ココアのhappy palette

小さなしあわせさがして…

横浜みなとみらいで乳がん市民フォーラム

2015年08月02日 | 乳がん
7月30日(金)は、久しぶりのブルームーン。
満月パワーを貰うべく、金運UPにお財布をフリフリ。
この日は、綺麗なブルームーンを観ながら
油井亀美也宇宙飛行士が滞在している
国際宇宙ステーションが、我が家のバルコニーの上を静かに通過しました。

日にちは変わって8月1日(土)は、
今年も、「公開第十四回かながわ乳がん市民フォーラム」に参加してきました。
今回は、マイミクでがん友のモフさんと一緒!



フォーラムの前に、ランドマークタワーへ。



夏休みなのでピカチュウがあちこちに。
なんだか可愛い!



モフさんが予約してくださっていた、イタリアンの「MANGIA MANGIA



みなとみらいが一望できるロケーション!
コスモクロック(観覧車)から海まで見通せます。
足元には、日本に現存する商船用石造りドックとしては最も古い
「旧横浜船渠第2号ドック」を後世に伝えるべき資産として復元したのが
「DOCKYARD GARDEN(ドックヤードガーデン)」で
現在は、ライブやコンサートなど各種プロモーションに
対応する屋外スペースとなっています。



シラスとトマトとズッキーニのペペロンチーノと
フレッシュバジル&モッツァレラのトマトソースをシェアして食べました。
わりとあっさりした味付けで美味しかった。
一年ぶりのモフさんと、病気のことや家族のことと
話は途切れることなく、喋る喋る…あっという間にフォーラムの時間に。


会場となるランドマークの目の前にある「はまぎんホール」へ移動。
去年はパシフィコ横浜でキャパが広すぎて、がらがら感がありましたが
今回は、少し小ぶりのホールだったので、ほぼ満席。

ここからは、乳がんの話なので、興味のない方はスルーしちゃってくださいね。



今日のテーマは「~不安なく進もう、乳がんサバイバーとして生きる~」
サバイバーとは、 闘病中の人やその病気の経験者のことを言います。



第一部は、横浜労災病院 乳腺外科部長の千島隆司ドクターの
「がん細胞を標的とした次世代の乳がん治療
~変わりゆく化学療法と内分泌療法~」の講演。
私には、少し難しい話だったし、時間の制限があるらしく
走るように、講演が進んだので、理解の足りない部分もあるかと思いますが
ざっくりと、復習してみましょう。

がんの治療薬も日々進歩していて、乳がん以外も含めて
現在承認されている分子標的抗がん剤は、62剤。
開発中の低分子性分子標的抗がん剤は、629剤もあるとのこと。
分子標的薬とは、がん細胞の持つ特異的な性質を分子レベルでとらえ、
それを標的として効率よく作用する薬です。
抗がん剤は、正常の細胞までも攻撃してしまいますが、
分子標的薬は、標的部位(がん)に鍵をかけてしまう作用なので
正常細胞を傷つけることが少なくて済みむありがたい薬です。
乳がんでは、ハーセプチンがよく使われていますね。

しかし、分子標的薬だけでは、攻撃能力が十分ではないので
抗がん剤やホルモン治療と併用するのがいいそうです。
ペルツズマブとトラスツズマブエムタンシンなどの
有効性の高い薬も出てきています。
詳しく説明が聞けなかったのですが、
ホルモン剤の耐性を食い止めるエベロリムスも気になりました。

その次は、高橋保正ドクターの「不可能を可能にする在宅緩和ケア」。
24時間フォローしてくださるメディ在宅クリニックのようなものが
全国に増えれば、もっと安心して終末を迎えられることでしょう。

そして一部最後は、患者の外山さんの体験談。
家に引き込まらず外にでる。
がん友を作る。
前向きに自然体で生活されているさまに、心を打たれました。
現在、転移により抗がん治療中で、髪の毛も剃られていて
尼さんのように神々しくもみえました


乳がんの患者は年々増加の一歩ですが、死亡率が増加しないのは
検診効果と、薬の進歩により、
乳がん患者が6人いたら5人は普通に生活がおくれるようになっています。

第二部は、話題の勝俣範之ドクターが司会者で、パネリストとして
千島隆司ドクターや腫瘍内科のドクター・患者支援センターの看護師・
緩和ケアの看護師・患者などと、会場も団扇で参加してパネルディスカッション。

やはり、ここでは主治医との関わり方が問題になりました。
お忙しいので、聞きたいことはたくさんあるけれど、聞くことができない。
主治医が変ったら、診察内容がガラッと変わったとか…
悩まれていらっしゃる方も。
生のドクターのご意見も伺ったり
正しい情報は、患者会や勉強会で得るのがよいとのこと。
食事は、極端に多量に摂取せずに、なんでもバランスよく。
サプリは薬との相性にも気を付ける。
治療は主治医に任せて、その他の心配な部分は、患者支援センターや、
がん体験者による電話相談や面談などが受けられる
ピアサポートなどを利用するのがいいそうです。

勉強会に参加することが多いのですが、ここ数年新しい薬も承認され
治療スタイルも少しずつ変化の時代に入ってきたかと思います。
近い将来、乳がんは外科手術から薬物治療になるかもしれません。
一日も早く、根治出来る日がくることを願いたいですが
その前に大切なのは、検診です。
ぜひ、一年か二年に一度は受けましょう!





コメント (20)
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