりに説明を始めた。
散々喋らせた後、ネットでの情報を元に、数々の質問を矢継ぎ早に投げかけた。
それまで饒舌だった政所氏、急にしどろもどろになり、電話を待たせて何かを相談している様子。
返ってきた答えに更に質問をぶつけた。
またも答えに詰まった彼、しばらく間をおいてついに電話の主が代わった。
その説明に、「先ほどと話の筋がまったく違いますが、何故ですか?」
結局、話の接点がないままに、電話は終った。
再び勧誘の電話はあるだろうか?

前述の新聞記事には、このようなことが書かれていた。
「近く上場する」「絶対もうかる」などと勧められ、未公開株を購入したというケースが目立つ。
しかし、実際には上場は実現せず、解約も受け付けてもらえなかったというトラブルが起きている。


高齢者を狙ったこのような詐欺事件が多発しているらしい。この電話の主、僕の個人情報もしっかりと知っていた。

シルバーウィーク

2009-09-16 22:58:11 | Weblog
 最近 シルバーウィーク なる耳慣れない言葉が聞かれる。先日66歳の誕生日を迎えたばかりの僕は、毎日がシルバーウィークなのだが。。。
 
 9月のカレンダーを見ると、何故か祝日がぞろぞろと並んいる。今まで9月にこんなに祝日が続いたことがあっただろうか?
 遠くないその昔、祝日の全ては記憶できていた。いま、祝日の名称も、一年に何日あるかもわからない。ハッピーマンデーなどといって、日にちもまちまち。シルバーウィークなどという言葉も聞いたことがなかった。敬老の日は知ってる、秋分の日も知ってる、でも国民の休日って何?

☆そこで調べてみた☆

 国民の祝日は、国民の祝日に関する法律(祝日法)第2条で定められた祝日で、自由と平和を求めてやまない日本国民は、美しい風習を育てつつ、よりよき社会、より豊かな生活を築きあげるために、ここに国民こぞって祝い、感謝し、又は記念する日を定め、これを「国民の祝日」と名づけるとしている。

☆よくわからないけど、そういうものでしたか☆

 また、国民の休日は、国民の祝日に関する法律(祝日法)第3条第3項で定められた休日の通称で、国民の祝日によって前後を挟まれた日を休日とするもので、2006年までの5月4日などが該当していた。
ハッピーマンデー制度の導入に伴い、敬老の日が9月第3月曜日となったため、9月第3水曜日(22日か23日)が秋分の日となる場合、その間の9月第3火曜日(21日か22日)に国民の休日が適用される。土日と合わせると5連休となり、秋の大型連休が生じることになる。このケースが最初に生じるのは2009年で、次は2015年となる見込み。


☆ますますわからなくなった☆

 何はともあれ、今年がはじめてとなる9月の大型連休を、春のゴールデンウィークに対して、シルバーウィークと呼ぶのだそうだ。シルバーの意味には、敬老の日も含まれることから、シルバーシートと同じ意味も懸けているらしい。

 だが、僕の頭ではどうもこのシステムがよく理解できない。これもシルバーの悲しさか。。。( ̄□ ̄;)

言葉

2009-09-15 11:43:10 | Weblog
 掌(てのひら)に納まるひとつの白球を追って広場を走り回った子供の頃。野球は少年時代の限られた遊びのひとつだった。
 その小さな白球をめぐって、投げて、打って、守って、走る男たち。野茂投手が開いた道でもある、野球の本場アメリカに渡って活躍する日本の選手を見ると心が躍る。

 前人未到の大記録を達成したイチロー選手のその瞬間をテレビで見ていた。淡々とした表情の中に安堵の顔も見えた。大男の中で小柄で細身の彼の活躍は痛快でもある。

 そして何よりも痛快なのが、彼の口から発せられる言葉の数々。それは哲学者かと思わせるような、深い思慮と選び抜かれた言葉による表現の美学。時には尊大とも思える、感情を抑えた彼のインタビューは、実績に裏づけされた言葉の重みからくるものかもしれない。

 実績もなく、漢字も読めず、上から目線の、尊大で軽々しい言葉ばかりが目に付く、どこかの国の総理(だった人)とは比べようもないが、チームメイトの城島選手が語るイチロー選手の言葉が尚重い。
 
「感情を表に出すと損しかしない」

夏をあきらめて

2009-09-12 21:29:20 | Weblog
 突然終った短い夏に戸惑いながら熱いお茶を淹れた。昨日まで活躍したペットボトルのお茶は、冷蔵庫の片隅で肩身が狭そうだ。
 響く波音が遠ざかり、近づいた雨雲に、今日の東京は強い雨が降ったり止んだりの肌寒い一日。あきらめの夏は、誰かが恋に破れた夏かもしれない。


波音が響けば 雨雲が近づく
二人で思い切り遊ぶはずの 
on the beach
きっと誰かが恋に破れ



言葉もないままに あきらめの夏

 夏用のシーツを冬のシーツに換え、タオルケットを毛布に換えた。昨夜は風呂にも入らずに寝てしまった。張り切った夏の疲れに、早朝に一度は起きたものの、再びベッドの中。
午後遅く、久しぶりに家でひとり飲む寝覚めの熱いコーヒーが喉を通るとき、大好きな夏はあきらめの夏に変わった。
 カサブランカ・グッバイの白いさよならが、あふれて揺れてあきらめた夏。明日は秋晴れになる、と天気予報が伝えている。

誰?

