タヒチで手術しちゃいました

2005年04月27日 | タヒチ生活
今日は手術の日。といってもちょっとした手術でチョキっといらないものを取るだけなんだけど。
それでも私には初手術。全新麻酔も初めての経験。

タヒチの朝は早いので集合は7時!
交通渋滞の事を考えて5時30起床、6時10分出発で病院に向かいました。
こういう時に限ってすいているんですよね。6時30過ぎには病院についてしまいましたが、病院はまだ空いていませんでした。

この辺までは余裕だったのですが、いざ病院が空いて麻酔が切れるまで休む病室(salle de reveil)に案内されると、徐々に緊張してきました。病室はタヒチらしくカーテンと枕カバーがハイビスカス柄!
ここで看護婦さんに渡された手術着と不織布のシャンプーハットみたいな帽子と靴カバーを着用します。

手術着はなんとパレオ!青一色の厚手の布でできていて、これを体に巻きます。
縦横ともかなりのビックサイズだったので、縦は3/1を折り曲げて、横は体に2回巻いて来ました。
このパレオ手術台の上ではシーツに早変わりする優れものです。寒くないようにパレオシーツの上に電気毛布(プラスティックと不織布性だけど)を掛けてくれました。

タヒチアンの男性が車椅子で迎えに来てくれて、いざ手術室に移動!
旦那に眼鏡を預けると、すいすいと手術室に進んで行きます。
手術室はいくつにも別れていて、私のは上に大きな電気が2つついていました。
準備をしてくれる看護婦さんは陽気に私の緊張をほぐそうとしてくれました。スタッフ全員が親切で、これが随分勇気づけてくれました。

ここで麻酔医と執刀医(いつもの先生)が登場。先生はにっこり笑って『大丈夫だよ』といいながらほほを指でなでてくれました。
麻酔医の先生は手首にプラスチックの留置針を入れて、『さーいれますよ。先ずはこれ。(ちゅー)、それからこれ(ちゅー)』と薬をいれます。この2回目の薬で胸が突然苦しくなりましたが、これが最後の記憶で、次に起こされた時は手術室の横の控え室みたいな所にいました。
気持ち良く寝ているのになんで起こすのと腹立ちながら覚醒しちゃいました。

意識が戻ると苦しいのと咳が止まりません。見た事無い先生がやって来て、咳は手術前からあったか確認した後、なにか薬を留置針から入れて酸素吸入器をセットしてくれました。
ほんの5分くらいで咳は治まり、酸素吸入器も外されて、旦那の待つ病室へ。

最初は血が流れるのがわかって気持ち悪かったけど、次第に落ち着き、看護婦さんが持って来てくれた朝ご飯(クッキーにオレンジジュース、ミネラルウォーター、ヨーグルト、りんご)も食べる事ができました。

暫く他に患者がいなかったので旦那と話しをしたりして休んで、人が増えてからは持ち込んだ小説をよんでました。

10時30には留置針を外して、先生の説明を受けてから帰宅しました。
思うに今回の手術で痛かったのは留置針を入れる時と取った跡かも。

ちなみに先生は前回と同じ抗生物質を処方しようとしたのですが、あれは体に合わないので違うのにしてもらいました。
また、仕事を休む為の診断所も書こうかといってくれたので「働いてはいないから会社用はいらないけど、家事休業用ならお願いします」と答えて笑ってしまいました。
家事休業診断所はだしてもらえなかったけど、現在休業中です(笑)