カメラといっしょ★

地元福岡~イタリア留学からワーキングビザ取得しての海外生活を写真で綴るつれづれ日記

2007年の終わりに思う

2007-12-31 07:00:33 | ★編集後記

ある日、親しい友がケーキを買って来てくれた。
その時から、駅で買えるこの定番のイチゴのショートケーキは私にとって特別おいしいケーキになった。
これからこのケーキを食べるたびその淡い想い出を思い出すのかな、
それとも見るのもいやになる日があったりして。
おぼろげに思ったその時が現実となる日が突然やってきた。
その大切な友人を失って、人を信じることを疑うようになった。
過ぎてしまったことにはかまわない。失ったものにも頓着しない。
そんなことより、身に付いてしまった人を信じれないという自分自身の心を私は抱えあぐねつづけた一年だった。
そんな今年が終わろうとしている。なんだかほっとする。

あのケーキは意外にもやっぱり変わらずおいしいくいただいている。
すっきり軽めのクリームに見た目以上にイチゴがたっぷりほどよい酸味がいいねなんて、
そっか、思い出なんかにしばられない、私はほんとにさっぱりした性格だ。

心の惑い、父の癌、そんな今年より悪い来年はないだろうし、
おいしい苺ケーキは駅前でいつでも買えるし、
きっと平気、
きっと私は来年も苺ケーキをおいしく食べてるさ。