馳走いなせや奮闘中!

京都柳馬場三条上ルの町屋料理屋「馳走いなせや」
オーナー(通称大将)の酒と食の奮戦記。

新メニュー

2017年06月27日 | Weblog

馳走いなせやに「新メニュー」

と、言っても料理のメニューとは少し違う。
今回新たに増えたのは「わらび餅」と「にごりソーダ」だ。

ご存知の方もいらっしゃるが「わらび餅」は、今年の「京都日本酒ドロップキック」で「酒肴」として出した逸品❗️


だが…。 ドロップキックの時は、800人前が必要なのでカップに直接流し込む方式になった。

今回知り合いを介して依頼したのは、京都の老舗「笹屋吉清」さん。

馳走いなせやで、時々開催する「和菓子教室」の講師でもあられる「保木さん」だ。

和菓子と日本酒って。。。
と、言われる方もいらっしゃるが「味の嗜好」は別にして「黒蜜」や「餡子」は、極端に甘くない限り普通に日本酒に寄り添ってくれます。


きな粉をまぶし「黒蜜」は、お好みでどうぞ。という提供だ。

当初は、写真でメニューを作ろうと思っていたが



❗️❗️❗️




あ〜❗️そうや。
うちの店にも良く来てくれる「松浦すみれ」ちゃんに相談してみよう。
彼女は、日本酒ガールとしてイラストで日本酒普及を頑張っているのだが
そのイラストのタッチが、私自身とてもお気に入りでもある。



かなりのべっぴんさんですが❣️


そんな彼女に描いて頂いたイラストが


こうなります❗️どうでしょうか❓

何か、ほわんとするイラストでしょう?


そこで追記するのが
「月の桂にごりソーダ」


日本酒マニアの方は「日本酒をそんなことして❗️」
みたいに思われるかもしれませんけど。

実は「月の桂」の増田社長直々の提案でもあります。

夏になると、一杯目の日本酒が重く感じる方も多い為
食中酒ではなく、食前酒としての軽く飲める日本酒❗️
(海外のお客様を連れて馳走いなせやに来られた時は、なんと月の桂にごりビール割り🍺ですけど…。)


海外(特に欧米)のお客様は、いわゆるスピリッツ系のアルコールが高い飲み物を好まれるのと
にごり酒をビール割りすることで、より一層にごり酒の香りを引き立てる効果があります!
(日本酒の香りとビールの苦味が、結構あう❗️)


昨今では、日本酒をそのまま飲むだけでなく
いい素材としての日本酒をそれぞれの飲食店でオリジナル提案するのもいい意味「次世代の日本酒」の幅を広げ、より多くの方が日本酒を飲んで頂ける機会であると思ってます❗️


その後、いろんな日本酒を炭酸で割って「柚子」や「レモン」を搾ったりしての実験。

玉川アイスブレーカー×炭酸+柚子しぼり
(ドライギムレット系の味)

浪の音 夏吟醸(無濾過・生原酒)×炭酸+梅ほのか
(軽い梅の香りが、日本酒の香りとマッチ)

などなど…。


びっくり美味しい‼️


もし宜しければ、馳走いなせやご来店の際は
「ちょっと小洒落た日本酒の食前酒ちょうだい❗️」とおっしゃって下さい。
(ただし、私が出勤してるとき限定ですが。。。)


木下酒造 175周年

2017年06月24日 | Weblog

先日、木下酒造(玉川)さんの175周年のお祝いの席に参加させていただいた。

今回は、酒蔵訪問と違いキッチリお酒も頂くので
京都駅から乗り継いでJR美山駅へ向かう🚉

京都駅→福知山→豊岡→美山駅の3回乗り継ぎだ。
特にマニアなKTR(近畿丹後鉄道)は、一両での運行やけど乗れるんやろか❓


乗り換え時間は、まぁまぁシビアなので寝過ごしだけは注意しなければ。。。



何とか無事に定刻通りの電車に乗れるも、いかにも的なスーツ軍団が多く「立ち乗り」

これは、KTRの先頭車両🚃から間も無く到着する美山駅。
いや、一両だけやし言い方おかしいやろか?

