勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

ダンスフロアを燃やせ

2012-09-30 22:26:50 | Weblog
 世界を躍らせるダンスのエンタテイメント「Burn the Floor」(ダンスフロアを燃やせ)が12月に日本に上陸する。世界中から選び抜かれた、競技ダンス出身のトップアスリートが繰り広げるステージは、迫力満点。

BURN THE FLOOR

 鍛え抜かれた肉体美とスピード溢れるダンステクニックは、セクシーさと華麗さが融合するエンターテインメントである。そのバーン・ザ・フロアの2組のメンバーが、お客様で溢れる土曜日の午後、突如ホール新世紀に現れた。


 間近に展開された、彼らの迫力あるダンスパフォーマンスは、僅か数分のミニステージ。しかし、そこに偶々居合わせた人たちにとって、それは嬉しいサプライズであったに違いない。







 東京公演と大阪公演が予定されているというが、それは、ダンスを生業にしている僕にとって、今から楽しみな、見逃せないステージである。

2k540

2012-09-29 23:19:08 | Weblog
 鉄道や高速道路などの高架下は、駐車場や倉庫などに使われ、暗い・うるさいなどマイナスイメージが強いが、JR御徒町(おかちまち)駅-秋葉原駅間の高架下に誕生した「ものづくりの街」が楽しい。


 剥き出しの高架を支える柱は白く塗られ、「2k540」と名づけられたこの空間は、明るく夢があり、クリエイティブな店が立ち並ぶ。


 東京駅を起点とした距離を、キロメートルで示す鉄道用語を【キロ程】というらしいが、「2k540」は東京駅から2キロ540メートルの距離を意味するという。 


 鉄道の高架下とは思えない、おしゃれで、個性的な店内は、ウィンドウ・ショッピングだけでも楽しく、どのお店も快く案内してくれる。



 友人に薦められて訪ねた、木の専門クラフト店のササキ工芸は、家具のまち北海道旭川市に工場を持つ、木の香りのする工房で、にこやかな店主がフレンドリーに応対してくれた。


 このお店の作品はどれも欲しいものばかり、その中で求めた癒しの一品は、ハープの形をした優しい音色のするドアメロディ。開き戸などに設置すると、開閉時に5個の木玉が弾んで弦にあたり、心地よいメロディを奏でてくれる。


 玄関ドアに付けようと思ったが、それでは聴く回数が限られる。そこで考えたのが、トイレのドア。トイレに入る度にやさしいメロディが迎えてくれ、そこはやすらぎの空間に変身したのである。

洟垂れ小僧

2012-09-28 22:56:36 | Weblog


あれれ、小僧くん、赤い帽子と赤いちゃんちゃんこで、ど・どうしたんだい?


おじちゃん、驚かないでよ、ボクネェ 間もなく還暦を迎えるんだ!


えぇ~、小僧くん、60歳なのかぁ


歳は60だけど、心も身体もまだ少年だよ


 
ボクがここで生まれたのはね、昭和27年10月14日なんだ


それから60年、毎日ここで浜松町駅を見守っているんだね



うん、事故がないように祈りながらおしっこしてるよ


赤い色は魔よけの色とも言われるしね、これからず~っとその格好がいいかもね


おじちゃん、これは今回だけだよ



来月はまた普通の小僧くんに戻るんだね


うん、また可愛い小僧になるから、おじちゃん逢いに来てね


おじちゃんも来年は古希だけど、還暦小僧くんに負けないようにがんばるぞ~♪


「人生七十古来稀なり」っていうけど
「五十・六十は洟(はな)垂れ小僧、男盛りは八・九十」ともいうから
おじちゃんもこれからだね



小僧くん、なかなか博識だねぇ


だって、ボク60年も生きてるんだよ


そうだったね、でもまだまだ洟垂れ小僧だよ


違うよ、ボク小便小僧だよ


洟垂れ、小便垂れの還暦小僧かぁ


おじちゃんっ! (≧ヘ≦) ムゥ

十三回忌

2012-09-27 21:54:09 | Weblog
 69歳でこの世を去った友人を看取ったのは、12年前の9月28日。その友人の十三回忌の法要を今日済ませた。あの日から12年、僕も友人と同じ歳になり、改めて友人の無念を思う。


 長い付き合いだったその友人から教えられた優しさや思いやりは、僕の宝物であるが、その宝物をまだ活用できていない。友人からは僕を非難する言葉を一度も聞いたことがない。どんなことも褒めてくれるのだ。そんな心の優しさは、戒名にも「慈」「褒」「優」の3文字が入る。いつの日か友人の域に達したいが、生きているうちは無理かもしれない。


