馳走いなせや奮闘中!

京都柳馬場三条上ルの町屋料理屋「馳走いなせや」
オーナー(通称大将)の酒と食の奮戦記。

jazzと食の会!

2014年07月31日 | Weblog
昼・夜の部とも、沢山のご参加ありがとうございました。

月末・平日と言う事で、かなりプレッシャーを感じながらの参加者募集に
どちらもぎっちりのお客さん。

あぁ~!やれば出来るもんや~!
(無理言ってご参加頂いたお客さん、ほんまありがとうございました)

昼の部には、浪の音酒造の蔵元ご夫婦や同業の「周知」「京色」ご存知北新地の「酒肴人」さん。

わたくしの父親や姉弟などにも参加頂きましたけど…。
当日の気温は、土用の丑の翌日と言う事もあり?
うなぎ登り…。
日当たりのいい広間は、冷房も全開やわ。

毎月恒例の昼酒会では、お目にかかる事のないお客さんも数多く参加頂いたのが逆に嬉しい。

同じ場所でも提案が変わると、参加される方々も変わると言う事やなぁ。

今年で3回目のjazzの会。
週末には、どうしてもこの3人が揃わなかった(メンバーの事)為に月末・平日に強行した理由は。
初めてのjazzの会が、このメンバーでやはりこの3人が並んで演奏してくれるのが「馳走いなせや・jazzの会」
と言う想い。

中井勉君が「メンバー変わっていいなら日曜日でも大丈夫ですよ」
なんて言われても、なんか違う…。

勝手な思いこみかも知れないけど…
「違うもんは違うねん!」

ほとんど、わがままな子供状態。

中井君、無理言ってごめんな~!

そんな昼の部が終わり
酒肴人親方「これからどうする?」

いや…。夜の部があるし、無理ですよ。

酒肴人親方「ほならわし…どないしたらええの…」
え~~!
何で俺!

仕方がないので、最近開店した蕎麦やの「周知」に
4時に開けてくれ!

演奏の途中、慌てて仕込みに帰る「周知」
ほんま可愛いやっちゃ。





そして夜の部
昼とは一転。
外の庭がライトアップされると、大人な雰囲気♪
調理場も2回目の盛り付け(昼の部より会費が高いのは、料理内容や数が違う)
イメージ的にこんな写真も入れたりして。

ギタリストの中井勉も凄いけど
ピアノ(当日はシンセサイザーやったけど)吉岡秀晃
そしてベースの中村健吾

わかってはいたけど、ほんま凄すぎやわ!
夜の部の前列席には、木下酒造(玉川)の木下社長。
向かいには、常連さんのO夫妻だ。

木下社長「高田さん。これは凄いわ~!よく誘ってくださってありがとうございます!」

これや~!これこれ!
jazzの会は、もちろんメンバーへのギャラもあるし普段より会費は高い。
そんな事もあり、お客さんを誘いづらいと言う店のスタッフもいるけど

値打ちがあるから、満足感も高い。
高い満足感を創造したり提供するのが、サービス業の本質な訳です。

某予約のとれないSのオーナーも
「高田さん。うちら当たり前に美味しい料理出してるし、美味しかったで帰られたらあかんと思うねん。
あ~!楽しかったと言う言葉を聞けないと次に来てもらえないと思って、飲食店(サービス業)やってます」

全くその通り(そら、予約取れへんわSさん)

お客さんは、貴重な時間とお金を使ってわざわざ来店される訳やし
お腹を満たすだけなら、どんな店でもいいはず。
選んで頂くには、料理だけじゃなく「過ごした時間の満足度」が何より大切な訳です。

ぐだぐだ、余談になってすんません。



そして夜の部終了後。

姉妹店「んまい」で、こざっぱりと?打ち上げ~!

隣にいる中村健吾「僕ら演奏中の写真は、アップされてもいいけどプライベートは…」
まだギャラ払ってないし、仕事の流れや!
これもあげとこ。

なんだかんだで、深夜1時に解散。

いや~!楽しかったわ。
(これは主催者の楽しみ)

又、来年以降も頑張ってやりますよ!
ご参加頂いたお客様
大変貴重な時間、本気で楽しんで頂けましたでしょうか?

