勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

ゆく年くる年

2014-12-30 21:10:56 | Weblog
 2014年が間もなく過ぎゆこうとしている。来る2015年は僕にとって6回目の年男である。その足跡を振り返るとき、消えてしまった足跡もあれば、はっきりと残っている足跡もある。それらのすべてが僕の71年5か月の歴史でもある。くる年に残す新しい歴史の一歩がどんな足跡になるのか期待しよう。



皆様にとっても新しい一歩が素晴らしい歴史の一ページになることを祈ります。よいお年をお迎えください。


一念発起

2014-12-27 19:44:05 | Weblog
 今年の4月から日記を付けはじめたが、9ヶ月なんとか続けられた。1月から書こうと思ったのだが、日記帳を買いそびれ4月からにした。この歳になって何か記録というか、生きた証を残したいと思ったのが動機でもある。何十年も前に10年日記を買い、半年も続けられず挫折したことがある。今回も三日坊主になるかと不安だったが、1行でもいいから書くことが大事と教えられた。

 朝日新聞の天声人語に、85歳の女性が3冊目の10年日記が今年で終わり、4冊目を買おうかどうか思案しているという記事が載っていた。来年の日記を買おうと思っていたところなので、この記事を見て刺激を受けた。これから何年生きるかわからないが、10年といわず5年日記ではどうだろうか。


 そして選んだのが3年卓上日誌。果たしてこの日記を埋め尽くすことができるだろうか。更に2冊目の3年日記を買う時が来るだろうか。間もなく未知の歳月の始まりがやってくる。


サンタがホールにやってきた

2014-12-25 23:49:04 | Weblog
 ダンスを生業にしている僕、仕事柄12月という月は1年でいちばん忙しい月であった。お付き合いで行かなければならない様々なダンスパーティーあり、お店では12月いっぱいはクリスマスパーティー券を発売し、我々はお客様に使っていただくためににわか押し売りに変身する。特にクリスマス当日は、着飾ったダンスファンや忘年会帰りの団体さんで溢れたものだった。しかし、そんな賑わいはすべて過去形である。時代は変わり、12月だから特に忙しいということはなくなり、一時の賑わいは望むべくもないが、それでもこの日を楽しみにしてくれるダンスファンもいる。


 そんなダンスファンの方へのサービスの一環として、我がホールにもサンタクロースが大挙してやってきた。サンタクロースに変身したのは、我がホールの男女の教師たち。ある時間帯に限り、フリーでお客様をお誘いしてのダンスタイムは、初めての試みだったが、評判が良かったようだ。あのころの賑わいを懐かしみながらクリスマスイブとクリスマスが無事に過ぎていった。

晩白柚

2014-12-24 23:09:35 | Weblog
 九州熊本から大きなクリスマスプレゼントが届いた。晩白柚(ばんぺいゆ)という名の柑橘類である。日本で生産される晩白柚の97%は熊本県で生産されているという。


 特に、送られてきた八代産の「八代晩白柚」は香りが高く、果汁も多く、果皮が厚いことが特徴で、果実王といわれるらしい。


 その大きさをリンゴと比較してみるとお分かりかと思うが、直径が20センチ近くもあり僕の顔がすっぽりと隠れてしまうほどの大きさである。


 果肉を直接食べるのが一般的であるが、厚い皮はザボン類同様、砂糖漬けにしてお菓子としても美味しいという。日持ちもするので部屋で香りを楽しんでから、同梱されていたレシピを参考に、果実と果皮の1個で2度の美味しさを味わおうと思っている。いや、香りを含めると、1個で3度の楽しみができそうだ。

一陽来復

2014-12-22 20:01:46 | Weblog
 今日は冬至、1年で一番昼間の短い日である。冬至といえばゆず湯、ささやかにゆず湯に浸かった。ゆずは絞って絞り汁は料理に使い、皮だけを湯船に入れた。


 冬至のことを一陽来復というそうだが、「陰が極まって陽が生ずる」という意味であり、陰が終わって陽が戻ってくる日、転じて、悪いことが続いた後、いい方向に向かうことを一陽来復ともいうのだそうだ。