 友人が眠るのは、永代供養の巣鴨平和霊園の飛天塚。独り身の僕もここにお世話になることになっている。今では多くの申し込みもあり、僕と同じ赤い文字で書かれたネームプレートも増える一方、とどまるところを知らないようだ。


 飛天塚に隣設された新しい設備を僧侶に尋ねると、ネットによる供養のための装置だという。このサーバーに登録することにより、ケータイやPCからのアクセスで、遺影やプロフィールなどを見ることができ、居ながらにして墓参りができるという。また、ここに来てお参りすることもできるそうだ。その是非は人それぞれ、遺された者がどのように癒されるかにあり、こんなシステムもいまどきの考え方なのかもしれない。

秋来ぬと・・・

2012-09-24 23:48:33 | Weblog


足音を忍ばせて
そっと覗いては去り
去ってはまた覗く
遠慮がちな秋が
ドカドカと足音を立てて
我が家に上がりこみ
居座る様子

何の前触れもなく
突然訪れた秋
慌ててベッドに
掛け布団 



涼しいどころか
寒ささえ感じた早朝の目覚めに
昨日の雨が残した
厚い雲の向こうに
昇る朝日が眩しい



僕が愛した夏は
さよならも言わず
去ってしまったのか



やさしい朝の光は
今までとは違う風を運び
あの暑かった夏は
冷たく無言で去って行った

来年また逢おう
ともいわずに・・・

無事復旧

2012-09-23 19:55:24 | Weblog
 2週間以上も見ることができなかった、4chテレビ(日テレ)が、受信サービス会社の復旧作業により、今日無事見られるようになった。視聴不具合の原因は、館内に設置されていた減衰器によるもだという。


 今までは東京タワーからの電波が強かったため、減衰器による電波の軽減を行っていたが、高層ビルの建設などによる周囲の環境の変化で受信電波が弱くなり、チャンネルによって視聴不良を起していたらしい。80世帯弱の我がマンション内でも、数世帯だけの現象だという。そもそも電波塔としてのスカイツリー建設の目的は、地デジ移行後の電波障害をなくすためだが、本放送は来年1月である。移行後のアンテナの向きも、電波が強く遠くまで届くので、変える必要はないというが、電波が強くなることによる不都合も発生するらしい。何はともあれ、とりあえず無事復旧したことで、めでたしめでたしである。

復旧作業

2012-09-22 22:33:11 | Weblog
 我が家の地デジ放送の一部の局が視聴できなくなり、専門業者が調査しているが、明日、その業者による復旧作業が行われることになった。



 電波環境の悪化による、館内の増幅器などの調整が必要らしいが、今日は電波の関係か、全く映らなくなっていた日テレの画面がこんな状態になる。


 テレビの草創期から見てきた僕、白黒テレビの頃、電気屋だった我が家の前にはプロレスに人が集まり、あの「三丁目の夕日」の世界。そしてカラーテレビから、ハイビジョン、BS放送、地デジへと進化する。今テレビはワンセグや、3Dの時代。チャンネル数も300を超えるという。

 PCによるテレビ離れも囁かれるが、やはりテレビから得る溢れるほどの情報は、僕にとって日々の生活には必要不可欠のものである。部屋に居てPCの前に座っていても、テレビがついていないことはない。明日の受信サービス業者の復旧作業を期待しよう。



秋彼岸

2012-09-21 23:39:13 | Weblog
 暑さ寒さも・・・、などというが今年の暑さは異常だった。彼岸になってもまだ暑い。僕にとっては喜ばしいことだが、やはり秋は秋らしくあって欲しい。1980年以降、北半球の気温上昇により、北極海の氷の面積が観測史上最も小さくなり、今年8月に記録更新し、その後も更に縮小していると、新聞記事にある。地球の温暖化は止まらないようだ。


 明日22日は秋分の日だが、この日が秋分の日に当たるのは116年ぶりだという。昼と夜の長さが等しい春分と秋分の日は、太陽と地球の関係により毎年同じ日とは限らない。秋分の日は9月23日が多く、24日のことも何度かあったらしい。今日の午後、突然の激しい雨で、今夜は風がひんやりとしている。秋分の日が22日であることが116年ぶりといわれてもピンとこないが、そろそろ暑さともお別れすることになりそうだ。