そこから

お迎えのバスに乗り会場に


当日は32°を超える晴天で、スーツの下も汗が💦
吹き出す始末。

会場は、地元でも老舗の旅館



しか〜〜し
てっきり同業者である飲食店もさぞかし多く呼ばれているんやろなと思いきや。



ノー飲食店…。



ええ〜〜❗️うちだけやん❗️

府会議員・市会議員・銀行頭取クラスや地元ライオンズクラブの名士がひしめく中、上座に席が準備してあり。。。

完全アウェー感が半端ない。








そんな折、何気に本日の会の進行表をみれば


「一木ひろし」のワンマンショーとある❓❓❓



「五木ひろし」ちゃうん❓


さらによく見れば「ものまねライブ」




気になる気になる。

「この〜木何の木、気になる木♪」かなり古いネタやけど。



さて、そんな事は後回しにして
木下社長の挨拶の後、丹後の方達の「和太鼓」

逆光すんません…。


そして主賓の挨拶の後、宴が始まった❗️



これは、当日の料理。



豪快な「鮑の姿焼き」



杜氏の「フィリップ・ハーパー」と息子さんの
「木下光」くん。



そして「木下社長」


「木下さん、何でこんな凄い集まりに呼んでもらったんですか?」

「ハーパーが来て一番最初に玉川のお酒買ってくれたんは、髙田さんやし。ここは、絶対来て欲しかったんやねん」と




ほんまに涙ちょちょぎ出ますわ❗️




そんな宴も後半に入って、なにやら派手な音楽が流れ


❗️❗️❗️


ついに「一木ひろし」が登場❣️

いや…。これがメインじゃないが



き、来た〜〜❗️
スタートは「待っている女」だ!


とりあえず握手しなければ❗️

お互いカメラ目線は、外せない。
(さすがプロだ)

やるなぁ「一木ひろし」
実は、動画もあるけど今回はそれがメインじゃないのでやめておこう。



閉会前に

全ての木下酒造の社員さんの紹介。

そして締めはフィリップ・ハーパーの挨拶と続き、3時間半に及んだ 木下酒造175周年祝いは幕を下ろした。

おそらく次は息子さんの光くんが200周年を迎えてくれると思うけど
木下社長と私が生存しているかはわからないな。。。



フィリップ・ハーパーが木下酒造の杜氏として蔵入りして10年。わずか300石の酒蔵が、今年1,000石を超えた❗️日本酒ブームと言われているが、現実的な話をすればピーク時の総生産量の3分の1に減っている日本酒業界で奇跡的な大躍進である。

大躍進の決め手となったのは「木下酒造」らしい個性を前面に押し出した酒造り。大手企業にない独自な日本酒をぶれる事なく造り続けること。

我々飲食店も全く同じですね。
ほんま勉強になりました❗️



そして
今回節目である175周年にお呼び頂き、誠に感激しております。
そして「一木ひろし」も、ありがとう❣️


京都タワーサンド

2017年06月16日 | Weblog

誰がつけたか知らないが「京都タワーサンド」

おそらくは、京都タワーのリニューアルにともない
(基本一階と地下のフルリニューアル)挟まれ感がサンドなのか⁉️

京都駅の正面改札から徒歩五分(実は、地下道からも行ける)
一階は、ほぼお土産ものやさんだけど地下が昔で言う食堂街。
今は、小洒落てフードコートと名のるが。

もう既に一般利用者で、常に賑やかな現場のオープン前からの裏話もまじえて少々。。。




初めて訪れたのは、改装工事も最後の追い上げをみせる4/10日。

誰と来たかと言えば

お分かりだろうか❓

右側が、中華の鉄人こと「一之船入」「魏飯夷堂」を経営する魏さん。
左側が、「餃子の亮昌」やイタリアン「和食の蜃気楼」
等々おそらく8店舗ほどを経営する金井くん。

今回、この2人も「京都タワーサンド」に出店する。


ほんま、凄い勢いやな〜〜❗️

「京都タワーサンド」は京阪電鉄が母体で、いろいろ絡みのある飲食店に声をかけられ
残念ながら「馳走いなせや」には、声がかからなかった。。。


まぁ、間違って声がかかっても人手不足のおり出店など夢のまた夢だ。


こちらが、魏さんの店舗

そして

こちらが、金井くんの店舗だ。

ともに家賃は、おっそろしい高い❗️


からくりを言えば
フードコートは食事やアルコールをテイクアウトして、共有スペースで自由に食事をする為、家賃は調理場とカウンターにかかる。
いわば、トイレも共有スペースだ。

日々のメンテや人件費を考えれば、調理場スペースだけの家賃ならば結果安いのかもしれないが…。
(要は、料理さえ出せればいい訳やしな)

