まだ5月ですが、暑い日が続いていますね。
『TIME』紙より世界で最も影響力のある100人 (The 100 most influential people)が発表されました。
皆さんの知っているところでは、100人の中にアウンサン・スーチーさんやレオナルド・デカプリオが選出されています。一方ドナルド・トランプ氏や金 正恩氏も選ばれていますので、必ずしも『良い』影響を与えた100人ではなく、もっともインパクトのある100人、という感じです。
日本人からは、草間彌生さんが唯一人選出されました。草間さんのことは知らない人が多いと思いますが、前衛芸術の第一人者で、すでに87歳になっても精力的に創作を続けておられる方です。
少女期から統合失調症による幻覚や幻調に悩まされ、それならば、幻覚や幻聴をに苦しむのではなく、スケッチブックやキャンパスにぶつけてやろう、という逆転の発想で、創作を始めた方です。80歳をゆうに超えても未だ衰えぬ創作意欲に僕は無条件で感動しますね。
デカプリオについては説明するまでもないと思います。
僕は1998年に『タイタニック』 を観たのが彼を始めて知ったきっかけです。最初はただのアイドルスターかと思っていましたが、また彼もアイドルのイメージに悩んだ時期もあったかと思いますが、41歳の中年になった今、いい意味でアイドルから脱却して、渋くなってきましたね。地球環境保護についての活動も熱心ですしね。
『レヴェナントー蘇りし者(邦題)』の真迫の演技で、5回のノミネートでようやく2015年アカデミー主演男優賞も取りました。(ちなみに音楽担当は坂本龍一)
原題は『The Revenant 』 で、多少英語の話をしますと、この revenant はかなり難しい英単語です。僕も初めて耳にし、辞書で調べましたが、並みの英和辞書には出ていません。英英辞典のThe Concise Oxford Dictionaly Ninth Edition (約14万語収録)でようやく見つけました。
邦題の蘇りし者、というのは100%間違いというわけではないですが、Revenant というのは上記辞書によれば、特に死から蘇った者、という意味合いで、『亡霊』とか『幽霊』という意味だそうです。
『TIME』 を定期購読していることについては、このブログでも何度か触れましたが、僕程度の英語力では、毎号全部読むのは非常にしんどいです。つい読まずに何冊か溜まっていきます。しかし、年に1回発行されるThe 100 most influential peopleは、コメント記事を書いているのが、TIMEの記者ではないため、読みやすく (TIMEの記者が書くと、凝った表現が多く、難しい。)TIME入門としてはお薦めです。
最後に、The 100 most influential people に載っているデカプリオ自身のコメントを紹介します。
" I want to do something as good as my heroes have done."
自分が演じてきたヒーローと同じように何か役立つことをしたい。ということですね。ちょっとカッコいいですね。