受信不良

2012-09-20 12:41:03 | Weblog
 2週間ほど前だったろうか、突然テレビ画面が乱れた。大きなモザイク模様のように、ブロック状の画面になっては時々元に戻る。他のチャンネルを見ると正常に映っている。それは日テレ(4チャンネル)だけの症状である。ということはテレビのせいではなさそうだ。間もなくその状態は回復したので、何かの電波障害かと気にも留めなかった。しかし、その状態は頻繁に起こるようになり、ついには全く映らなくなってしまった。画面には2種類の受信不能の表示がでる。 



 マンション内の他の部屋に異常がないか、管理人さんに尋ねるが、まだその話はないという。まだ買って間もないテレビなのに、やはりテレビの故障か?しかし、腑に落ちない。数日後管理人さんから、他の部屋のテレビも日テレだけが映らないとの報告があったという。そして、昨日受信サービス会社から調査に来た。


 テレビの故障ではないが、受信関係の問題らしい。電波塔としてスカイツリーが開業したが、現在は東京タワーからの送信であり、在京6社のスカイツリーからの本放送は来年(2013年)1月の予定だという。現在は試験電波の送信も行っており、その影響も考えられるが、マンション内には各部屋へのブースター(増幅器)などの機器が複数使われているという。それらの調査も必要のため、回復は後日になるという。数日間、一社の放送が見られなくても困らないが、さて結果やいかに。。。

大神輿連合渡御

2012-09-17 12:40:46 | Weblog
 14日から始まった5年に一度の牛嶋神社大祭のクライマックス、大神輿連合渡御が16日(日曜日)、台風の影響か不安定な天候の下で行われた。


 午前中は曇りがちだった天気は次第に回復し、この時期としては異常と思われる猛暑の中、48基の神輿が繰り出し、威勢のいい掛け声と共に下町を更に熱くしていた。


 スカイツリーを横に見ながら、町内渡御から次々と本社境内に戻る神輿は、暑さも忘れるほどの盛り上がりをみせ、祭り好き、お神輿好きの僕にとっては、見ているだけで元気になれる。









 渡御が終わり、お払いを済ませた神輿は、1本締めの後、隅田公園内をめぐり、ミスすみだに見守られながら各町内に帰って行く。




 余談だが、15日に行われた鳳輦(ほうれん)牛車の牛は、福島県相馬市で特別な訓練を受けた牛が使われていたが、昨年の原発事故により飼育業者が被災したため、京都の葵祭りで活躍している牛が代役を務めたという。



こんなところにも原発の影響が出ているのだと改めて実感し、原発ゼロを望むひとりである。

牛嶋神社例大祭

2012-09-15 22:49:31 | Weblog
 隅田公園内にある墨田区向島の牛嶋神社は、スカイツリーの足元でもあり、スカイツリーも氏子になっているという。その牛嶋神社で5年に1度の大祭が行われている。


 神社の境内には4頭の牛が祀られているが、その一角になんとスカイツリーが2基出現する、不思議な穴場スポットがある。


 そこには「撫牛(なでうし)」と呼ばれる石像が鎮座し、自分の身体の悪い部分と牛の同じ部分を撫でると、悪いところが治るといわれている。僕が撫でたいのは、頭、顔、口、心、etc.




 他にも、神社正面鳥居の横に一頭、神社の両脇に一頭づつ、合わせて4頭の牛が、牛嶋神社を鎮守しているという。




 5年に1度の大祭は、14日から17日まで行われ、14・15の2日間は鳳輦(ほうれん)牛車が区内をめぐる、御神幸(ごしんこう)と呼ばれる、神幸祭(しんこうさい)が行われた。


 午後5時過ぎ、神幸祭を無事終えた鳳輦牛車が本社宮前に到着し、手打ちで閉めると、大きな歓声が上がった。


 明日16日は、鳳輦(牛車)の御神幸の答礼として、48基の大神輿が繰り出す各町の連合渡御があり、祭りはクライマックスを迎える。祭り好きの僕は、明日もじっとしていられないだろう。

入道雲

2012-09-12 00:31:45 | Weblog
 秋の空は高く、馬も肥えるという。秋の空は女心のように変わりやすいという。秋の空は夏より青く見えるらしい。それは、湿度が低くなると、青い光を散乱させる空気中の微粒子が少ないからだとか。


 9月になって、空の青さが際立ってきた。秋の空には上空高く、いわし雲やうろこ雲に代表される巻積雲が多くなる筈だが、いわし雲の代わりに、魚の形をした飛行船が空を泳いでいる。