2009-09-10 22:53:11 | Weblog
 日照時間が少なかった今年の夏。それでも出かけることが多かった僕は、それなりに日焼けもした。サンバカーニバルでは、6時間も炎天下で座ったままで過ごした。

お店で食事をしていると、ある女性教師が話しかけてきた

随分顔が黒いけど、日に焼けたの?

いいや、腹の中の黒いのが出てきただけだよ

納得!

納得するな~っ!
(爆)
  

誰か忘れたけど、もっと毛の薄い人が言ってたわ
頭のテッペンが痛いと思ったら、日に焼けてたんだって
皮が剥けてますって、床屋さんに言われたらしいわよ
 

あのね、そのもっと毛の薄い人のこと、僕の話なんだけど。。。

アラァ~、そうだったっけ
( ̄□ ̄;)
 

この会話を聞いていたお店の従業員、みんな笑いを堪えるのに苦労していた

カサブランカ・グッバイ

2009-09-08 21:42:18 | Weblog
 恋する男と女、別れ話はみっともないと、黙ってドアの前にカサブランカの花を置く約束をした。
 
 隠れて恋をした男は、カサブランカの花を抱いて女の部屋を見上げる。“どんな女も別れちゃ損か”と、ずるい男は、花を夜空に投げ捨てた。
  
 女は窓からそれを見る。男が家に着くとドアの前にカサブランカの花。「別れてあげる」と小さなメモ。
 

 内舘牧子さん作詞、鳥羽一郎さんが歌う「カサブランカ・グッバイ」は、しゃれた大人の恋の歌。
カサブランカ・グッバイ

恋愛下手な僕、戯れにPCの恋愛診断をしてみた。こんなんでましたぁ♪


◇ここから先は、自分のために記しました。長文ですので、斜め読みをお薦めします◇


恋愛頭脳(勿忘草さんの恋愛感)

 勿忘草さんの恋愛観は、それはもう絶妙なバランス感覚を保っています。勿忘草さんはよく恋愛相談を受けませんか?勿忘草さんに相談すればまるでイチローのように高い確率でヒット(素晴しいアドバイスや名言)が返ってくることが期待されます。ただ、だからといって勿忘草さんの恋愛がいつもうまくいくかは別問題。妥当な考え方が時として相手をがっかりさせるものです。

☆ジャンル別コメント☆

人生における恋愛
 
 非常にバランスが良いでしょう。恋愛に固執せず、重くもなく軽くもなく、人生を広い視野から捉えています。得てして勿忘草さんのような感覚のほうが、恋愛最重視の人よりも上手に付き合っていけるものです。

社会における恋愛

 ちょうど良いバランスを保っています。社会的な体裁も保ちつつ、その一方で彼女とは上手に夢のある世界をつくりあげていくことができます。人を好きになると社会的に壊れてしまう人が多い中、勿忘草さんは全方面に上手にやっていける資質をもっていると言えるでしょう。

自己犠牲の精神

 なかなか良いバランス感覚です。多少損得勘定に走りがちな部分も見受けられますが、自分がほどよく傷つかないための防御線としてこの程度はアリではないでしょうか。勿忘草さんが尽くすタイプの人と付き合えば、共鳴するように勿忘草さんも自己犠牲側にまわることでしょう。

ルックス

 面食いすぎるわけでもなく、外見に妥協するわけでもなく、優しい人ならいいというわけでもなく、最も好感の持てるルックス観と言えます。短期的にも恋愛のエンジンのかかりが平均よりも早く、また燃費よく長持ちすることでしょう。自分のルックスへの配慮も忘れずに。

財力

 お金にあまり固執しない、という点は評価できますし好感がもてます。財力よりも気持ちを通わせることの重要性をよく認識していると言えるでしょう。ただし勿忘草さんの彼女が財力重視の場合は摩擦が生じやすく、どちらかがどちらかに、またはお互いに不満をもつことになりかねないので注意。

安定と刺激

 安定と刺激をなかなかバランス良く求めています。やや落ち着いた付き合いを望んでいるようですが、決して所帯じみてしまうことを望んではいないようです。また浮気に走るよりはひとりのパートナーとの付き合いの中に刺激を見出すことを望んでいるのでしょう。その工夫が一番難しいのですが…

駈け引き

 勿忘草さんは駆け引きの機微を心得ているようで、一般に支持されるバランスです。相手を振り回すでもなく、かといって全てが直球勝負でもなく、長続きするタイプです。多少駆け引き重視に寄っているので、同様の人と付き合えば駆け引き合戦はヒートアップしがち。マイペースな人との相性が良いのではないでしょうか。