かく言う私も、過去にフードコート出店を考慮した事もあったが。一番の問題点は365日休みなしと、食材を切らすことなく毎日決まった時間の営業を全うすることだ。


無理やわ。。。

他にも色々とあったが。


そんな「京都タワーサンド」には、他にもこんな飲食店が



ここは、「ベジョータ」を運営する植本くんのロッティチキン⁉️ やったかなぁ。


合計14店舗ぐらいが同居するけど、さすがに全部の写真はない。



そしてオープン直後にお邪魔したところ


自ら調理場に立つ魏さんは、ラーメンと炒飯のセットを売りにした為
「麺」を茹でながら「炒飯」を作る。表情は、やけに硬い。


ひたすら餃子を焼き続けてる、金井くん…。



間違いなく、私には出来ない。

全ての店舗は、オープンキッチンなので逃げ場もない。


店舗面積で、両店とも記録を打ち立てたそうだが
こりゃ〜〜❗️ストレスとの戦いやな。


まぁ、そうは言っても商売である以上
「稼がなあかん!」


京都にお住まいの方も、地方からお越しの方も
一度、寄ってあげて下さい。
(因みに魏さんは、現在現場にいたりいなかったりですが…)



そうそう
当初、金井くんは「餃子専門店」なので他の飲食店は餃子を出せない話になってたのに
魏さんともう一軒の中華料理店が、普通に販売してると愚痴ってたな。。。


頑張りや。





リストランテ野呂

2017年06月13日 | Weblog

ついに6/13日 開店となったリストランテ野呂を紹介しよう❗️

実は、随分前に「私が監修する」予定だったのだが
デザイン段階に入った時に施行業者さんから

「高田さん、今回の物件の手配をしてくださるS先生を紹介します」と。


あ〜〜❗️ いわゆる現場のあれこれをやって頂ける方ね。
と思いきや

S先生はテレビのビフォーアフターでフランスのアパート❓ のリニューアルもされてた凄い人。。。
(妙にセンスのいい服の着こなしとお髭が似合うダンディな方だと思った…)




いやいや
しかし、飲食店を作ってこられた訳じゃないやろし
ここは強気でいかなあかん❗️

「まぁ私も30年近く飲食に関わっているので、機材の配置から動線やお客様目線とかをしっかりアドバイスしていいお店造りに参加しますよ」

「野呂くんの考え方を形にして行きたいと考えていますので、宜しくお願いします」などと挨拶。


するとS先生の助手の方から、パンフレットを頂く。
「会社の概要です」と

そこには、数え切れない飲食店を含めた施行実績が


ずら〜〜〜と❗️❗️❗️



こりゃ勝てんわ。。。



完全なプロやん。


その後、何度か打ち合わせするも
いわば「釈迦に説法」である。


チーン。。。。。



と、言う訳で
野呂くんの相談相手は、自ずとS先生となった。


私の役目は、機材の手配と厨房の位置関係だ。


そんな「リストランテ野呂」の全容を写真にてアップしよう❗️ (ここでビフォーアフターの音楽を想像して下さい)

京都二条駅を東に150m行った御池通りの銀杏並木の続く北側に

築100年以上の古い町屋があり


外観や内部も長年人が暮らしていなかった為に、まさに「あばら家」の様相。



外部を囲い、内部の古い造作は全て撤去して新しい柱や補強からの作業が始まる。




新しい建築資材は、ほんまにいい香りがする。
厨房の火を使うスペースは、断熱のブロックで囲い。


天井や

壁には、断熱性に優れる「ウレタン」を吹き付け
これで冬の寒さも大丈夫。

さらに写真にはないが、一階カウンター席の足元は「土間」仕様と見えるが

その下には、お湯を巡回させる
「床下暖房」までを設置。


間も無く完成となる10日ほど前






そして、開店前のレセプションには❗️





沢山のお祝いのお客様にご来店頂いて


野呂くんと奥様も、終始バタバタと


絶品だった「京都平井牛のたたきと北海道産の雲丹」


野呂くんこれからが始まり。
ほんまに頑張ってください❣️





私の出番は、ほとんどなかったけど
いいお店になる予感がします。皆様もご予約を是非お願い致して


最後に

誰やねん〜〜❗️この腹は


わかった方は、コメントください📝

第2回「お酒日和」

2017年06月10日 | Weblog

と、言っても第1回に参加してないが。。。


5/28日の日曜日
あからさまな晴天の中、JR京都駅よりアウェー感漂う滋賀県の大津へと向った。
(別にアウェーちゃうけど、話を盛り上げるにはありやな)

