勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

早春?

2007-01-31 22:45:47 | Weblog
 毎日のように伝えられる、異常気象による暖冬。今日31日は、関東地方では最高気温が15度を超え、4月の陽気だそうだ。都心では、一日の最低気温が0度未満になる「冬日」もまだないらしい。
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 郊外への出張レッスンの今日、風もなく穏やかな青空の下、レッスン場への道には梅が咲き誇り、あたり一面に香りを漂わせ、汗ばむほどだった。
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 こんな日は、郊外で感じる季節を味わうべく、少し早めに出かけ、遠回りをしてのんびり歩くのが習慣になった。
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 小学校の校庭では、子供たちが太陽の下、元気に跳びまわり、早めに訪れた春の息吹を身体いっぱいに受け止めていた。
2007.01.31

め組のひと

2007-01-29 23:56:17 | Weblog

 ドゥ・ワップという音楽のジャンルがある。黒人の音楽として知られ、日本にも顔を黒く塗った男性のコーラスグループがあった。シャネルズからラッツ・アンド・スターと名を変え「め組のひと」という大ヒットを飛ばしたが、今では懐かしい。グループ名の「RATS & STAR」は「ドブネズミ達と星」を意味するという。逆から読んでも「RATS & STAR」となり、下町育ちのドブネズミ達がDoo-Wapを歌うとRATSがSTARになるという意味を込めているそうだ。


 浜松町駅の小便小僧も、暖かそうなマフラーと帽子で「め組のひと」を歌っていた。・・・そんなわけないね。
2007.01.29

エルニーニョ

2007-01-28 18:55:04 | Weblog

 この冬の暖かさは記録的だとか。その一因が地球温暖化に加え、エルニーニョ現象。その影響で西高東低という気圧配置が続かないという。
昨日は春のような暖かさだったが、今日は打って変わって寒い日になった。街角や公園の草花も咲いていいのか、散っていいのか戸惑っている様子。


 蝋細工を思わせるところからその名がついたともいわれる冬の花蝋梅が、寒空に美しく香り、


 寒ボケ(僕のことではありません)という真冬に咲く品種もあるそうだが、春の花のイメージが強い木瓜(ボケ)の花が遠慮がちに咲き、


 墨田公園の梅園では、既に梅の花が匂い発(た)ち、2月17日から開かれる梅まつりには、見ごろを過ぎてしまうのではないかと心配になる。


 『エルニーニョ』とはスペイン語で「神の子」「男の子」、それに対して『ラニーニャ』は「女の子」という意味だそうです。

 気象庁によると、このエルニーニョ現象は春までつづき、少雪の冬だと予測している。
春が待ち遠しいが、冬は冬の寒さが来ないと不自然ではある。
2007.01.28

時報が消えた日

2007-01-26 23:03:08 | Weblog

ピッ

ピッ

ピッ

ポ~ン
♪ 
正午をお知らせしました



 テレビで正時に流れた時報が聞かれなくなって久しい。今は、アナウンサーが「正午になりました」と口頭で言うだけである。

 買い換えた携帯電話、ワンセグのテレビ付きである。ある日、携帯でテレビを見ていて気が付いた。同じチャンネルなのに家庭用テレビと映像が違う。かなりの時間差があるのだ。
上が家庭用テレビ、左下が携帯の画像

 携帯のワンセグは、地上デジタル放送である。ハイビジョン放送の地デジは膨大な情報量を送っているらしい。

 近い将来、すべてが切り替わる地上デジタル放送は、その膨大な情報を「圧縮」して送信し、受信したチューナーが「解凍」という作業をするため、数秒のズレが生じ、時報を出せなくなったという。

 今までもBS放送では、同じ番組で比較すると、僅かなズレは感じていた。それは衛星まで行ってくる時間差だと理解している。

 しかし、地上デジタル放送は、それをはるかに超える時間のズレである。そのデメリット以上に、多くの情報を同時に届ける大きなメリットがあるのだそうですよ。

 このことはNHKテレビ「ためしてガッテン」で放送されていたようです。詳しくはそちらのHPでご覧ください。HPの一番最後にあります。
2007.01.26

迷惑メール

2007-01-25 23:57:52 | Weblog

 携帯電話の番号ポータビリティが騒がれ、僕も昨年末、携帯電話の買い替えを行った。同じ会社のため、番号は当然のこと、メールアドレスも変わらない。

 以前からあった迷惑メール、最近になって毎日何十通というメールが昼夜を問わず送られてくる。仕方なく何種類かある迷惑メール対策のひとつ、サーバーが迷惑メールと判断したメールの拒否設定をした。それで迷惑メールがなくなったと思いきや、今度はすべて英語の迷惑メールが今まで以上の多さで届き始めた。国外からのメール拒否設定はしてあるのだが。そこでURLのリンクつきメールをすべて拒否する設定にした。昨日のことである。