 もともとの意味、「冬が続いた後、春の訪れのきざしが現れる」とはいえ、本格的な寒さはこれから。ゆずと一緒に先日浅草の朝市で買い求めた岩塩・ヒマラヤンルビーソルトも一緒に風呂に入れてみた。このヒマラヤンルビーソルト入浴は肌の老化を防ぐとともに、保温効果もあるらしい。冬至にゆず湯に入ると一年中風邪をひかないという言い伝えもあるそうだが、ゆず湯とヒマラヤンルビーソルト入浴のダブル効果を期待して、間もなく訪れる新しい年の一陽来復を願うとしよう。

下町グルメ

2014-12-19 21:39:22 | Weblog
 僕が住む下町には美味しいお店も多く、よくメディアで紹介されている。最近知った墨田区東向島の「レストランカタヤマ」もそのひとつだが、決して交通の便がいいとは言えない場所にある。


 しかし我が家からは自転車でも10分もかからない距離である。昼時ではあるが行列はなく、お店の隣には待合室があって今日のような寒い日はありがたい。


 そこには空きを待つ人が待機しているが、部屋の壁にはこの店を訪れた有名人の色紙が所狭しと飾られ、その人気が本物であることがわかる。


 程よい広さの店内は決して気取った雰囲気ではなく、気軽に食事を楽しめる下町のグルメ志向を満足させてくれるお店のようだ。


 僕が注文したのは、200グラムのステーキと今が旬のカキフライ。どちらも人気のメニューだというが、値段も僕のような庶民でも手の届くお手頃価格で味も大満足。ステーキはもちろんだが、カキフライの美味しいこと。年末の慌しさの中でのちょっと贅沢な時間でもあった。

歳の市

2014-12-17 21:52:10 | Weblog

 浅草寺では、納めの観音といわれる羽子板市が17日~19日の3日間行われているが、そもそも12月17・18日は正月用品や縁起物を売る「歳の市」であった。その歳の市が「羽子板市」としてその名をとどめている。


 羽子板には歌舞伎の絵柄が多く、本堂に飾られる大羽子板は、浅草寺本堂落慶五十周年記念「助六由縁江戸桜」である。


 日本列島が寒気に覆われ、浅草も北風が吹き抜ける寒い一日だったが、それでも羽子板市は賑わい、伝統的な絵柄に加え、その年の人気者を題材にした羽子板も売られている。 


 今年はスポーツ界で若い二人が大きな話題をさらった。フィギュアスケートの羽生結弦君と錦織圭君。この二人の活躍は日本人として誇らしい。そして悲しい話題では、俳優の高倉健さんの死である。
年末の風物詩、羽子板市が来るといよいよ今年も終わりだという気分になる。浅草の行事もこの歳の市が最後、大みそかは初詣客で再び賑わうことになる。

リンゴの気持ち

2014-12-16 16:23:08 | Weblog
 リンゴが美味しい季節である。日本で栽培されているリンゴの品種は100種類ほどあるというが、リンゴの産地はダントツで青森が一位だそうだ。
青森出身の友人がいる。彼のところには多くの友人からたくさんのリンゴが届くらしく、度々おすそ分けをいただく。食べきれないほどのリンゴはリンゴの気持ちも考えてジャムにしてみた。


 ジャムに適しているのは紅玉がいいらしいが、リンゴなら何でもいいだろう。たっぷりの砂糖と蜂蜜、そしてレモン汁と隠し味に塩レモンも少々入れてみた。


 出来上がりに色を付けたいので、よく洗った皮も入れた。リンゴの表面がヌルヌルしたりべとつくのはリンゴそのものから生成される成分で、ワックスなどの薬剤ではないそうだ。 


 途中で皮は取り除くが、ゆっくりと時間をかけて煮込んだリンゴジャムは日持ちもするので、リンゴをいただいた友人にお返しのおすそ分けをすることにした。


 リンゴの皮をもっとたくさん入れたほうが赤みが増したのだが、今回はこのくらいで我慢することにした。リンゴジャムは紅茶に入れてもいい。

名言

2014-12-10 21:12:20 | Weblog
 世の中に名言といわれる言葉はたくさんある。特に著名人の名言は説得力があるが、市井の人が何気なくもらした言葉にも思わず唸ってしまうこともしばしば。しかし、それらのすべてを覚えているわけではなく、折角のいい言葉も消えてしまう。そこで、気が付いたときにメモしておくことにしたが、時にはブログで取り上げるのも自身が記憶する術と思ってお聞き願いたい。

