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高校時代のクラスメイトと廻るイタリア時空間修学旅行。
アグリツーリズモにも興味があるというので、
今夜の宿はアレッツォのアグリツーリズモにみんなでお泊まり。
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色々探したけど、やっぱりここが一番都合が良いし、
しかもちょうど部屋が空いていた。
宿泊は2度目だけど、やっぱりいいお部屋。
いつかこんなお部屋に住みたいな~と思える
くつろぎと安らぎとに満ちている。
なのに、おしゃれ!
ああ!住みたい!
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夕食は母屋で専属シェフによる完全プライベートディナー☆
母屋の調度もおしゃれ。。
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前菜は季節のお野菜を使った創作料理の盛り合せ。
カルチョーフィが大好き、というお友達のリクエストで
カルチョーフィを使ったラザニアベルデ。
パスタもほうれん草のパスタを使ったお野菜たっぷりの1品。
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お肉は豚肉の香草焼き、
しっかりじっくり焼きこんだお肉は旨味たっぷりやわらかーい。
何より、すぐ隣のキッチンで作ったばかりの温かい料理が食べられる、
私たちのお腹の具合を見ながら隣で調理してくれる、
なんて贅沢で幸せな夕餉でしょ。
おなかいっぱいで、夢見心地、早々に眠りについた私たち。
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翌朝、ちょっぴり早起きしてお散歩。
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敷地内には葡萄畑もあって、ワイナーリーも経営している宿。
朝露に濡れた草を静かに踏み、ひんやりとした朝の匂いをかぐ。
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朝食は母屋で温かいコーヒーとパン。
昨日食べきれなかったデザートのケーキもちゃんととっておいてくれた。
ん~、おいしいっ。
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朝ご飯を食べ終わったら、外は晴れていた。
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久しぶりの晴れ!
気持ちいいーーっ!
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アレッツォの旧市街地に散策へ。
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一番高台にあるドゥオーモ。
装飾性はないけど、静かで、じっと揺るがない、
そこにいるとちゃんとどこかにいるような安心感がある。
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映画『ライフ イズ ビューティフル』の撮影場所でもあったアレッツォ。
その冒頭で父と子が自転車で駆け下りてきた広場。
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昔の姿をそのままに残したこの町は
ほんとうに美しく、愛らしい。
こんなかわいらしさを亡くしてしてまで、
現代の私たちは何を得たかったのだろう。。
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ランチはここを訪れる度ずっと、ここおいしそうと目を付けていたお店へ。
いつも満席で入れないのだけど、
今日はオープンと同時の勢いで入って席をゲット。
だいたい開店時間には準備が間に合っていないイタリアでは、
こんなせっかちな客はいやがられる。
人気店を切り盛りするに長けたが故に笑顔皆無のお母さんが
ほら、そこ、何するの、とてきぱきと私たちを捌きにかかる。
でも、大丈夫、私、慣れてるし、接客ならぬ接店員を心得てる。
それさえ知ってればこわくないの。
むしろ得するときだってある。
出てきたご飯はこんなにおいしい!
とてもシンプルな郷土料理。
でも、ズッキーニをスライスしただけのサラダだって
驚くくらいおいしかった。
やっぱりおいしそうな匂いを嗅ぎ付けた嗅覚は伊達じゃなかったね。
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ほんの数日、短い旅行は
でも高校の思い出からつながってすごく長いように思えたり、
また遠いような近いような、
時空間を越えて不思議に記憶がつながっていった旅。
彼女達は次の目的地ローマ行きの電車を、
私はフィレンツェに帰る電車を別々のホームで待つ。
明るい日差しがホームを照らしてる。
よく同じ釜の飯を喰らった仲間というが、
同じ黒板を眺めた仲間というのも何か深いつながりができるものだろうか。
遠い昔にひと時を共有した、それを原点に
こんな遠くでほんの一瞬再会しただけなのに、
私たちは理解し、安定した距離感でこの時を楽しく共有している。
日本に帰ればバリバリのキャリアウーマンの彼女達が、
落ちこぼれの私と交わる事などないはずなのに、
あの時と変わらず友達でいてくれる。
ずっとひとりで耐えてきた何かが
温かく何かに包まれたような気がしたのでした。