拙ブログを読んで下さる皆さんの温かい応援コメントでなんとか英検 1 級にかろうじて合格出来ましたので、元気を頂き、大変感謝しています。
言葉には、単に五十音やアルファベットの羅列を超えた、人を勇気づける、時にはその人の人生を変えるほとの力があると思います。
皆さんのコメントもそうですが、僕を支えてくれた言葉について、幾つかご紹介したいと思います。
『 私は「 悩み」という言葉を 「 課題 」という言葉に言い換えます。「 悩み 」という言葉を聞くと、出口のない大きな穴に落ちてしまった気分になるのですが、「 課題 」と聞けば不思議なことに、「 よし、解決しよう! 」と意欲がわいてくる。 』
-出典 『 PHP 5月号 佐々木かをりさん (株)イー・ウーマン代表取締役社長 』
佐々木さんは、2児の母でありながら、会社を二つ経営し、お母さんが要介護状態で、僕より状況は厳しいですが、いつも前向きに頑張っておられます。この言葉で、僕も色々問題は多いですが、あまり悩まず、課題の解決にポジティブに向かおう、という元気をもらいました。
『 お金や地位はだれかに奪われたり、無くなったりすることもあるが、一度身に付けた教養やスキルは、誰も奪い去ることは出来ない。』
-出典 15 年ほど前、僕がシドニーに駐在していたころに、知り合った女性の友人の言葉です。彼女は朝 6 時から仕事をし、夕方からシドニー大学の大学院に通い、3 年間そういう生活を続け、修士の学位を取った人です。今でも心に残っています。
『 人間は一人では生きられない。あなたは生きているんだから、一人ではない。安心しなさい。』
- 出典 日経 ASSOCIE 別冊 (何月号かは忘れました。) 時として人間は孤独に陥りがちですが、そんな時励ましてくれる言葉です。
『 今日やったことは明日もやる。今日やらなかったことは明日もやらない。』
- 出典 これも日経 ASSOCIE 別冊。僕のような怠けものには耳の痛い言葉です。
続いて、これも日経 ASSOCIE 別冊にあった言葉を 2 つ。 少し重い言葉ですが、
『 今日あなたが無駄に過ごした一日は、昨日死んだ人がどうしても生きたかった一日である。』
『 当たり前のように明日が来る。それは、奇跡なんです。』 (若くして乳癌にかかってしまった女性の言葉。)
普通、健康で順調に生きている人は、あまり死のことは考えません。僕もそうでした。しかし昨年父を脳腫瘍でなくし、母は不治の心臓病、また今までブログには書きませんでしたが、親しくさせて頂いている医師が、末期の膵臓癌で余命数カ月と知り( この方はご自分が医師なので、正確に自分の余命を把握しているにも関わらず、普段と変わらず患者の治療を続けている、素晴らしい先生です。)死とは、生きることとは何か、深く考えざるを得ませんでした。こうして生きてブログを書いていることだけでも大変幸せなことかもしれませんね。
最後に英語の言葉を一つ。
『 When the Lord closes a door, somewhere he opens a window. (神はドアをお閉めになる時、どこかの窓をお開けになる。)』
これはご覧になった方も多いと思いますが、映画 『 サウンド・オブ・ミュージック 』で、修道院を出されることになったマリアが、トラップ大佐一家のもとへ向かうときの言葉です。
僕は大学時代演劇をやっていた関係で、映画も好きで、今まで何百本も映画を観ましたが、大人も子供も楽しめる映画を一つ挙げろと言われれば、迷うことなく 『 サウンド・オブ・ミュージック 』 を挙げます。アメリカ映画全盛期の良心だと思います。(実は英検 1 級の 2 次のスピーチで、もし映画の話になったら、『 サウンド・オブ・ミュージック 』の話をしようと思っていました。(It is full of themes of love. (愛に満ちた映画だ。)しかし、前に書きましたように、映画の話題は面接試験では全く出ませんでした。)
この映画は、50 年近く経った今でも輝きは失っていませんし、この言葉は僕のおまじないのようになっています。