借りていた村上春樹の本を返しに、
海辺の町「rosignano」に住む友達の所へ行った。
このところフィレンツェは時折強く雨が降ったり天気が良くない。
せっかく海にいくなら晴れてて欲しいな~と思って出かけた朝、
フィレンツェの駅に着いたとたんまた豪雨。
う~ん、仕方ないか。。
とりあえず、電車乗ったよメールを友達に打って、
そっちも雨降ってる?と聞いてみた。
雨?快晴だよと返事がきた。
え?どしゃぶりの車窓からは想像つかないけど。
ピサで電車を乗り換え、海岸を南に下る。
車窓には日を浴びて青く輝く海が徐々に見えてきた。
我ながらの晴れ女っぷりにふふふと笑けてくる。
リボルノを少し下ったところにロジニャーノはある。
見知らぬ駅でちょっぴり不安になりながら降り立つ。
さて、出口はどっちかな?とキョロキョロしてたら、
走り出した電車の向こうに見慣れたでっかい兄さんを発見。
夏らしく半パンなど履いて爽やかに手を挙げている。
線路を横切って向こうのホームへ渡った。
だって、こんな田舎じゃきっと電車はしばらく来ない。
兄さん(といっても年下だけど)は日本に一時帰国していたのでしばらくぶり。
元気?どうよ?などと話しつつ町を歩く。
ロジニャーノは夏の別荘地らしい。
裕福そうな広めの家々が並ぶ。
少し歩くと海に出た。
海!
ああ、海
青い、広い、ひろい
心がひゅ~って一気に深呼吸する。
内陸のフィレンツェで千年の歴史に閉ざされた日常にいると、
この景色を目にしただけで清々しく伸びやかな気持ちになる。
強い海風に吹かれながら海岸沿いをプラプラと歩く。
晴れ渡る青空と海風が本当に気持ちいい。
ヨットハーバにある小洒落たショッピングモールのカフェでランチ。
キンと冷えた白ワインが海風にはよく合う。
のんびりランチをいただいて、また散歩のつづき。
少し庶民的な海水浴場にさしかかった。
やや、何コレ?と思ったら巨大パエリアを作るフライパンだって。
でかっ!!そして、ご丁寧に柄が付いている、
こんなにおっきくっちゃ誰もその柄を掴む事ができないだろうに。。
おおっ、サーフィンしてる。
イタリアでサーファー初めて見た。
でも普段はこんなに波はないらしく、
もしかして、嵐を呼ぶ女?と言われ、
いや、強烈な晴れ女と言ったら、
ああ、じゃあ本当は雨だったのを無理矢理晴らしたからこうなのかって。
そうかもね。
強い風に雲は見る見るうちに遥か遠くへ流されて行く。
ほどなく隣町のカステリオンチェッロに着いた。
海岸沿いにビーチと高台に小さな町がある。
見渡す海はどこまでも晴れ晴れしい。
ああ、来て良かった。
遠く見果てぬ未来も、晴れ渡る海のその先にかすかに見えるようで
光明に照らされている気持ちになるのでした。
<フィレンツェからcastiglioncelloへの行き方>
イタリア国鉄にて直通、またはPISA乗り換えで約2時間弱
■イタリア国鉄HP:http://www.trenitalia.com/
海辺の町「rosignano」に住む友達の所へ行った。
このところフィレンツェは時折強く雨が降ったり天気が良くない。
せっかく海にいくなら晴れてて欲しいな~と思って出かけた朝、
フィレンツェの駅に着いたとたんまた豪雨。
う~ん、仕方ないか。。
とりあえず、電車乗ったよメールを友達に打って、
そっちも雨降ってる?と聞いてみた。
雨?快晴だよと返事がきた。
え?どしゃぶりの車窓からは想像つかないけど。
ピサで電車を乗り換え、海岸を南に下る。
車窓には日を浴びて青く輝く海が徐々に見えてきた。
我ながらの晴れ女っぷりにふふふと笑けてくる。
リボルノを少し下ったところにロジニャーノはある。
見知らぬ駅でちょっぴり不安になりながら降り立つ。
さて、出口はどっちかな?とキョロキョロしてたら、
走り出した電車の向こうに見慣れたでっかい兄さんを発見。
夏らしく半パンなど履いて爽やかに手を挙げている。
線路を横切って向こうのホームへ渡った。
だって、こんな田舎じゃきっと電車はしばらく来ない。
兄さん(といっても年下だけど)は日本に一時帰国していたのでしばらくぶり。
元気?どうよ?などと話しつつ町を歩く。
ロジニャーノは夏の別荘地らしい。
裕福そうな広めの家々が並ぶ。
少し歩くと海に出た。
海!
ああ、海
青い、広い、ひろい
心がひゅ~って一気に深呼吸する。
内陸のフィレンツェで千年の歴史に閉ざされた日常にいると、
この景色を目にしただけで清々しく伸びやかな気持ちになる。
強い海風に吹かれながら海岸沿いをプラプラと歩く。
晴れ渡る青空と海風が本当に気持ちいい。
ヨットハーバにある小洒落たショッピングモールのカフェでランチ。
キンと冷えた白ワインが海風にはよく合う。
のんびりランチをいただいて、また散歩のつづき。
少し庶民的な海水浴場にさしかかった。
やや、何コレ?と思ったら巨大パエリアを作るフライパンだって。
でかっ!!そして、ご丁寧に柄が付いている、
こんなにおっきくっちゃ誰もその柄を掴む事ができないだろうに。。
おおっ、サーフィンしてる。
イタリアでサーファー初めて見た。
でも普段はこんなに波はないらしく、
もしかして、嵐を呼ぶ女?と言われ、
いや、強烈な晴れ女と言ったら、
ああ、じゃあ本当は雨だったのを無理矢理晴らしたからこうなのかって。
そうかもね。
強い風に雲は見る見るうちに遥か遠くへ流されて行く。
ほどなく隣町のカステリオンチェッロに着いた。
海岸沿いにビーチと高台に小さな町がある。
見渡す海はどこまでも晴れ晴れしい。
ああ、来て良かった。
遠く見果てぬ未来も、晴れ渡る海のその先にかすかに見えるようで
光明に照らされている気持ちになるのでした。
<フィレンツェからcastiglioncelloへの行き方>
イタリア国鉄にて直通、またはPISA乗り換えで約2時間弱
■イタリア国鉄HP:http://www.trenitalia.com/