確か昨年は、馳走いなせやの昼酒会で参加出来なかっただけのこと。

大津パルコがどこにあるかも知らないので、滋賀県に詳しいチームいなせや常連「しげちゃん」に同行して頂くことに相成った。




なるほど、間違いなく「大津パルコ」

JR大津駅から行くのか❓と思いきや「JR膳所駅」からの徒歩10分ぐらい。
と言いつつ、駅前でタクシーに乗ろうとする「しげちゃん」。。。

タクシーに乗るのは楽する為だけではない。。。


無類の方向音痴でもあるので、仕方ないかもしれない。




しかし暑い😵到着したのは、お昼前とあって今からグングン気温が上がるな。

屋外イベントは、雨☔️は困るのだが
暑いのもつらい(寒いのは、もっとつらいけど…)


なんか、よ〜〜考えたら
つらくない事の方が少ないな。





前回の馳走いなせや昼酒会で頑張ってくれた「大治郎」くんと「久美」ちゃん。


偶然(な訳ない、必然)に、松尾大社の西村さん。
ほんま、日本酒あるとこどこにでもいるな…




物販をされてた「松浦すみれ」ちゃんブース
何故か撮り忘れた
当日は「いなせや真」の真ちゃんもお手伝いしてました。






こんな感じで、チケット制(1枚100円×15枚綴り)での販売。だいたい一杯2〜300円で頂けるという嬉しいシステム。


しかし、一巡すると「も〜〜暑くて暑くて」

逃れた先は


ちょっとわかりにくいが、大津パルコで同時開催されてる「日本酒マニアック展?」
やったかなぁ…、

基本的には、日本酒の歴史やうんちく・変わり種を紹介されてるのだが



いや

いやいや。。

いいや〜〜ん❣️ と…。



ありゃ

ありゃりゃ。。

あっりゃ〜〜❣️な感じ❓

※ 私の企画では御座いませんので、お間違いなく。


そんな大津を後にして、京都に帰ってから
おそらく祇園周辺では1番高いビルの屋上パブへ



眼下に見えるのは「南座」

鴨川の向こう岸には「川床」もすっかりと並び

特等席でのサンセットを堪能して、今回の「馳走いなせや奮闘中」はおしまい❗️

次回は、あの店の改築工事とレセプションをアップ予定です。






馳走いなせや昼酒会「遊穂」編

2017年06月05日 | Weblog
6/5日現在。。。

昨日は「大治郎」の昼酒の会も終了して、まだ前の「遊穂」の昼酒会のアップが出来てないと常連さんからの手きびしいご指摘。




わかってはいる。



わかってはいるのだが、日頃の雑務や知り合いのイベントに絡んだりする為「何せ時間が取れない」
いや…。正確に言うと、取れるのだが、、、
筆の遅いタイプでもある。

今もこうしてスマホでアップを試みているのだが、電話やメールが来るたびに中断。

一から読み返して、文章を訂正したりするもんやから
一向に進まないのはいつも通りだ。


何て書いたのか忘れている時もありし。。。




老眼も出てきて、さすがにスマホでアップするのも
そろそろ限界やな。
そうなると触れないパソコンを購入するのも無理やから、タブレットとか言う画面のでかい奴を手に入れるのが無難なのか。
(スクロールで手を動かす幅も広がり、運動不足解消にもなるかな)



それでは5/21日の「遊穂」昼酒会をアップしよう⤴️




さて、準備万端でお客様の来店を待つ「馳走いなせや」の「一階広間」「二階座敷」

当日は、朝からびっくりするほど気温も上がり
既に夏の暑さになってしまった。


杜氏の横道さんは、私と同い年の58歳


蔵元の美穂ちゃんは、言えない。。。


そう、何がなんでも言えない…。
(知ってるけど)



そんな遊穂の会の料理と日本酒は❗️













ん〜〜⁉️
おかしいな、、、

料理と日本酒ともに2種類足りないが、まぁええか。

しかし2人がゲストやと、ほんまに助かる。
昼酒の会も今や一階広間と二階座敷を使用することが、常態化して、蔵元さんや杜氏さんが1人ゲストの場合
誠に申し訳ないほど「行ったり来たり」

私も席でおしゃべりしたりはするが、基本的には酒蔵の方と話したいのは当たり前な話だ。


これは二階座敷での「締めの挨拶」

夫婦じゃないけど、酒造りの期間
ヘタな夫婦より長時間、話し続けると

性格が、似てくるな。




そして二次会は、姉妹店の「んまい」


会話もヒートアップするのも、いい意味で嬉しい。



三次会は、1日頑張って頂きました「御礼」

この席は、お客様に参加してもらうことなき「スタッフ打ち上げ」的な感じです。


改めて
遠方より長時間の会を盛り上げてくださいました

横道杜氏

蔵元の美穂ちゃん

ありがとうございました😊


これからもよろしくお願い申し上げます。