バンドのメンバーの方々
来年は、日曜日に3人揃って下さい!
そして、今日以上の演奏をお願いいたします(お客様のハードルは、年々上がるものです)

そして、今日の為に段取りしてくれたスタッフ
ご苦労様でした。皆の笑顔や頑張りが伝わった素晴らしい会になりました。
これからも、よろしくです。

まもなく締め切りのイベント

2014年07月22日 | Weblog
まずは、7月30日(水)
馳走いなせや夏の恒例「jazzと食の会」
浪の音酒造蔵元の中井孝くんの従兄にあたる中井勉くんが、リーダーとなっての日本ツアー(普段は、NYを拠点にjazzライブを展開してる凄いメンバーが、日本ツアーのほぼ最終に馳走いなせやで町家ライブをやってくれます)
通常ん百人の為にされるライブを昼の部・夜の部共に馳走いなせや限定25名様に演奏して頂くスペシャルイベント!

昼・夜どちらもフリードリンク(もちろん日本酒も一杯あります)と馳走いなせやのjazz会席をお楽しみ頂けます。
まさに、極々わずかの空席ございます。
お問い合わせは、馳走いなせや
電話075-255-7250まで、よろしくお願いいたします。


そして、8月3日(日)
その浪の音酒造さんの母家で、浪の音秘蔵酒と会席料理を楽しむ会。

琵琶湖畔を眺めながら、昼酒と仕出し料理を楽しむ大人の会です!
これは昨年の写真。
初めて参加の方も大歓迎です。

午前11時半に京都駅の正面改札前集合か、12時に直接現地集合かを決めていただき御予約下さい。
お問い合わせは、六角んまい
電話057-255-1406です。


そして、8月31日(日)
午後5時から、姉妹店「魚戸いなせや」にて北川本家(富翁)さんのお酒と魚戸いなせや日本酒会席な会。
いつも人気の北川本家さん。
今年も酒造メンバー筆頭に営業の方々も御手伝いに来てくれはります。

残り席はわずかです!
早めに御予約下さいませ。
お問い合わせは、魚戸いなせや
電話075-708-7319です。

実は、9月からのイベントもた~~~~っぷりありますが、今回はこれぐらいにしときましょ…。

常連のお客さん以外の方々も、恥ずかしがらずに参加して下さいね~!

雄町して滓ます!

京都の夏

2014年07月14日 | Weblog

と、言えば
そう!
皆様ご存知「祇園祭り」
釘を一本も使わない伝統的技法で、鉾や山を組み上げる訳です!
(因みに、四条通りは車が大渋滞…)
これは、11日の写真。

鉾建てが始まると、京都の町は一気に夏到来となるのです。

そんな11日、知り合いの方に誘われ
何だか重々しい、北区の古民家で開催された「粋人会議」

簡単に言えば、日本の伝統文化を絶やさず守る「文化人」の集まり。
(何でわたくしが参加してるか、本人にも不明だ…)

毎回テーマがあり、伝統文化を様々な形で継承されてる方がスピーチをされる。
今回は、京都清水焼の若手(と、言っても50代の芸術家さん)
いわゆる伝統継承とは、恐ろしく時間がかかるのは全ての伝統工芸に共通だと思います。

これは、3.11の年から仮設住宅に2000もの茶碗を毎年寄贈されてる中の一部。
(本来、お金を頂く器の生存率!?は20%程らしい。それ以外はよくテレビとかで見る
気にくわん~!と言って窯の前で粉砕するのは、本当の話…)
2000もの茶碗を焼くため、登り窯の作成から手掛けたと言うから驚く。
いわゆる「売り物」じゃないので割れてない限り全部出荷される。
縁側に雑然と並べてあるのは、そう言う意味もあるらしい。
ぐらぐらに煮えたぎった硝子を水に落とすと、こう言う泡状の形体になるからおもしろい。
(単純に落とした状態じゃなく、それをさらに組み合わせ硝子の泡の中にオブジェが構築されてるんです)
床の間に一輪挿し。
銀粒焼きと言う、特殊な技法が素敵。

う~ん。欲しい…。
そんなお話を芸大の先生を交えて、こんな御料理とともに楽しい勉強会。
なるほど、ほんま勉強になるわ。

実際、焼き物だけでは「しんどい」時代やから技術を使って色んな事にチャレンジして世界にうって出る人は、考え方が前向きやね~!

