東京地方は快晴の日が続いていますが、最高気温が10℃に満たない日もあり、いっそう寒くなってきました。
さて、相変わらず『TIME』を読み続けるという、地味な学習を続けています。1週遅れですが、『TIME』12月11日号をやっと先ほど読み終えました。
カバー・ストーリーは、アメリカの特殊部隊の増員と派遣している国の多さ(現在143か国に70,000人が派遣されている)についてです。所謂陸軍や海兵隊などの人員は少し減少しているのですが(2001年には、140万人が2017年には130万人)海軍のシールズや陸軍のデルタ・フォースのような軍の選りすぐりのエリートで構成される特殊部隊の人員は2001年には43,000人だったのが、2017年には70,000人に増加しています。アフリカのニジェールのトンゴ トンゴという村の戦闘で4人の特殊部隊の兵士が命を落としましたが、そもそも下院議員でさえ、ニジェールにアメリカの特殊部隊が派遣されていることを知っている人は少なく、驚きをもって報道されています。特殊部隊の任務は熾烈を極め、何年も治安が不安定な国での任務を強いられて、精神をおかしくしてしまう人や自殺者まで出ているとのこと。アメリカ政府もようやく特殊部隊のケアに乗り出し、今まで一旦外国での任務が終了したら、半年間の帰省を許していたのを1年間に延長するなどの措置を講じ始めています。
あとは地球の温暖化が進んだせいか、アルプスのスキーリゾートのドロミテ地方(イタリア北部)に雪がなく、人口降雪機が4,700台も稼働している話が興味を引きました。実は人口雪を世界で初めて発明したのは北海道大学の中山宇吉郎という物理学者で1936年のことで、降雪機の原理になっています。しかし、日本ではアルプスと違い今年はスキー場はすでに豪雪で、皮肉なものです。
今週新たに出会ったか、忘れてしまっていた単語
stench 嫌な臭い
snide 人の名誉を傷つけるような嫌味を言う(よく出てくる単語)
mercurial 気まぐれな(水銀の、というのが元々の意味。そこから派生した単語)
diphtheria ジフテリア(ジフテリアをこのように綴るとは知らなかった。もちろん発音も日本語のジフテリアとは大きく違います。)
incivility 無作法
nimble 素早い、敏捷な(これは必須単語)
addendum 追加(かなり高度な単語)
pugnacious けんかっ早い
pneumatic 空気入りの
sedate 平静な、落ち着いた
bemuse ぼんやりさせる
terrain 地域、地勢、地形(これも必須単語)
bullshit たわごと、でたらめ(これは口語英語でよく出てくる)
geomorphology 地形学(かなり高度な単語)
anesthetic 無感覚な (anesthesia (麻酔)の派生語)
infinitesimal 微小の
droplet 小滴
iodide ヨウ化物、ヨウ素の(化学を専攻した人には常識的単語)
assuredness 自信、確実性(assure の派生語)
brisket 胸の肉
goy ユダヤ人から見て異教徒(これは短いが極めて高度な単語)
iridescent 虹色の、玉虫色の(これも高度な単語)
paramour 情婦、情夫
languorous だるい、もの憂い
hypnotism 催眠術
ardor 熱情(これも必須単語)
falsetto 男性歌手の裏声
gestation 懐胎
等々。来週も寒いですが、頑張っていきましょう。