 これで今のところ迷惑メールはなくなったが、URLがつく必要なメールもカットされるリスクを背負わなければならない。次はどんな手でくるのだろうか。 

 便利と不便はいつも隣り合わせである。
2007.01.25

一寸千貫

2007-01-24 23:22:16 | Weblog


木蓮の芽

新しい
筆先のような
冬の芽
冷たい空に
「春」
という絵を
描こうとしている

-星野富弘さん-

・・・・・☆・・・・・☆・・・・・☆・・・・・

「一寸千貫」

一寸千貫・・・・・
むかし、大工さんから
聞いたことばです
一寸角の細い柱でも
千貫の重みに耐えるということです

但しまっすぐならば・・・・・

そのむかし、阿説示(あせつじ)という青年の
歩く姿勢の良さに魅かれて
舎利弗(しゃりほつ)という人が尋ねました
「あなたのお師匠さんは?」

その師こそお釈迦さま
それが縁で舎利弗は
親友の目連(もくれん)と共に
お釈迦さまの弟子になった
ということです
生きる姿勢が正しければ
どんな重みにも耐えるはず

一寸千貫だから・・・・・

苦しい時こそ背筋をのばせ!!
「一寸千貫、一寸千貫・・・・・」

苦しいことにぶつかるたびに
わたしの誦(とな)えた呪文です

-相田みつをさん-

 ダンスも床に対してまっすぐに立つことが基本です。
「基本姿勢を保つということは、あっち向いたり、こっち向いたり、フラフラしないこと」と、みつをさんは言っている。

PS.
 文中の目連尊者が木蓮の名の由来ではないようです。
2007.01.24

声変わり

2007-01-23 23:55:14 | Weblog
 昨年の9月25日に風邪を引き、2~3日で熱は下がったものの、激しい咳に悩まされた。その後も咳は続き、徐々に回数は少なくなったものの完全に止まったわけではない。あれから4ヶ月にもなるのに、いまだに咳が出る。
胸と喉の違和感だけでなく、味覚もおかしい。更に声もかすれ、疲れやすくもなってきた。

 近所の医者には何度か診てもらい、咳止めも飲んだが効き目がない。痰の検査では、がん細胞は見つからなかった。気になるようなら大きな病院の呼吸器科で見てもらうようにといわれていた。

 意を決して大学病院へ行った。朝食も摂らず起き抜けで出かけたが、病院に着いたときは受付終了間際の11時。それから待たされること3時間半。胸のレントゲンでは異常なし。紹介状をもらい耳鼻咽喉科へ。

 身近な友人、知人は何人も60代で他界している。同年代になる我が身にとって、何が起きても不思議はない。最悪の事態も考慮しての病院は、覚悟もできている。
どんなことがあっても、慌てず、騒がず、潔く現実を受け止めようと心に決めていた。

 このブログも、闘病ブログと名を変えようか。それとも何事もなかったように、今まで通りにいこうか、決めかねていた。

 耳鼻咽喉科でまたまた2時間ほど待たされた。鼻から入れたカメラは喉を刺激する。痛いわけではないが、唾を飲み込むと、カメラが喉に当たる。画像を見ながら女医さんが言った。

 「咳のためと思われる炎症はあるものの、腫瘍やポリープのようなものは見当たりません。しばらく様子を見てください。」

 診察が終ったのが、午後5時20分。一日がかりの診察は、何事もなく終了。帰ってから食べた食事は喉の通りがよかった。

 咳の原因は不明だが、声がかすれるのは、変声期かな?
2007.01.23 

ぬかに釘

2007-01-21 23:14:06 | Weblog

 受験の時期である。大学入試センター試験で、今年もトラブルが発生した。受験生をお持ちのお母さん方は心配が尽きないことでしょう。
 

 私立高校を受験した息子が持ち帰った国語のテスト用紙をめくって、唖然としてしまった。

 『ぬかに釘』と同じ意味を選べという問いで、「猫に小判」「豆腐にかすがい」「鬼に金棒」「泣きっ面に蜂」という4つの選択肢から彼が選んだのは「鬼に金棒」だった。

 ええ、なんで!「ぬかに釘」って「手応えがない」という意味じゃなかったっけ。
息子は「だって、ぬかに釘を入れると、漬け物の仕上がりがさらによくなるんだよ、『鬼に金棒』じゃん」とのたまう。ああ、勘違い。
でもいつの間に「おばあちゃんの知恵袋」みたいなことを仕込まれたのか、と不覚にも感心してしまった。