かなり話が脱線しましたけど、今年から祇園祭りのメインである鉾や山を建て、巡行するのも二回に分けて開催(まぁ実際は、祇園祭りと言うと鉾や山がメインなので。
殆どの方々が7月1日から始まってる事もご存知ないので、こんな説明の方がいいのかなぁ)
これが京都市発行の正しいパンフレット。
詳細は、京都市にお訊ね下さいませ。

さてさて、今年の観光で来られるお客さんはどんな感じになるんでしょうか?
馳走いなせや・魚戸いなせや・六角んまいは、もちろん通常通り休まず営業しております。
どうぞよろしくお願いいたします。

そんな13日の日曜日
前祭りの鉾や山は、京都の町並みをほんま美しく輝かせてくれます。
灯りの少ない昔の人達は、心待ちにしてたんやろなぁ。




馳走いなせや昼酒会「秋鹿酒造編」

2014年07月10日 | Weblog
まずは冒頭に

つい先日(7月7日)の早朝・滋賀県高島の上原酒造の杜氏を20年以上に渡って勤めて来られた山根杜氏が亡くなられました事をお伝え致します。

享年78歳でございました。

山廃造りにおいては、日本屈指の名杜氏でした。
上原酒造の軟水を巧みに使って、酸味や旨味を醸す技術はほんとに素晴らしいものでした。
写真は、昨年の春にいなせやスタッフと上原酒造に訪問した時のものです。

慎んで御冥福をお祈り申し上げます。
おやっさん、どうか安らかに。





やはり、寂しいものです。
そして7月6日に馳走いなせやにて、恒例の昼酒会。

大阪能勢の秋鹿酒造さん。
秋鹿さんと言えば、上原酒造さんに匹敵する山廃造りに特化した酒蔵。

どちらかと言えば、軽やかな酸味が特徴的でしょうか?
(昔の9号系酵母を中心に酒造りをされてた時は、かなりしっかりした味のごついお酒だと記憶しております)

しかし…
かなりの年月を越えたお酒のラインナップ…
(これ、載せてよかったかなぁ…)
蔵元さん自身、酒造年度の不明なお酒も交えての究極の秋鹿の会。
綺麗なラベルに張り替えて納品して頂きました(これ見たからと言って酒蔵に注文されても残念ながら御座いませんのであしからず…)

今回は蔵元さん御夫婦での参加(奥さんと奥さんの奥さん…)

前日に結婚式をすませた丸山統括の為、祝い酒を持参して下さいました。
ほんまありがとうございます。
今回の昼酒会も沢山のお客さんで満員御礼です。

そして馳走いなせや自慢の「日本酒会席料理」
に、今回わたくしが川村料理長にリクエストした
そう、和風ローストチキン。
「何故に」と言われも特別な理由はないのですが、馳走いなせやは「地鶏のすき焼き」や「みずたき」のイメージが強くて、いわゆる夏には暑いなぁ…。
との御言葉をよく聞くので、夏の美味しい地鶏料理として定着化したい意向もある訳です。

ローストチキンと言うと洋食的なイメージなので、敢えて「地鶏の丸焼き・季節の野菜をたっぷり添えて」みたいな感じが馳走いなせや風。
(何故か盛りつけ写真なくてすんません…)
先日から店の正面玄関に「御神酒札」を張りました。
京都は、7月に入り祇園祭りムード一色です。

秋鹿酒造の蔵元・奥さん
なんと、ドンピシャの誕生日です!

59歳。誠におめでとうございます!
一緒に参加して頂きました奥さんの奥さん(しつこいですか…?)と、全てのテーブルのお客さんとしっかり話をして頂きました。

ほんまありがとうございました!



人生50を越えて思うに、まさしく「悲喜こもごも」
楽しい事の後には、悲しい事があるもんです…。
だからこそ、次の楽しい事が尚更嬉しく思ったりするんでしょうか?

何か今回締まりの悪いブログになって、ほんますんません…。

次回ブログは、気持ちを切り替えて頑張ります!

チームいなせや・丸山統括の結婚

2014年07月06日 | Weblog
またもや…やってしまった。
前のんまい元店長カヨコの時もそやったけど、スピーチがあかん。

今回は、丸山が新郎なのでいわゆる「主賓の挨拶」なので万が一の為、挨拶文まで用意したのに見事なグダグダやわ。

と、言う訳で今後は全ての結婚式での挨拶をご辞退させて頂きます…。
(あ~!情けない)
因みに、六角んまいの亀の「長谷川君」もグダグダの甲羅干し。

おっと本題
京都「松尾大社」での挙式も無事に終わり、親族一同の記念撮影。
(新郎丸山の後ろで子供を抱えてるのが、元タイガースマスクである丸山家の次男だ)
気のせいか、親族一同顔が濃い。
その後、社務所のある二階で披露宴。
チームいなせやの常連・たかちゃんの似顔絵は抜群に上手い。
俺がこんなに緊張してんのに、何で当人が緊張してへんのや~!
てな感じで鏡割り。