許容と束縛

 一般レベルよりも放任主義に偏っています。当然好まれるタイプですが、それは都合が良いからです。勿忘草さんの彼女がいつのまにか消えたことがありませんか?包容力があるのか我慢強いのかはわかりませんが、どちらにせよ帰巣本能のある異性と付き合うことをおすすめします。

将来への意識

 今が楽しくなければ意味がない、と少し暴走気味に偏っていますが、なかなか一般的には支持される感覚のようです。勿忘草さんと同様に、今を楽しむ人と付き合えば良い思い出が積み重なっていきそうです。ただし「人生これでいいんだろか」などと決して振り返ってはいけません…


 当たるも八卦、当たらぬも八卦、こんな結果なのに、キューピッドはいつも恋の矢を外してくれる。
恋愛感の中の≪だからといって勿忘草さんの恋愛がいつもうまくいくかは別問題≫これが曲者。( ̄□ ̄;)

夏の終わりに

2009-09-05 23:57:27 | Weblog
 3月9日と11日に白内障の手術を受け、色あせたセピア色の世界が鮮やかな総天然色に変わってから、早、半年が過ぎた。

 小田原の佐伯眼科の診察は、退院後の週に1度の通院も、2ヵ月経つと隔週になり、半年経った今日の診察を区切りに、月に1度になった。

 春というにはまだ寒い早春の1週間の入院だったが、退院時にはうぐいすが初鳴きで祝福してくれた。
それから半年、早朝に出かける小田原行きは、その都度楽しみを見つけ、病院に行くというより小旅行の気分で出かけたものだった。
 夏も終ろうとする今日の小田原は、澄み渡った空に夏を惜しむ太陽が眩しい。緑に囲まれた丘の上の病院は、降りそそぐ蝉時雨のシャワーを浴び、見慣れた景色もこころなしか寂しそう。

 入院時、遠くの山なみに雪を抱いた春浅い丘は、やがて緑に萌え、花が咲き、初夏の風が汗と戯れ、初秋の丘のみかん畑には、たわわに実った青い実が、葉陰から顔を覗かせている。
季節ごとの丘の景観は、手術で色鮮やかな世界を取り戻した僕の目を楽しませてくれた。

 その診察が1ヵ月に1度になったことを喜ぶと同時に、一抹の寂しさも交え、今日の小田原は爽やかな秋風が丘の上を吹き抜けていた。

スカパー

2009-09-04 15:35:40 | Weblog
 1953年2月1日にNHKがテレビの本放送を開始して56年の歳月が流れた。白黒からカラー、更にBS放送、ハイビジョン、CSテレビ、地上波デジタル放送と進化し続けるテレビ放送の世界。その過程を見つづけてきた僕だが、わからないことだらけである。
 我がマンションではBSアンテナは共有であるが、スカパーのCSアンテナは対応しておらず、個人で付けている部屋がある。今回の修繕工事に伴い、それらは取り外してもらうことになっている。居住者への説明会でそのことは詳しく伝えたはずであるが、いざふたを開けてみると、それに従わない住人が出てきた。3世帯もである。

 取り付けはどうしてくれる、というわけである。取り外しは工事業者が手伝うが、取り付けはアンテナの向きも調整しなければならず、有料になるからだ。工事業者から、どうしたものだろうかと相談に来た。そんな住人に限って説明会には出席していない。

 その件に関しては、説明会で充分に説明し、皆さんに納得して頂いていることを告げて、従っていただくよう説得してください。

 と言ったものの、果たして納得するだろうか?いずれ話し合いに出向かなければならなくなりそうだ。頭が痛い。

乗りかかった船

2009-09-02 23:35:37 | Weblog
 いよいよ9月から始まった我がマンションの大規模修繕工事。
エレベーターが開くと、保護のために張られた養生シートのかわいいおじぎびとが迎えてくれる。
 前回の新しい居住者の部屋の模様替えのときには、度重なる注意書きにも関わらず、養生シートは心ない住人のいたずら書きで埋まってしまった。今回も監視の目を光らせなければならない。悲しいことだが。。。

 あっという間に組まれた足場は、防犯にも気をつけなければならない。ベランダ側の鍵をかけたことのない僕だが、戸締りにも気をつけよう。

 次々と搬送される作業機器。作業員の出入りもはげしくなり、当然危険や騒音も伴う。

 エントランスに設けられた掲示板には、工事に関しての各種連絡事項、当日の作業内容、洗濯情報などなどが掲示されるが、生活上の様々な不都合も生じる。

 理事長という立場上、毎日進捗状況のメールが入り、それらの対応にも追われる。12月末まで続く工事に、ますます気を抜けない日々が続くことになりそうだ。

 「悪い時期に理事長になってしまいましたね」と声をかけたくれた人もいたが、今更後に引くわけには行かない。乗りかかった船は、出航しているのだから。