 飛行船の下には、入道雲が現れて、真夏の陽射しが降り注ぐ。秋はどこに行ってしまったのか。でも僕は夏のシンボル入道雲が好き。モクモクと成長する入道雲を見ていると、元気になりそうな気がするから。


 暑かった今年の夏は雨も少なく、首都圏の水がめの貯水量が減少し、取水制限が行われるらしい。今のところ一般家庭への影響はなさそうだが、まだまだ残暑が続き、雨は期待できそうもないという。節電の夏から節水の秋と、今年は節約の年になりそうだ。

団十郎朝顔

2012-09-10 00:20:10 | Weblog
 朝顔の季語はだとか。2ヶ月前の朝顔市で買った朝顔が、今を盛りと元気に咲いている。蔓が延びないようコンパクトに仕立てた鉢植えは、買ったときには花の色がわからなかった。咲いてからのお楽しみと、元気な苗を選んだ。ところが最初に開いた花を見て失望した。


 「団十郎朝顔」と名付けられた海老茶色の朝顔は、二代目市川団十郎が、歌舞伎十八番のひとつ「暫」で用いた衣装の色にちなんだものらしい。しかし、朝顔は鮮やかな青や、紫、ピンク、赤などが好き。茶色の「団十郎朝顔」は好きになれない。


 ある日友人が言う、「嫌い嫌いといってると、花は咲いてくれないよ」と。そこで、朝夕の水遣りは、優しい気持ちを持つことにした。


 暑い暑いと言いながらも、陽が落ちる頃の風には秋の匂いがする。秋の季語を持つ朝顔は、これからもベランダを舞台に、暫くは大見得を切りながらにらみを利かせてくれることだろう。

流鏑馬

2012-09-09 04:23:58 | Weblog
台東区の隅田公園で8日、浅草流鏑馬が行われた。


 例年はソメイヨシノが散り、八重桜が咲く頃の4月中旬に開催されていたが、スカイツリー開業に伴う公園内工事のため、今年は9月8日の開催となった。


 厳しい残暑の中、古式ゆかしい出で立ちの行列に、これから始まる「馬を馳せながら矢を放つ」勇壮華麗な伝統絵巻を、今や遅しと多くの見物客が待つ。


 3つの的に、次々と放たれる矢が命中すると、拍手が沸き起こる。馬上の勇姿と見事な腕前の数々をご覧いただきながら、隅田の夏を惜しむとしよう。








突然猛スピードで走り抜けた馬上に騎手がいない。見物客の視線は馬の遥か後ろにある。


 馬の後を追いかけるように、うつむき加減で小走りに走り去ったのは、落馬した騎手。彼には惜しみない拍手が沸いた。約1時間半に及ぶ流鏑馬の行事は、落馬というハプニングもあったが、それもご愛嬌、隅田公園の午後は熱く萌えていた。
 

動くスカイツリー

2012-09-07 22:27:37 | Weblog
 開業以来初めてとなる、5色に彩られたスカイツリーが動いた。と言ってもスカイツリーが3本の脚で歩き始めたわけではない。2020年の夏季五輪の東京開催を目指し、開催都市決定の1年前にあたる7日、スカイツリーが五輪のロゴの輪と同じ5色にライトアップされ、その5色の輪が展望デッキに向かって上昇していったのだ。


 ロンドン五輪のメダリスト、水泳の寺川綾さんと重量挙げの三宅宏美さん、そして三宅さんのコーチで父親の三宅義行氏を招いて行われた点灯式では、今行われているパラリンピックにも話が及ぶ。障碍を持ちながらアスリートとして活躍する彼らを見ていると、頭の悪さや、容姿に不満を持つ自分が小さく見える。


 午後6時15分、関係者と共にメダリストの手により、2020年の東京招致を祈念して、スカイツリーに特別ライティングの灯が入る。


 イベント会場の真上のスカイツリーは、黄昏迫る空に向かって、赤い灯の輪の塊が勢い良く上昇を始めた。それは日替わりで点灯されている粋と雅の色とは違い、スカイツリーが五輪の願いに燃えているようでもある。


 展望デッキまでの350㍍を、赤、青、黄、緑、紫の5色の輪が、次々と上昇するスカイツリーは、どこから見ても、まるで生き物のように天を焦がして行く。









 48年前の1964年に行われた東京オリンピックのときは21歳だった。8年後の2020年、あの感動を再び東京で見ることができるだろうか?それまで生きていればの話だが。。。