わたくしのスピーチの話は、冒頭だけでご勘弁を。
これが丸山兄弟だ。
弟の元タイガースマスクは、現在素顔である団体で活躍中。
当日、受付を済ませた時に急に「乾杯の挨拶をお願いします」と言われたわぁ。
と、言ってた月の桂の増田社長。
わたくし…羨ましいぐらいの見事なスピーチありがとうございました!
毎週末の様に結婚式と披露宴のある天下の!?松尾大社さんも「これだけ親族の集まる結婚式は、かなり久しい」と…。
まぁ、今は兄弟も少なくなったとか、いても仲良くないとかでほんまに驚く親族集結!
(これは、新郎新婦共やし尚更)
日本酒も松尾大社さん始まって以来ぐらいの大量納品やったけど…
頑張ってくれました。
これまた、いきなり司会者を任された平野ちゃん。
(親族一同からの盃をうけて、ベロベロになりながら見事な仕事)
あ~!こう言う涙はええなぁ。
両親も知子ちゃんも泣いたのに、ついに泣かなかった丸山はまぁまぁムカつくわ。
(あくまで個人的な感想です)
くっそ~!俺の緊張返してくれ~。

そんなこんなで二次会は、六角んまい。京都の蔵元さん…。
お約束の丸山面を付けて頂いて恐縮でございます!

あえて、名前を伏せることご察し下さいませ。
何となくこの辺りから記憶が薄いため、今回はこれまで。

翌日は、馳走いなせや恒例の昼酒会やけど…
大丈夫やろか~?

渋谷の夜

2014年07月02日 | Weblog
前回ブログの続き!
二次会の待ち合わせは、恵比寿の東口。
何となく、東京の地理もわかって来たけど地下鉄が複雑でアナログ京都人には厳しい…。

何でそんな深くまで掘るねん~!
ってな感じ。

あ…。何となくこんな写真入れてしまいました。
今、恵比寿で人気の貝料理専門店「あこや」
痛風には、結構ヤバいかも知れない。
貝自体には余り問題ないらしいが一番の問題は「肝」
まさしくプリン体の宝庫だ。

そんな「あこや」に誘ってくれたメンバーは!
この面子と
東京での道先案内人の彼だ。

これは覚悟して飲む事にしよう。

さて、玉川の杜氏・フィリップハーパーは1週間前の日本酒イベントの後、ずっと東京で日本酒の集まりや招待でかなり疲れてるし…。

写真撮るとき
「笑顔になれへんかったらごめん」と、一言。
ほんま疲れてるやん。

この店、なかなかの日本酒のラインナップ。
写真奥の萩の露・福井さんと玉川のアイスブレーカーも揃えてました。

玉川のアイスブレーカーは、燗つけしてホットブレーカーとして楽しむ。
そこに!
なんじゃこりゃ~!
(松田優作風にお願いします)な、ブルーハワイ…。
天然色素を入れた日本酒。

いわゆるアイスブレーカーもマッツぁおなタイトルと色目が、衝撃的やわ。

そんなこんなで一人四合も飲み干した頃、疲れ果てたフィリップハーパーは新幹線で大阪に逃亡。

ほな、店変えよか。
よりによって、昼間アル添フェスティバルの会場近くの
帰ってきてしまった…「米心」
階段で振り返る福井さんが、妙に元気はつらつなのが怖い。
も~~~~~~~!
びっくりするぐらいの日本酒アピール。
四合瓶の照明や数々の蔵元訪問の写真。
いい悪いは別にして、主張が明確なのは結構好きやわ。

よく「わかる人にはわかる」と言って日本酒初心者に呆れた顔をされる店もありますが、言い換えれば「わからん人にはわからん」訳です!

日本酒マニアだけを育てるじゃなく、日本酒に興味を持ってもらう努力をする店は間違いなく応援します。

・・・
ここでも何故かブルーハワイ!
そんな凄いのか、ブルーハワイ…。
(うちも置こうかなぁ…)

こんなイベントポスターも、ええ感じ。
(載せちゃった、ごめん)

知らず知らずに日本酒に関わってきた人(もちろん全ての人との意味は御座いません)は、勘違いして自分が初心者だった事を忘れて自己陶酔的な発言をされます。

皆、最初はわからない事だらけ。
それを知ったから偉い訳じゃありません。
大切なのは、初心を忘れない事。

今回のアル添フェスティバルの主催者、天☆の早坂さん。

きっちり奥の席で飲んでるわ。
ほんまタフ…。

参りました。