 「今日もいい日だ 明日も前向きに行こう」 

 昨日、テレビで紹介された、ある医師が大切にしている言葉だそうだ。この言葉、特に名言というほどではないと思ったが、その背景を知り言葉の重みを感じた。この医師はがん患者の終末医療に携わり、在宅で看取る医療に力を注ぐ女医さんである。彼女が看た患者の一人である末期がん患者が、死の3日前に日記に残した言葉だという。

 これに似た名言に、「たとえ明日世界が滅ぶとしても、私はリンゴの木を植えるだろう」というマルティン・ルターの言葉がある。先日亡くなられた俳優の菅原文太さんは、『朝(あした)に道を聞かば、夕(ゆうべ)に死すとも可なり』を座右の銘にしていたとか。

 どの言葉にもそれぞれ含蓄があるが、古希を過ぎた今、いつ人生の終末を迎えるとも限らない。「今日もいい日だ 明日も前向きに行こう」という気持ちを持ちたいと思った次第である。

狐の餅つき

2014-12-07 19:31:37 | Weblog
師走に入って一段と寒さが厳しくなったが、浅草の吉原では、そんな寒さの中で餅つき大会が開かれた。 



月で餅をつくのはうさぎだが、我が家のすぐそばの浅草吉原神社では狐が餅をつくらしい。



僕が子供の頃、暮れになると寒風の中、臼で餅をつき、辛味もちにして食べたあの味が懐かしい。



そんな餅つきを体験してもらおうと、3年前から始めた吉原神社の餅つき大会は、子供たちにも人気のようだ。



子供の手助けもあり、狐がついたつきたての餅は、餡と黄粉と醤油に海苔をからませた3種類が配られ、早くも正月気分に浸ったのだった。


男郎花

2014-12-05 20:37:26 | Weblog
 表題の花の名前をご存じだろうか?秋の七草のひとつに女郎花という花がある。この花を「おみなえし」と読むことはご存知と思うが、さて男郎花とはこれ如何に。。。


 「♪花が女か 男が蝶か」という歌があった。花を女性に例え、その花に群がる昆虫は男であるらしい。我が家で初冬の陽射しを受けて咲くこの白い花は、同じオミナエシ科で黄花の『女郎花(おみなえし)』に似るが、白花で大きな草姿なので“男”を付け『男郎花(おとこえし)』というそうだ。この男郎花の蜜を吸いに来る蜂は女蜂なのだろうか?


 山と渓谷社の「野草の名前」図鑑によると、女郎花には女に勝る美しさが、男郎花には男に勝る美しさがあるという意味が隠されているのだとか。この男郎花に蜜を吸いに来る蜂は、僕の姿を見ても知らん顔をしていた。花の美しさに敵うはずもないのだが。。。

生活習慣

2014-12-04 17:38:57 | Weblog
 今の仕事が本業になって40年近い歳月が流れた。今とは違う意味でダンスが最盛期の頃、ダンスホールは男女の社交の場だった。ホールが閉店するのは深夜の11時。店が終わってからカラオケなどの夜遊びで帰宅が午前様になるのは当たり前。12時前に床に付くのは皆無と言っていいほどだった。そんな生活習慣が身に付き、今も12時前に床に就くことはなく、ブログを始めてからは更に寝るのが遅くなていた。


 ふと気が付くと僕ももう若くはない。睡眠時間も少なく、体調維持に自信が持てなくなった。生活習慣病になる前に、この生活習慣を変えようと、2か月ほど前から12時前には床に就くように努めたが、一度身に就いた習慣を変えるのは難しい。そこで少しの間ブログを休むことにし、健康寿命を長くするためにも早寝を心掛けてみた。自分のペースを守りながら、またぼちぼちとブログも再開をしようと思うが、細く長くお付き合い願い、皆さんとの交流を深めたいと思いますので、今後ともよろしくお願いします。(画像は早々と我が家のベランダに咲いた侘助です。)