 休みのたびに訪ねる実家にはぬか床があり、私の母が、夏はナスやキュウリ、冬は大根を漬けて出してくれる。これが美味しい。
早速実家へ電話で報告。すると母は「おばあちゃんならマルをあげるよ」と、うれしそうに言ってくれた。そんな無責任な!

 果たして、こんなことで高校に受かるのかしら、と不安になりつつも、私は色鮮やかなナスの漬け物で、お茶漬けサラサラしたくなっていた。
ありがたいことに、高校は受かっていた。

宇都宮市 渡辺由利子さん ・ 朝日新聞「ひととき」から


 僕には二人の弟がいる。そのひとりの金髪だったと思うのだが、小学校入学前、名前の練習をしているときだった。姓に「む」がつくのだが、右端の文字がみな冒頭の文字のようになっている。何故かと聞くと「紙からはみ出るので反対側に曲げた」と言った。血のつながりは争えないな!

 「ぬかに釘」は正解にしてあげたい。ところが上には上がいる。こちらの微笑髭?を生やした長男君の弟さんも受験生、このお兄さんの弟で、お母さんの息子さんだから合格間違いないでしょう!
2007.01.21

キャッチボールをしよう

2007-01-20 22:23:58 | Weblog

 かつて正岡子規は、上野公園の空き地で野球を楽しんだという。それを記念して、公園内の野球場の改修に伴い、正岡子規記念球場と愛称も変わり、上野公園をキャッチボールの聖地にしようと、プロ野球選手が活動を続けている。


 20日に開かれた2回目のキャッチボール大会には、選手会長の宮本慎也選手(ヤクルト)、ハマの番長で知られる三浦大輔選手(横浜)、'06年にはWBCにも出場し、優勝に貢献した清水直行選手(ロッテ)の3選手と、セ・パ両リーグの審判も参加して、子供たちが投げるボールや、走塁のジャッジを楽しんだ。


 一般参加イベントでセ・パ両リーグの審判がかかわるのはプロ野球史上初めてだそうだ。

審判の派手なジェスチャーも堪能でき


 プロ野球を代表する3選手と共に、グランドでプレーを楽しむ少年達は、寒さにも負けずはつらつとしていた。

彼らにとって、思い出深い一日となったことだろう
2007.01.20

あゝ上野駅

2007-01-18 23:55:44 | Weblog
ふるさとの
訛りなつかし 停車場の
人ごみのなかに そを聴きにゆく

-石川啄木さん-

 1950年代半ばから1970年代半ばまでおよそ20年間、集団就職列車が運行され、上野駅を降りた若者は、金の卵と呼ばれ高度経済成長を支えてきた。
そんな世代に育った僕にとって、井沢八郎さんの歌う 「あゝ上野駅」 は青春真っ只中に聴いた歌のひとつでもあった。


どこかに故郷の 香りをのせて
入る列車の なつかしさ 
上野は俺らの 心の駅だ 
くじけちゃならない 人生が 
あの日ここから 始まった


 時は流れ上野駅も様変わりし、東北・上越新幹線は東京駅に乗り入れ、上野駅は新幹線の通過点となってしまった。集団就職列車が発着した18番線ホームは平成11年9月11日に廃止され、そこには啄木が詠んだふるさとの訛りなど聴くよしもない。
上野駅前歩道橋

 歌手の井沢八郎さんが亡くなり、ひとつの時代が消えていった。(合掌)
2007.01.18

6434の風

2007-01-17 23:51:24 | Weblog
 娘は冬になると、手袋を取り出しては、ため息をつく。手袋の指先はすり切れ、手首周りも緩んでいる。それでも捨てるとは言わない。

 この手袋は娘の13歳の誕生日に家庭教師から贈られたものだ。
その日、宿題を忘れた娘は 「これではプレゼントは渡せないよ」 と叱られた。帰り際、彼は玄関でくるりと振り向き 「はい、お誕生日おめでとう」 と笑いながら小さな包みを渡した。ふくれっ面の娘の顔がぱっと喜びに変わったのは言うまでもない。

 それから数週間後の1月17日、神戸を激震が襲った。翌日、尼崎の実家に避難を決めた。めちゃくちゃになった室内で、とりあえずの着替えをまとめた。娘はそのときにあの手袋をつかんだ。

 その青年が下宿で亡くなったと聞いたのはその1ヵ月後。今にして思えば、倒壊したアパートの下敷きになっていた青年の 「連れて行って」 という叫びだったのだろう。

 毎年あの日、あの時刻に、娘は公園の慰霊碑に「ふるさと」のメロディーをバイオリンで届ける。 「忘れないよ」 という娘の言葉に、風になった青年はろうそくの炎を吹き消す。今年は13回忌。

神戸市東灘区 小山るみさん 

-朝日新聞「ひととき」から-

 今年の干支「亥」は、十二支の十二番目の干支。同じ干支の十二年前の今日1月17日、6,434人の命を奪った阪神淡路大震災は起きた。その命には6,434通りの歴史がある。そしてその命に関わった人の数だけ悲しみがある。

6434の命は 
6434の風になって
あの大きな空を 
吹きわたっているのだろうか
2007.01.17

七転八倒

2007-01-16 23:50:58 | Weblog
七転八倒

つまずいたり
ころんだり
するほうが
自然なんだな
にんげんだもの

-みつを-

 柔道家・古賀稔彦さんは、バルセロナ・オリンピックで、練習で足の靭帯損傷の大怪我をしながらも金メダルを獲得した。万全で望んだ次のアトランタでは、決勝で試合終了間際までポイントでリードしながら、この試合は楽勝と思った僅かな心の隙で逆転され呆然となる。しかしその経験が、指導者となった今、負ける者の気持ちがわかり、役立っているという。
(NHK・クイズ日本の顔「柔道古賀・金メダルへの険しき道」から)


負ける練習

柔道の基本は受け身
受け身とは投げ飛ばされる練習
人の前で叩きつけられる練習
人の前でころぶ練習
人の前で負ける練習です

つまり、人の前で失敗をしたり
恥をさらす練習です
自分のカッコの悪さを
多くの人の前で
ぶざまにさらけ出す練習
それが受け身です

長い人生には
かっこよく勝つことよりも
ぶざまに負けたり
だらしなく恥を
さらすことのほうが
はるかに多いからです

そして
負け方や受け身の
ほんとうに身についた人間が
人の世の悲しみや
苦しみに耐えて
ひと(他人)の胸の痛みを
心の底から理解できる
やさしく暖かい
人間になれるのです

-相田みつをさん-
  
2007.01.16

大和なでしこ

2007-01-15 23:40:28 | Weblog

 撫子(なでしこ)は秋の七草のひとつである。一般に撫子といえば河原撫子をいい、外来種と区別して標準和名となっているそうだ。別名大和撫子ともいい、可憐で美しい日本女性の別称として使われるようになったとか。
 
 図鑑によると、花期は7月~10月とある。1月というのに何を勘違いしたのか、こんな美しい「大和撫子」が咲いていた。

 大和撫子の狂い咲き、というには美しすぎる。花言葉は「純愛」「貞節」だそうです。

2007.01.15

寒梅

2007-01-14 23:34:29 | Weblog

寒梅 

庭上一寒梅
笑侵風雪開
不争又不力
自占百花魁

-五言絶句-

ていじょうの いちかんばい
わらって ふうせつをおかして ひらく
あらそわず またつとめず
おのずから ひゃっかの さきがけを しむ  

-口語訳-

庭先の一本の梅の木
寒梅とでも呼ぼうか

風に耐え 雪を忍び 
笑っているかの様に
平然と咲いている

争って、一番咲きを競って
努力したのでもなく

自然にあらゆる花の
さきがけとなったのである

まことに謙虚な姿で
人間もこうありたいものだ

-新島 襄さん-


 台東区では、隅田公園内(台東区側)に梅めぐり散歩道を整備し、その中に「梅園」が整備されています。約1,200平方メートルの梅園には、紅系・白系の梅が150本程植えられているそうですが、寒風の吹く中、紅梅が青空に百花のさきがけの香りを放っていました。今年は早いですね。
2007.01.14